目次
- 1 シトロエン ベルランゴ大解剖:レビュー・評価:「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に検証!
- 2 どんなクルマ?
- 3 否定的・ネガティブなレビューをご紹介
- 4 上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
- 5 肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
- 6 上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
- 7 総合的・全般的なレビューをご紹介
- 8 「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に分析
- 9 レビューサイトの平均評価点のご案内
- 10 ライバル車とその特徴
- 11 どんな人におすすめ?
- 12 シトロエン ベルランゴに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないシトロエンの他の車種があるとしたら、それは何?
- 13 まとめ
【記事丸わかり】
⇒⇒シトロエンベルランゴの不満7選。購入前に気を付けるべきこと。 |
シトロエン ベルランゴ大解剖:レビュー・評価:「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に検証!
シトロエン ベルランゴ(2019年10月~):Wikipedia
シトロエン ベルランゴについての深掘り記事へようこそ。本記事では、ベルランゴの特徴から、実際のオーナーの声に耳を傾け、その魅力や潜在的な問題点を包括的に解析しています。
市場における同サイズの車種との比較、スペック・価格などの基本情報から始まり、ユーザーのリアルな意見を反映した肯定的なレビュー、そして否定的なレビューにも目を向けます。
この車種の購入を検討している方や、単に興味がある方にも、役立つ情報が満載です。さらに、ベルランゴ以外にも目を奪われがちなシトロエンの他車種にも注目し、幅広い選択肢を提供します。
どんなクルマ?
シトロエンのMPV「ベルランゴ」は、2019年10月の日本導入以来、シトロエンの国内販売台数の約半数を占めるベストセラーモデルです。
ベルランゴは、たくさんの荷物を運ぶために設計されており、ゆとりのスペースとフレキシブルなシートアレンジが特徴です。
シトロエン ベルランゴとほぼ同じサイズのクルマ
ベルランゴのサイズは、全長4405mm×全幅1850mm×全高1850mmです。この車と同じくらいのサイズの車をまとめました。ベルランゴのおおよそのサイズ感がわかると思います。
車名 | 特徴 |
---|---|
プジョー リフター | ベルランゴの姉妹車。 |
ルノー カングー | ベルランゴやリフターのライバル車。 |
フィアット ドブロ | ベルランゴやリフターやカングーのライバル車。 |
スペック
シトロエン ベルランゴ「FEEL BlueHDi」のスペックです。
新車価格 | 384万円 |
駆動方式 | FF |
燃料 | ディーゼル |
燃料タンク容量 | 50L |
排気量 | 1,498cc |
トランスミッション | 8AT |
乗車定員 | 5名 |
燃費(WLTCモード) | 18.1km/L |
最小回転半径 | 5.6m |
最高出力 | 96[130]/3750 kW[PS]/rpm |
最高トルク | 300[30.6]/1750 N・m[kgf・m]/rpm |
全長 | 4,405mm |
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,850mm |
ホイールベース | 2,785mm |
車両重量 | 1,580kg |
荷室容量(リアシート立) | 597L |
荷室容量(リアシート倒) | 983L |
価格
シトロエン ベルランゴの価格帯です。
384~455 万円
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは「シトロエン ベルランゴ大解剖:レビュー・評価:「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に検証!」です。
検証するには材料が必要です。
まず、シトロエン ベルランゴに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- スライドドアが電動ではなく、重い。
- 4WDの設定がない。
- セカンドシートの座面が短く、リクライニングできない。
- リアのデザインが商用車そのものでスタイリッシュさに欠ける。
- ナンバープレートの取付位置が不適切で、見た目に影響。
- インテリアが全体的にプラスチックで、高級感に欠ける。
- アイドリング時のディーゼルエンジンの音が気になる。
- 低速時のサスペンションの横揺れが大きい。
- ギアシフトがスムーズではなく、渋滞時にギクシャクする。
- エコモードスイッチの効果が限定的。
- カップホルダーが狭く、ペットボトルが不安定。
- 指定オイルが高価で、整備費が高くつく。
- 荷物積載時にサードシートが邪魔で、収納が不便。
- リアガラスの視界が限定される。
- 停止時のブレーキがギクシャクすることがある
- ダッシュボードの位置が高く、前方視界が狭い
- 助手席側のAピラーの死角が大きい
- モジュトップの物入れからビビリ音がする
- ハンドルを持っているにも関わらず警告が出ることがある
- アラウンドビューモニターは限定的
- ハンドルのチルトを上にしないとメーター類の一部が見えにくい
- 前ドアを閉める際に力が必要
- フロントガラスにダッシュボードの映り込みがある
- サイドミラーが狭く、後方が見にくいことがある
- セレナe-powerに比べて先進安全機能が劣る
- 低速でのブレーキが急に強くなることがある
- スライドドアを強めに閉める必要がある
- 車外でのディーゼル音が多少する
- 後席がリクライニングしない点で不満
- 燃費が良くない点
- スライドドアが自動でないことが不便
- 日本のペットボトルに対応していない
- ボディサイズが大きく洗車時に不便
- 遮音性が不十分
- 後席をフラットにした時の床面の出っ張りが不快
- ACCが時速30キロ以上でないと使えない
- ディーゼルのトルク感が不足
- アクセルレスポンスやハンドルレスポンスが悪い
- 5人フル乗車では狭い
- バックカメラの性能が低い
- 電動パーキングが使いづらい
- 装備が減らされている点(例:ワイヤレスチャージャー、リア席床下収納など)
- 輸入車なので消耗品や工賃が高い
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
シトロエン ベルランゴのレビュー内容からの分析を以下にまとめます。
機能面での改善点
- スライドドアと座席: スライドドアが電動でなく、重いとの意見があります。また、セカンドシートの座面が短く、リクライニングできない点も指摘されています。
- 走行と操作性: ギアシフトのスムーズさに欠ける点や、アイドリング時のディーゼルエンジンの音、低速時のサスペンションの横揺れが大きいといった意見があります。
- 視界と安全性: 助手席側のAピラーの死角が大きい、リアガラスの視界が限定される、といった視界に関する問題や、ハンドルを持っているにも関わらず警告が出ることなどが指摘されています。
デザインとインテリア
- 外観: リアのデザインが商用車そのものでスタイリッシュさに欠ける、ナンバープレートの取付位置が不適切で見た目に影響を与えるといった意見があります。
- 内装: インテリアが全体的にプラスチックで、高級感に欠けると評されています。
維持費と機能性
- 維持費: 指定オイルが高価で、整備費が高いといった意見があります。
- 収納と便利さ: カップホルダーが狭い、車載時にサードシートが邪魔で収納が不便、といった収納の問題が指摘されています。
その他の点
- 運転感覚: ACCが時速30キロ以上でないと使えない、ディーゼルのトルク感が不足するといった運転感覚に関する意見があります。
- 装備: 電動パーキングが使いづらい、装備が減らされている点(例:ワイヤレスチャージャー、リア席床下収納など)といった装備面での不満があります。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はシトロエン ベルランゴに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、シトロエン ベルランゴに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- エクステリアデザインがオシャレで、威圧感がない。
- 良好な視界と安心感を提供。
- リアクウォーターウィンドのデザインがおしゃれ。
- フロントシートとサードシートが快適。
- シートバックテーブルのデザインがユニーク。
- ダイヤルシフトの使い勝手が良い。
- 1.5Lディーゼルエンジンがパワフルで効率的。
- 乗り心地が重厚で安定している。
- 燃費が良く、エコモードでさらに改善。
- シトロエンのサスペンションが快適。
- 自動ブレーキが直前まで介入しない設計。
- デザインが個性的で所有する喜びがある。
- 車中泊用のベッドを使用すると快適。
- ガラスルーフが新幹線のような雰囲気を演出。
- リアのストレージが便利で実用的。
- パワートレインの出来が良い(エンジンがパワフルでミッションがスムーズ)
- 直進性が良く、ボディのしっかり感がある
- シートの座り心地が良い
- 燃費が良い(街乗りリッター14~16キロ、高速はリッター20キロ以上)
- オーディオの音質が良い
- 乗り心地が良い(初期は硬めだが、走行距離が増えるにつれ柔らかくなる)
- アラウンドビューモニターが駐車を楽にする
- 自動ブレーキなどADASが一通り付いている
- 収納スペースが豊富
- ドアのエアバンプがドアパンチから守ってくれる
- アダプティブクルーズコントロールが高速道路で便利
- インテリアがセンス良く設計されている
- 助手席、後席シートが床に収納できる
- エンジンがパワフルで使いやすい
- トレッドが広く安定した走りができる
- ディーラーの対応が良い
- デザインがバンらしくなく、良い
- リアシートの座り心地が良い
- 8速ミッションがスムーズ
- ダイヤルシフトセレクターが使いやすい
- 慣れると手動スライドドアが使いやすくなる
- トルクがあり山道も楽に登れる
- フランス車らしい走行性能。乗り心地が良い
- 燃費が良く、長距離も快適
- 先進安全システム付きでリーズナブル
- 収納が多く、子供達も気に入っている
- デザインが個性的で気取らない
- 走行性能に満足。高速道路での合流や登り坂で出力に問題なし
- ミニバンとしての機能性や便利機能が十分。低燃費で経済的
- 高いボディ剛性と高速安定性
- サンルーフが眺め良し
- 車中泊にも適したクルマ
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
シトロエン ベルランゴのレビュー分析:
デザインと快適性: ベルランゴは外観のデザインがオシャレで、威圧感がなく、快適な視界を提供しています。リアクウォーターウィンドやシートバックテーブルのデザインが特徴的で、フロントおよびサードシートが快適であるといった意見があります。
機能性: 車内の機能面では、ダイヤルシフトの使い勝手が良いとされ、車中泊用ベッド使用時の快適さや、リアのストレージの便利さが評価されています。
パフォーマンス: 1.5Lディーゼルエンジンはパワフルかつ効率的であり、乗り心地が重厚で安定しているとの意見があります。また、燃費の良さやエコモードでのさらなる改善、シトロエン特有のサスペンションの快適さも注目されています。
安全性と使い勝手: 自動ブレーキやアダプティブクルーズコントロールのような安全機能が充実しており、駐車の際に便利なアラウンドビューモニターなどが装備されています。
インテリアと収納: インテリアのセンスが良く、助手席や後席シートが床に収納できる点が評価されています。収納スペースも豊富で、実用面が良くできているといった意見があります。
まとめ: 全体的に、シトロエン ベルランゴはデザイン、快適性、パフォーマンス、安全性、使い勝手、インテリア、収納といった多岐にわたる面で高い評価を受けているようです。
ただし、これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はシトロエン ベルランゴに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、シトロエン ベルランゴに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところシトロエン ベルランゴのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- 独特のデザインと機能性で所有する喜びがある。
- インテリアの質感や一部の機能に改善の余地あり。
- 総合的に見て、オリジナリティを重視するユーザーに適した車。
- シトロエン ベルランゴは長距離の旅行や車中泊に最適。
- 乗っていると笑顔になる楽しさがある。実用面も良くできている
- コロナ禍での移動事務所としても使いやすかった。燃費も良く、現代に合った車
- 家族構成や利用シーンによっては最適なミニバン
- 便利なカーライフを求めるなら国産車が良いが、ベルランゴは欧州の安全基準やエルクテストに対応
- 必要最低限の装備で潔い。工夫して楽しむことができれば、最高の1台となる可能性あり
「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に分析
この記事のテーマは「シトロエン ベルランゴ大解剖:レビュー・評価:「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に検証!」というものです。
テーマの重点項目である「後悔する?」「故障は多い?」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
後悔する? | スライドドアが手動で重い、燃費が良くない、リクライニングしない後席、限られた安全機能、不十分な遮音性、床面の出っ張り、ACCの制限、バックカメラの性能不足、電動パーキングの使いづらさ、装備の削減などなど、いくつかの不満点が上がっています。 こうしたマイナス評価は、一部の人にとって、購入したことを後悔する要素になっているかもしれません。 ただ、ベルランゴに関する全体評価は非常に高く、所有満足度が高いクルマであることは明らかです。 弱点や欠点を認めつつ、長所を高く評価しているオーナーが多数派だと思います。 |
故障は多い? | 輸入車ゆえに部品代や工賃が高いという意見があります。 一方で、故障に関して指摘する声はほぼありません。ベルランゴに限らず、シトロエンの車は、故障に関してはあまり過敏になる必要はないようです。安心して乗ることができるレベルに達していると思います。 一方で、ディーゼル車の場合は、メーカーに関係なくディーゼル車に共通の注意点があります。つまり、チョイ乗り問題です。 近場の送迎や買い物だけに使用するようなケースでは、煤が貯まってエンジンが不調になります。 これはディーゼル車に共通の問題であり、シトロエンのディーゼル車にだけ見られる問題ではありません。 ディーゼル車はある程度の距離を走ってこそ調子を維持できるように作られています。チョイ乗りが多い人はディーゼル車に乗ること自体間違っています。チョイ乗りでエンジンが不調になったとしたら、それは車のせいではなく、乗り方のせいです。 ディーゼル車の乗り方に関しては、下記のマツダディーゼルの記事で詳しく解説しています。タイトルはマツダ車に関するものですが、中身は、ディーゼル車に共通した注意点です。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
シトロエン ベルランゴが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
※2023年11月20日時点
ライバル車とその特徴
シトロエン ベルランゴのライバル車とその特徴をまとめました。
車名 | 特徴 |
---|---|
プジョー リフター | ベルランゴの姉妹車。 ⇒⇒レビュー記事 |
ルノー カングー | ベルランゴやリフターのライバル車。 ⇒⇒レビュー記事①※初代 ⇒⇒レビュー記事②※2代目 ⇒⇒レビュー記事③※3代目 |
フィアット ドブロ | ベルランゴやリフターやカングーのライバル車。 ⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめ?
シトロエン ベルランゴがおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
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ファミリー | 広い室内空間と柔軟なシートアレンジで、子供や荷物の多い家族に適している |
アウトドア派 | 高い積載性能と多様な収納スペースがあり、車中泊やアウトドア活動に理想的 |
ビジネス利用者 | 安定した走行性能と実用的なキャビンレイアウトが、商用利用にも対応 |
長距離を乗る機会が多い人 | 燃費の良さと快適な乗り心地が、長距離運転に適している |
シトロエンの乗り心地を味わいたい人 | フランス車の中でも独自色の強いシトロエンの乗り味を体感したい人に最適 |
シトロエン ベルランゴに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないシトロエンの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないシトロエンの他の車種をまとめました。
車種 | 特徴 |
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C3 | Bセグメントに分類されるコンパクトカーです。全長4mに満たないコンパクトなボディと、300Lのラゲッジルームなどが特徴です。 ⇒⇒レビュー記事 |
C3エアクロス | 「C3」をベースに開発されたSUVです。SUVらしさを強調したデザインで、ルーフレールやアルミのアンダーガードなどが特徴です。 ⇒⇒レビュー記事 |
C4 | 2022年発売の新型C4は、クーペSUV風な独特な外観とポップなインテリアが特徴です。 |
まとめ
「シトロエン ベルランゴ大解剖:レビュー・評価:「後悔する?」「故障は多い?」を重点的に検証!」のテーマで解説してきました。
本記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。シトロエン ベルランゴに関する多角的な分析を通じて、その特徴や市場での位置づけ、そしてユーザーの生の声をお届けしました。
この記事が、ベルランゴを検討する上での参考になれば幸いです。また、この記事を通じて、シトロエンの他の魅力的な車種にも目を向ける機会になればうれしいです。
クルマ選びは、それぞれのニーズや好みに合わせて行うものです。できるだけ忖度のないさまざまな視点からの情報を活用し、最適な選択をしていただければと思います。ご覧いただきありがとうございました。