シトロエンC3大解剖レビュー・評価：「故障・トラブル事例」「ダメ？どこが？」を重点的に検証！

シトロエンC3（2017年7月～）：シトロエン

皆様、こんにちは。本日は、シトロエンC3にスポットライトを当て、その魅力と問題点を深掘りすることにしました。この車は、個性的なデザインと機能性で知られ、多くのドライバーから注目されています。

しかし、どの車にも長所と短所があります。今回は、C3のスペック、価格、そして他の同サイズ車との比較を通じて、その実力を検証します。さらに、ユーザーの生の声をもとに、車の肯定的な面と否定的な面の両方を掘り下げます。

C3に関するあらゆる疑問を解消するために、私たちは数多くのレビューを収拾し徹底的に分析を行いました。最後には、シトロエンC3の潜在的な競合車種も紹介し、C3に興味がある方々にとっての選択肢を広げています。

どんなクルマ？

C3は、Bセグメントに分類されるコンパクトカーです。全長4mに満たないコンパクトなボディと、300Lのラゲッジルームなどが特徴です。

ブラックアウトされたウィンドウピラーやホイールアーチ、16インチアロイホイールなどを採用し、SUVを思わせる力強いフォルムが目を引きます。

シトロエンC3とほぼ同じサイズのクルマ

シトロエンC3のサイズは、全長3995mm×全幅1750mm×全高1495mmです。この車と同じくらいのサイズのクルマをまとめました。C3のおおよそのサイズ感がわかると思います。

車種	特徴
ルノールーテシア	ルノーのアイコンであるCシェイプのデイタイムランプとLEDヘッドライトを採用
フォルクスワーゲンポロ	コンパクトながら広い室内空間と優れた燃費性能。信頼性が高い。
プジョー208	個性的なデザインと快適な乗り心地を実現。本家ネコ足の走り。

スペック

C3「FEEL」のスペックです。

項目	詳細
新車価格	276万円
新車販売状況	販売中
駆動方式	FF
燃料	ハイオク
燃料タンク容量	47L
排気量	1,199cc
トランスミッション	6AT
乗車定員	5名
燃費（WLTCモード）	17.2km/L
最小回転半径	5.5m
最高出力	81[110]/5500 kW[PS]/rpm
最高トルク	205[20.9]/1750 N・m[kgf・m]/rpm
過給機	ターボチャージャー
全長	3,995mm
全幅	1,750mm
全高	1,495mm
ホイールベース	2,535mm
最低地上高（未積載時）	160mm
車両重量	1,160kg
荷室容量（リアシート立）	300L
荷室容量（リアシート倒）	922L

価格

シトロエンC3の価格帯です。

276～320 万円

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「シトロエンC3大解剖レビュー・評価：「故障・トラブル事例」「ダメ？どこが？」を重点的に検証！」です。

検証するには材料が必要です。

まず、シトロエンC3に関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

エアバンプがもっと出っ張っていてもよい。
ドアミラーが手動でしか開閉しないのは不便。
インテリアのグレーは地味な印象。
実用的なカップホルダーがない。
カーブを曲がる時に横揺れが激しい。
メーターの燃費表示が実際より少し低め。
ドライブレコーダーが高価。
日本仕様ではCarPlayが利用できない。

インテリアの素材に安っぽさが感じられる
エンジン性能は十分ではあるが、パワフルさに欠ける
シフトチェンジ時のショックが若干ある
エンジンブレーキの強さが不満
燃費がイマイチでハイオク仕様。メンテナンス費用が高い
車内の収納スペースが少ない
電装系に細かい問題がある
オートワイパーの動作が不安定
シートベルトのバックルが使いにくい

ATの制御がDCTと合っていないように感じる。低速でギクシャクすることがある。
オーディオとエアコンのタッチパネル操作が手間がかかる。
エンジンを切るとアイドリングストップが自動的にONに戻る。
ナビの案内が入ると音楽やラジオがボリューム0になる。
小回りがきかない。
クルーズコントロールの使用に慣れが必要。
ナビが突然死することがある。
動力性能が平凡。
エンジン音や走行振動が大きい。
オプションカーナビのGPSアンテナ感度不足。
ドリンクホルダーや収納が使いにくい。

シートリフターの取っ手が外れる
ハイオクガソリン必須。バッテリーが高価
物を置く場所が実用的でない。グローブBOXが小さい
ショートアンテナの感度が悪い
空調操作がディスプレイ経由のみ
Apple CarPlay使用時、純正ナビの音声が被る
ディーラー数が少なく、整備場所に選択肢がない
ルーフの雨音が大きい
助手席のシートベルトバックルが音を立てる
1600回転時のエンジンの震え
パーツの入手が困難
ドリンクホルダーが使えない

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

シトロエンC3のレビューを分析してまとめます。

デザインと機能性

エアバンプの出っ張りが目立つといった意見がある。
インテリアのグレーカラーが地味と評されることがある。
ドアミラーが手動でのみ操作可能であり、不便と感じる声がある。

快適性と実用性

実用的なカップホルダーが不足しているという声がある。
車内の収納スペースが限られていると感じられることがある。
シートベルトのバックルが使いにくいとの意見がある。
シートリフターの取っ手が外れやすいという報告がある。

運転性能

カーブ時の横揺れが激しいという意見がある。
シフトチェンジ時のショックやエンジン音、走行振動が大きいとされる。
低速でのギクシャクする運転感覚があるとの声がある。
エンブレーキの強さやATの制御に不満があるとされる。

技術面と機能

電装系の細かい問題やオートワイパーの動作不安定さが指摘される。
ナビの突然死や案内音声に関する不具合が報告されている。
エアコンとオーディオのタッチパネル操作が使いにくいとされる。

燃費とメンテナンス

燃費がイマイチでハイオク仕様とされる。
メーターの燃費表示が実際より少し低めであるとの声がある。
メンテナンス費用が高いという意見がある。

その他

日本仕様ではCarPlayが利用できないとの指摘がある。
ドライブレコーダーやバッテリーが高価とされる。

以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はシトロエンC3に関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、シトロエンC3に関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

FEELアーモンドグリーンの色が明るくポップな印象。
スチールタイヤのホイールカバーが格好良い。
高速走行時の乗り心地が雲の上にいるよう。
フランス車特有の滑るような乗り心地。
インテリアが高品質で洗練されている。
アイシン製6ATはスムーズで快適。
トランクが広く実用的。
安全装備が充実している。
価格が同グレードの国産車に比べて安い。

エクステリアのデザインが魅力的。インテリアが機能的で魅力的
エンジンがスムーズに回り、適度なパワーを持つ
走行性能は安定しており、カーブでのロールが少ない
乗り心地が良く、シートの座り心地も良い
ロードノイズはあるが、不快ではない
燃費はまあまあ良い
価格に対して個性と快適性が得られる
音響が良質
デザインのバランスが取れている

外装内装がオシャレ。
1.2Lとは思えない動力性能。
乗り心地が柔らかくフラット。
車のサイズがちょうど良い。
装備が充実している。
ダブルシェブロンのデザインが格好良い。
ナビやエアコンの操作がタッチパネルでスッキリしている。
運転は乗っているだけでも楽しい。
ロボットフェイスが愛嬌がある。
故障が少ない。
デザインが古くならない。
燃費が良い。
オシャレで日常生活の良い相棒になる。

デザインが個性的でおしゃれ
乗り心地が良く、ロングドライブに適している
車体が大きくなく、街乗りに適している
内装デザインが秀逸
ジャストサイズでストレスのない街中の運転
ハンドルの軽さ
郊外道路や高速での走りやすさ
160cm台の家族4人でも使いやすい
1.2Lエンジンでもパワー感が十分
目立つデザイン
低速からトルクがあり、乗りやすい
C3はルーテシアより良いと感じる

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

シトロエンC3のレビュー分析を以下の項目に分けてまとめます。

デザインと外観

エクステリアのデザインは魅力的であり、オシャレといった意見がある。アーモンドグリーンの色が明るくポップな印象を与え、ダブルシェブロンのデザインやロボットフェイスが特徴的で愛嬌があると評されている。

インテリアと機能性

インテリアは高品質で洗練されており、機能的といった意見がある。ナビやエアコンの操作がタッチパネルでスッキリしている点も評価されている。

乗り心地と運転性能

乗り心地は滑るようで、高速走行時には雲の上にいるような感覚があるといった意見がある。また、乗り心地が柔らかくフラットであり、ロングドライブにも適していると評されている。

動力性能と走行性能

エンジンはスムーズに回り、適度なパワーを持つとされている。1.2Lとは思えない動力性能であり、低速からトルクがあり、乗りやすいという意見もある。

実用性と価格

トランクが広く実用的であり、価格が同グレードの国産車に比べて安いという意見がある。燃費が良いという評価もされている。

安全性と装備

安全装備が充実していると評されている。

総合的・全般的なレビューをご紹介

レビューの最後に、シトロエンC3に関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところシトロエンC3のことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの＜思い＞が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。

一般的に高級車のようなテクスチャーと乗り心地。
ステアリングのタッチや乗り心地が優れている。インテリアの洗練度が高い。
高速安定性がやや心もとないが、全体的に魅力的な車。

エクステリアとインテリアのデザインが高く評価される
実用車としての性能は平均的だが、特別な魅力がある
メンテナンス費用や燃費の面では不満があるが、所有する喜びが大きい
個性的な車であり、特定の好みに合う
総合的には、特別な魅力を重視するドライバーにはお勧めできる車

デザインが魅力的で日常生活での使用に適している。
機能面では国産車に劣る部分があるが、個性的で愛着がわく。
タッチパネル操作などの不便さは個性として楽しむことができる。
ユニークなデザインで、他の車とは異なる存在感を持っている。
乗り心地や燃費に満足している。

「故障・トラブル事例」「ダメ？どこが？」を重点的に分析

この記事のテーマは「シトロエンC3大解剖レビュー・評価：「故障・トラブル事例」「ダメ？どこが？」を重点的に検証！」を重点的に検証！」というものです。

テーマの重点項目である「故障・トラブル事例」「ダメ？どこが？」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

「故障・トラブル事例」

ご紹介したレビューの中には故障やトラブルの事例はほとんど見当たりません。ネットで他の事例を調べましたが、どのクルマにもあるであろう一般的なトラブル事例があるだけで、特にC3に特有の弱点や持病のようなものは見当たりません。

しっかり保証がついた新車・認定中古車を購入すれば、故障やトラブルに関してはあまり過度に心配することはないと思います。シトロエンは、あんがいトラブルが少なくて、信頼性は高いと思います。

「ダメ？どこが？」

「否定的・ネガティブなレビュー」でご紹介したように、カップホルダーが実用的でないなど細かな指摘が数多くあります。しかし、意外・・・と言っては失礼ですが、重要度の高いダメ出しは少ない印象です。

一部レビューにありましたが、ディーラーの少なさは、オーナーさんにとって不安要因になるかもしれません。2022年7月現在、シトロエンの日本における販売店網は75店です。

プジョーは96店、ルノーは80店ですから、フランス勢はどこも似たようなものですが、309店あるフォルクスワーゲンなどと比べると、ちょっと心もとないかもしれません。

自宅の近くにシトロエンディーラーがある場合はいいのですが、自宅からの距離が離れていると、何かあった時の対応に不安を抱く気持ちはよくわかります。

ですが、実際の話をしますと、実はあまり関係ないです。

皆さんが加入している自動車保険（任意保険）にはロードサービスが「自動付帯」しています。もれなくついています。東京海上日動でも損保ジャパンでもソニー損保でもJAでも、全ての自動車保険に自動付帯しています。

事故はもちろんですが、事故以外でクルマが動かなくなった場合でも、ロードサービスを呼べば、現場から最寄りのシトロエンディーラーまでレッカー移動してくれます。JAFに加入していなくても大丈夫です。

200キロとか300キロの移動距離なら一部費用がかかる場合がありますが、それ以外は無料でサービスを受けられます。

つまり、自宅からシトロエンディーラーまでの距離が3キロの人も100キロの人も、いざ困った時のサービスに大きな差は生まれません。

普段の定期点検などでは移動の際の所要時間に差は出ますが、困った時ほど、実は差が生じにくいのです。

したがって、シトロエンC3を試乗してみて、これはいい、と思ったら、たとえ地方在住であっても、思い切って購入して問題ないですよ。

レビューサイトの平均評価点のご案内

シトロエンC3が有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

みんカラ：4.31点（5点満点）
価格コム：4.40点（5点満点）

※2023年11月18日時点

ライバル車とその特徴

シトロエンC3のライバル車とその特徴をまとめました。

車種	特徴
ルノールーテシア	ルノーのアイコンであるCシェイプのデイタイムランプとLEDヘッドライトを採用 ⇒⇒レビュー記事
フォルクスワーゲンポロ	コンパクトながら広い室内空間と優れた燃費性能。信頼性が高い。 ⇒⇒レビュー記事
プジョー208	個性的なデザインと快適な乗り心地を実現。本家ネコ足の走り。 ⇒⇒レビュー記事

車種

特徴

ルノールーテシア

ルノーのアイコンであるCシェイプのデイタイムランプとLEDヘッドライトを採用

⇒⇒レビュー記事

フォルクスワーゲンポロ

コンパクトながら広い室内空間と優れた燃費性能。信頼性が高い。

⇒⇒レビュー記事

プジョー208

個性的なデザインと快適な乗り心地を実現。本家ネコ足の走り。

⇒⇒レビュー記事

どんな人におすすめ？

シトロエンC3がおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物	理由
都市部に住む人々	コンパクトな設計で狭い道や狭い駐車スペースでも困らない
ファッションやスタイルを重視する人々	個性的なデザインとカラーバリエーションが豊富で、個性を表現できる
初心者や運転が苦手な人々	扱いやすさと安定した走行性能があり、運転がしやすい
目立つのが大好きな人	目立ちたい人にはC3か208がおすすめ。ルーテシアはちょっとおとなしい。ポロは地味。

シトロエンC3に興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないシトロエンの他の車種があるとしたら、それは何？

思わず目移りしてしまうかもしれないシトロエンの他の車種をまとめました。

車名	特徴
シトロエンC3エアクロス	「C3」をベースに開発されたSUVです。SUVらしさを強調したデザインで、ルーフレールやアルミのアンダーガードなどが特徴です。 ⇒⇒レビュー記事
シトロエンC4	2022年発売の新型C4は、クーペSUV風な独特な外観とポップなインテリアが特徴です。C3より一回り大きなサイズ感です。

車名

特徴

シトロエンC3エアクロス

「C3」をベースに開発されたSUVです。SUVらしさを強調したデザインで、ルーフレールやアルミのアンダーガードなどが特徴です。

⇒⇒レビュー記事

シトロエンC4

2022年発売の新型C4は、クーペSUV風な独特な外観とポップなインテリアが特徴です。C3より一回り大きなサイズ感です。