【海外の評価】ルノーカングー（Renault Kangoo）：海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価：海外の評判を知りたい！

ルノー・カングー3代目（2020年～・日本では2023年～）：Wikipedia

ルノーカングー、この名前はすでに多くの人々に知られていますが、車としての実力はどうでしょうか？

この記事では、海外メディアのレビューを通じて、ルノーカングーの魅力を紐解いていきます。

詳細な性能評価から、日常生活での使い勝手、さらには独特なデザインまで、ルノーカングーの全てを明らかにします。

※このページで扱うカングーは、すべて3代目（欧州は2020年～・日本は2023年～）のカングーです。

Renault Kangoo: vivace, e ancora più versatile

https://www.alvolante.it/primo_contatto/renault-kangoo-15-blue-dciのレビューから。イタリア語のサイトです。

項目	内容
乗り心地	ルノーカングーは、運転席の着座位置が高く、”自動車的”な感じがします。運転席は前方に傾いていますが、特に不快な特徴ではありません。
ハンドルの感触	ステアリング操作は疲れにくいですが、走行中はあまり正確ではなく、一貫性のない反応を示します（ハンドルを最初に回すときにはより多くの労力が必要で、その後は軽くなります）。
走行感覚	ルノーカングーは、実際には、公式に発表されている0-100km/hの15.1秒や最高速度164km/hよりも、もっと性能が高いと感じられます。都市部や郊外の道路での燃費は、テスト中に計測したもので、活発な運転を行っても1リットルあたり約13kmとなり、公式の18.5km/Lと比較しても良好です。※日本仕様は15.3 km/L（WLTCモード）
車体の動き	カーブを曲がるときの車体の傾きはかなり目立ちます。道路の凹凸を吸収する能力はまずまずです。
全体的な感想	ルノーカングーは、変速機の操作性が非常に良く、レバーは手元にあり、クラッチの操作も軽いです。また、乗員や荷物のための十分なスペースがあり、多くの実用的な収納スペース、折りたたみ可能な前席のシート、スライド式の後部ドアなど、実用的な解決策が豊富にあります。しかし、いくつかの小さな”見落とし”があります。例えば、ハンガーの欠如、しっかり見えてしまうシートのガイド、運転席の電動ウィンドウにしか自動操作がない点などです。ステアリングはあまり正確ではなく、反応も速くありません。窓の下部が後方に上がっているデザインは、後方三分の一の視界を損なっています。

Review | Why Should I Choose A… Renault Kangoo Small Van?

Vanaramaのレビューから。英語の動画です。

項目	詳細
フィーリング	フォード・トランジット・コネクトやVWキャディのようなバンとしての感覚があり、安全に包まれた感覚がある。
シート	シートはしっかりと体をホールドしてくれる。
ダッシュボード	ダッシュボードは大きく広がっているが、すべてが手の届く範囲内にある。
ギアスティック	ギアスティックは高位置にあり、見た目は奇妙だが、キャビンの足元スペースを解放し、使用感は非常に快適。
ボタン	エアコンの物理的なボタンは正解だ。実際、多くのバンが不必要に排除しているのはなぜだ。
収納	ダッシュボードの広い開放スペース、ステアリングホイールの上のポップオープン収納エリア、オーバーヘッドスペース、ギアレバー下の小スロットなど、収納はかなり豊富。
キャビン	キャビンは他のライトバンと同様に、普通の車のような快適さとタイトな運転スペースを強調している。
ロード側のスペース	バンの生死はロード側のスペースの良さにかかっていると感じている。新しいカングーのロードスペースは、後ろから、または60/40分割の2つの後ろのドアから、または2つのサイドスライドドアからアクセスでき、最もアクセスしやすいライトバンの一つとなっている。荷物の積み下ろしに困ることはない。
総評	ルノーカングーは、大きなステップアップを遂げた素晴らしい小型バンで、ユーザーに多くを提供する。小型バンがすべきことをすべてうまくやっている。

Essai Renault Kangoo : Il change tout, mais garde ses bonnes habitudes.

Auto Trendsのレビューから。フランス語の動画です。

項目	内容
乗り心地	フランス製の車として非常に快適。道路の凹凸をうまく吸収し、スムーズな乗り心地を提供。
走行感覚	14年の間隔を経て前モデルとは大きく異なり、より堅牢で完成度が高い。乗用車に近い感覚。
ハンドルの感触	ハンドルはより直接的で、運転者が道路状態をより良く感じることができる。
デザイン	外観はより現代的で、自家用車に近い。フロント面は最新のルノーモデルから直接インスピレーションを得ている。
室内空間	広々とした室内空間。乗客には十分なスペースがあり、特に後部座席の乗客には大きなスペースが提供されている。
安全性	高いレベルの安全性を提供。運転支援システムには、レーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロールなどが含まれている。
使いやすさ	ドアは非常に広く開き、乗り降りが容易。特に前部のドアは90度まで開く。
実用性	バンとしての機能性は高く、大きな荷物を積むことが可能。後部座席を折りたたむと、さらに大きなスペースが利用できる。

ルノーカングー（Renault Kangoo）のライバル車とその特徴

ルノーカングーのライバル車とその特徴をまとめてみます。

車名	特徴
1. フィアットドブロ (Fiat Doblo)	大きな荷室と多彩なシート配置が可能で、機能性に優れている。燃費効率も高い。 ⇒⇒レビュー記事
2. シトロエンベルランゴ (Citroën Berlingo)	乗り心地の良さと室内空間の広さを誇る。荷物や乗員を快適に運べるスペースが豊富であることが特徴。 ⇒⇒レビュー記事
3. メルセデス・ベンツシタン (Mercedes-Benz Citan)	プレミアムな内装と優れた安全機能が魅力。耐久性と信頼性が高い。※日本未導入
4. フォードトランジットコネクト (Ford Transit Connect)	高い燃費性能と力強いパフォーマンスが特徴。安全装備も充実している。※日本未導入
5. フォルクスワーゲンキャディ (Volkswagen Caddy)	優れたエンジン性能と快適な乗り心地が好評。質感の高い内装とスタイリッシュなデザインも人気の理由。※日本未導入

※プジョー・リフターが抜けていますが、この車はシトロエン・ベルランゴの姉妹車なので割愛しました。実際は乗り味に違いがありますが。⇒⇒リフターのレビュー記事

ルノーカングーと各ライバル車を比較：カングーが優れている点と劣っている点

車名	カングーが優れている点	カングーが劣っている点
1. フィアットドブロ (Fiat Doblo)	カングーは電気自動車（EV）モデルもあり、環境負荷が低い。	燃費性能ではドブロに劣る可能性がある。※ドブロの日本仕様は18.1 km/L（WLTC）
2. シトロエンベルランゴ (Citroën Berlingo)	一部のモデルでは、カングーの荷室の方が広い。	ベルランゴに比べ乗り心地が劣る可能性がある。
3. メルセデス・ベンツシタン (Mercedes-Benz Citan)	シタンよりも価格が手頃である。	内装の品質や安全機能ではシタンに劣る。
4. フォードトランジットコネクト (Ford Transit Connect)	カングーはコンパクトで都市部の運転に適している。	トランジットコネクトのパフォーマンスや安全装備には劣る。
5. フォルクスワーゲンキャディ (Volkswagen Caddy)	キャディと比較してカングーは維持費が低い。	内装の質感やデザインではキャディに劣る。

※上記の比較は一般的な特徴に基づいており、個別のモデルや年式により特性は異なる可能性があります。

ルノーカングー（Renault Kangoo）はどんな人におすすめか？この車が似合う人物像は？

カングーが似合う人物像を偏った視点から勝手に述べます。

ルノーカングーを選ぶ人物像	その理由
家族を持つ人	大きな荷物スペースがあり、家族でのアウトドアに便利な車です。
活動的なライフスタイルを持つ人	ルノーカングーは頑丈な車で、過酷な条件でも安定したパフォーマンスを発揮します。キャンプ用具や自転車など、アウトドア活動の装備を運ぶのに理想的です。
小さなビジネスを運営する人	貨物スペースが大きく、仕事用の荷物や道具をたくさん運べるため、小さなビジネスのオーナーに最適です。
安全性を重視する人	ルノーカングーは、安全性に重点を置いて設計されています。アクティブな安全機能とパッシブな安全機能を多数備えており、安全な運転環境を提供します。
経済性を求める人	燃費効率が良く、メンテナンスコストも比較的低いため、経済的に使用することができます。
長距離を走る人	ルノーカングーは長距離クルーザーです。長距離を走るとこの車の虜になります。