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【記事丸わかり】
⇒⇒フィアット ドブロ 【車両レビュー】かわいさが際立つ商用バンが登場!! 兄弟車より実用性を追求した仕上げ!! |
【海外の評価】フィアット ドブロ(FIAT DOBLÒ):海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価:海外の評判を知りたい!
フィアット ドブロ(欧州仕様のEV車E-ドブロ・日本仕様は1.5LBlueHDiディーゼルターボ):Wikipedia
この記事は、フィアット ドブロ(FIAT DOBLÒ)の海外での評価について詳しく解説しています。
フィアット ドブロは、初代と2代目が日本未導入で、現行の3代目から導入された車です。
日本市場での欧州製トールワゴンの市場拡大を受けて導入されました。
この記事では、フィアット ドブロのライバル車とその特徴についても比較しています。
また、フィアット ドブロがどのような人におすすめなのか、この車が似合う人物像は何か、といった視点からも考察しています。
フィアット ドブロはどんな車?
フィアット ドブロは、初代と2代目は日本未導入で、現行の3代目から導入された車です。
日本に導入されたのは、ルノー・カングーが火付け役となった日本市場での欧州製トールワゴンの市場拡大を受けてのことです。
- 初代 (2000-2010年)
- 2代目 (2010-2022年)
- 3代目 (2022年~)※日本導入は2023年5月11日
トピック | 詳細 |
---|---|
3代目ドブロの欧州発表日 | 2022年6月7日 |
生産地 | スペイン※フィアットはイタリアのメーカー |
兄弟車 | シトロエン・ベルランゴ、プジョー・リフター |
日本市場への導入 | 3世代目から初めて正規導入。2023年5月11日発売 |
日本仕様のタイプ | 5人乗りと7人乗り(7人乗りはロングバージョンで、名称は「ドブロ マキシ」) |
主力エンジン(欧州) | 電気自動車「E-ドブロ」※内燃機関もある |
主力エンジン(日本) | 1.5L BlueHDiディーゼルターボエンジン(日本仕様車) |
トランスミッション | ダイヤル式8速オートマチックトランスミッション(EAT8) |
ステランティス内の競争防止のために装備を削減 | プジョー・リフター、シトロエン・ベルランゴと比べて装備を削減し、価格を抑えている |
日本仕様に備えられている主な装備 | 全可倒式2列目シート、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター等 |
※フィアット、シトロエン、プジョーはステランティス傘下のブランドです。
ドブロ日本仕様車の主要諸元
ドブロのベースグレードとロングバージョンであるMAXIの諸元をまとめました。
項目 | ドブロ ベースグレード | ドブロ MAXI |
---|---|---|
新車価格 | 399万円 | 429万円 |
発売日 | 2023年5月11日 | 2023年5月11日 |
駆動方式 | FF | FF |
燃料 | ディーゼル | ディーゼル |
排気量 | 1,498 cc | 1,498 cc |
トランスミッション | 8AT | 8AT |
乗車定員 | 5 名 | 7 名 |
燃費(WLTCモード) | 18.1 km/L | 18.1 km/L |
燃費(JC08モード) | 22.9 km/L | 22.9 km/L |
最小回転半径 | 5.6 m | 5.8 m |
最高出力 (kW[PS]/rpm) | 96[130]/3750 | 96[130]/3750 |
最高トルク (N・m[kgf・m]/rpm) | 300[30.6]/1750 | 300[30.6]/1750 |
過給機 | ターボチャージャー | ターボチャージャー |
全長 | 4,405 mm | 4,770 mm |
全幅 | 1,850 mm | 1,850 mm |
全高 | 1,800 mm | 1,870 mm |
車両重量 | 1,560 kg | 1,660 kg |
前輪サイズ | 205/60R16 | 205/60R16 |
後輪サイズ | 205/60R16 | 205/60R16 |
シート | 2列目に3座独立式リヤシート | 2列目に3座独立式リヤシート、3列目に2座独立シート(130mmのスライド幅、脱着可能) |
Fiat Doblò: fosse meno rumorosa…
https://www.alvolante.it/prova/fiat-doblo-metanoのレビューから。イタリア語のサイトです。先代(2代目)モデルのレビューです。
項目 | 詳細 |
---|---|
都市部での運転 | 良好な視界と適度な大きさが交通の中での移動を助け、運転位置はあまり疲れません。ハンドルを回すための力(パワーステアリングは油圧式)は限定的で、街中での運転ではクラッチペダルの軽さが評価されます。エンジンには活気があり、燃費は平均的です。道路の凹凸に対してサスペンションはあまり硬くありません。 |
郊外での運転 | 1.4ターボはあまりガソリンを消費せず、一定の力で推進し、適度な活気があります。しかし、この車は特にコーナーを攻めるために生まれた車ではなく、重心の高さとサスペンションの柔らかさがより強調されるようです。車の性格を考慮すると、走行性能は良好です。ESPの介入は迅速です。 |
高速道路での運転 | 130km/hでは騒音が高く、エンジンの「声」(6速で約3500回転)、タイヤのノイズ、風切り音が聞こえます。燃料消費量は多めです。これは、広くてほぼ垂直なフロントガラスと高い屋根により空力的に不利だからです。満タンで250kmちょっと走れる程度です。 |
Fiat elektrifiziert den Doblò
https://www.autozeitung.de/fiat-doblo-2022-preis-motoren-201878.htmlのレビューから。ドイツ語のサイトです。
項目 | 内容 |
---|---|
静粛性 | フィアット ドブロは電気自動車として設計されており、家族での旅行も静かに楽しむことができます。 |
安全性 | フィアットは17の安全装置を統合しています。標準装備として、信号認識、アクティブブレーキ、車線保持アシスト、運転者監視などが含まれています。 |
使いやすさ | フィアット ドブロにはMagic Windowというオプションがあり、ハッチバックの窓を別々に開けることができます。また、Magic Topというオプションもあり、これはパノラマガラスの天井に装着された収納スペースのことです。 |
視認性 | Magic Mirrorという機能があり、5インチのデジタル式バックミラーです。カメラにより後方や死角を表示することができます。 |
コックピット | フィアット ドブロのコックピットにはヘッドアップディスプレイが装備されています。 |
フィアット ドブロ(FIAT DOBLÒ)のライバル車とその特徴
ドブロのライバル車をまとめてみました。
車種 | 特徴 |
---|---|
フォルクスワーゲン・Caddy | 力強い走行性能と広々とした荷室が魅力。経済性に優れたエンジンも装備し、ビジネス利用に適している。 |
フォード・Transit Connect | 強靭な耐久性と使い勝手の良さで知られる。多彩なカスタマイズが可能で、各種ビジネスシーンに対応できる。 |
ルノー・Kangoo | 燃費効率の良さと頑丈な構造が特徴。取り回し易さと広い積載スペースが組み合わさり、多目的に使用できる。(私は初代に乗ってました!) ⇒⇒レビュー記事 |
シトロエン・Berlingo | 安定した走行性能と、一貫した品質により、ビジネス用途に向いているが、ファミリーカーとしての素質も十分。室内空間の広さと収納力も優れている。 ⇒⇒レビュー記事 |
プジョー・Rifter | 一般的な商用車よりも優れた積載能力が特徴。頑丈な構造と高い耐久性があり、重い荷物の運搬に適している。もちろんファミリーカーとしても大人気。 ⇒⇒レビュー記事 |
※いずれも商用車がベース。骨格が頑丈で、サスペンションのストロークが長いところが共通点です。トヨタのプロボックスがそうであるように、商用車ベースの車はいいですよ!ただ、いい車なのは間違いなく、おすすめなんだけど、お値段高くなったなぁ~。私のカングーは新車で200万ちょっとの車だったんだけど…..。
※DobloとBerlingoとRifterは同じステランティスグループに属し、車台(プラットフォーム)を共有しています。つまり、この3車は兄弟車または姉妹車です。ただし、乗り味はそれぞれ独自のものを持っています。
フィアット ドブロ(FIAT DOBLÒ)はどんな人におすすめ?この車が似合う人物像は?
フィアット ドブロ(FIAT DOBLÒ)がおすすめな人と、この車が似合う人物像を以下にまとめました。
おすすめの人 | 詳細 |
---|---|
実用性を重視する人 | 日々の業務で大量の荷物を運搬する必要があり、信頼性と実用性が求められる人。 |
高い耐久性を求める人 | 頻繁に悪路を走行する必要があるため、耐久性が高く、メンテナンスの手間を省ける車を求める人。 |
広い積載スペースを必要とする人 | バンとしての使い勝手と、広い積載スペースを必要とする人。 |
多様な用途で使いたい人 | ショッピングからアウトドアまで、さまざまな用途で使いたい人。 |
上記内容は、先ほどのライバル車全てに当てはまることです。あとは各メーカーに対する信頼感と車を走らせた時の乗り味等で選択すればいいと思います。
まとめ
フィアット ドブロは、実用性、耐久性、コストパフォーマンス、広い積載スペース、そして多様な用途で使用できるタフな車です。
日々の業務で大量の荷物を運搬する必要があり、信頼性と実用性が求められる人、経済的な運用が重要で、燃費効率とメンテナンスコストの低さを評価する人、そしてショッピングからアウトドアまで、さまざまな用途で使いたい人におすすめです。
この記事を通じて、フィアット ドブロの魅力に触れていただき、クルマ選びの参考にしていただければ幸いです。
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