目次
- 1 フィアット パンダ大解剖:「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に検証!
- 2 どんなクルマ?
- 3 否定的・ネガティブなレビューをご紹介
- 4 上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
- 5 肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
- 6 上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
- 7 総合的・全般的なレビューをご紹介
- 8 「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に分析
- 9 レビューサイトの平均評価点のご案内
- 10 ライバル車とその特徴
- 11 どんな人におすすめ?
- 12 フィアット パンダに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないフィアットの他の車種があるとしたら、それは何?
- 13 まとめ
【記事丸わかり】
⇒⇒【パンダ クロス 4×4】2気筒! 0.9L! でも速いってどういうことやー!? |
フィアット パンダ大解剖:「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に検証!
フィアット パンダ(2013年6月~):フィアット
皆様、こんにちは。今回は、小さな都市型車でありながら多くの話題を集めている「フィアット パンダ」にスポットを当てます。この愛らしい車は、実際にどれほどの性能を持ち、所有する喜びはどの程度のものか、故障は多いのか、4×4モデルの耐久性はどうなのか。
これらの疑問に答えるため、フィアット パンダの詳細な解剖を行い、さまざまな角度からレビューを検証していきます。パンダの仕様、価格から、ユーザーの生の声まで、購入を考えている方にとって重要な情報を網羅的にご紹介します。
さらに、フィアット パンダと競合する車種の特徴や、フィアットの他のモデルについても触れ、購入前の参考材料としてお役立てください。
どんなクルマ?
【※フィアット パンダのTwinAirエンジン搭載モデルは、2023年10月をもって生産終了します。在庫がなくなり次第販売終了となります。】
フィアット パンダは、イタリアのフィアットが製造・販売する小型ハッチバック車です。パンダという車名は、中国に生息する白と黒に分かれた体毛が特徴のジャイアントパンダに由来しています。
パンダには、必要最小限の気筒数で十分なパワーを発生する「ツインエア」2気筒エンジンが積まれています。
フィアット パンダとほぼ同じサイズのクルマ
フィアット パンダのサイズは、全長3685mm×全幅1670mm×全高1550mmです。この車とサイズが同じくらいの車は以下の通りです。パンダのおおよそのサイズ感がわかると思います。
車種 | 特徴 |
---|---|
ルノー トゥインゴ | 小回りが利き、街乗りに最適。 |
シトロエン C3 | 個性的なデザインと、乗り心地の良さが特徴。 |
プジョー 208 | スポーティな走りと、先進的な安全装備が魅力。 |
フォルクスワーゲン ポロ | 実用性と経済性を兼ね備えた、オールマイティなモデル。 |
トヨタ ヤリス | 燃費性能や安全装備の充実が評価されている。 |
ホンダ フィット | 広々とした室内空間と、豊富なカスタマイズが魅力。 |
スペック
フィアット パンダ「イージー」のスペックです。
項目 | 内容 |
---|---|
新車価格 | 289万円 |
駆動方式 | FF |
燃料 | ハイオク |
燃料タンク容量 | 37L |
排気量 | 875cc |
トランスミッション | 5AMT |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 63[85]PS/5500rpm |
最高トルク | 145[14.8]kgf・m/1900rpm |
全長 | 3,685mm |
全幅 | 1,670mm |
全高 | 1,550mm |
ホイールベース | 2,300mm |
車両重量 | 1,070kg |
荷室容量(リアシート立) | 225L |
荷室容量(リアシート倒) | 870L |
価格
フィアット パンダの価格です。
289万円
否定的・ネガティブなレビューをご紹介
この記事のテーマは『フィアット パンダ大解剖:「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に検証!』です。
検証するには材料が必要です。
まず、フィアット パンダに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- アンテナが収納できず、洗車時に面倒
- 氷点下でドアの金属部分とボディ側のゴムパッキンが直接触れ、ドアが開かなくなることがある
- 豪雨時、窓ガラスとパッキンのすき間から雨が内部に侵入する
- インテリアの素材が安価に感じる
- ダッシュボードが前傾しており、晴天時にフロントガラスに反射して視界を妨げる
- ツインエアエンジンが2000回転付近で振動が大きい
- デュアロジックの変速タイミングが街中で合わず、ギクシャクすることがある
- デュアロジックが消耗品として扱われること
- 4人乗車時に動きが鈍る
- 新車価格が高く感じられる
- 内装に安い素材が使用されている
- シートの座り心地は平均的
- 高速で国産ミニバンに煽られやすい
- ロールが大きく、連続コーナーが苦手
- エアコン使用時の燃費が低下する
- 新車価格が高め
- マニュアルエアコンと後部ガラスの手回しハンドルが古臭い
- スタイリングは普通で特別感が少ない
- 車検直後にミッショントラブルが発生
- 電気系統の突然の無表示問題
- アイドリングストップ制御装置の不良
- 走行中変速ギアが入らないトラブル
- ルーフレールの塗装剥げ
- 純正ラジオのCD読み取り不良
- タイミングチェーンの伸びや交換必要性
- 保証対象外とされる不具合が多い
- ブレーキローターの早期交換必要性
- CVT車と比較して物足りなさを感じる加速感
- オイルレベルゲージが見づらい。オレンジ色のレベルゲージでオイルの色と見分けが付きにくい。
- ワンタッチウィンカーが付いているが、一度発動すると消えにくい。
- ダッシュボードの映り込みがひどく、逆光の時は前が見づらい。
- 荷物を多く載せられない。
- 2速から1速のシフトダウンに慣れにくい。
- 街中の緩い登り傾斜での停止が面倒。
- デザインが個性に欠けると感じることがある。
上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果
フィアット パンダに関するレビューを分析した結果、以下のようなポイントが挙げられます。
機能面と性能
- アンテナの収納が不便で、洗車時に問題がある。
- ドアとボディの間のパッキンの問題で、寒冷地でドアが開かない事例が報告されている。
- 大雨時の水の侵入、ダッシュボードの反射、ツインエアエンジンの振動、デュアロジックの変速タイミング、4人乗車時の性能低下など、様々な性能面の問題点が指摘されている。
インテリアとデザイン
- インテリア素材が安価に感じられ、ダッシュボードのデザインが反射を引き起こす。
- シートの快適さやスタイリングに関して、平均的であり特別感が少ないとの意見がある。
信頼性と耐久性
- ミッショントラブル、電気系統の問題、アイドリングストップ制御装置の不良など、信頼性と耐久性に関する多くの問題点が挙げられている。
コストと価格
- 新車価格の高さ、保証対象外とされる不具合の多さなど、コストに関する懸念が示されている。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はフィアット パンダに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、フィアット パンダに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。
- デザインが実用的で長く乗っても飽きない
- 車高が低く、立体駐車場で困らない
- 車体感覚がつかみやすく、取り回しが楽
- 操作性が日本車と似ており、戸惑わない
- フォグランプとリアフォグランプのスイッチが便利
- ワゴンRと比べても車内が狭くなく、天井高が十分
- 着座位置が高く、快適
- ツインエアエンジンが低速トルクがあり、高速で元気になる
- 燃費が良い
- 冬道でも安定した走行ができる
- しっかりとした乗り心地で、安定感がある
- 中古で購入すればコストパフォーマンスが良い
- スクワークルのデザインがかわいい※スクエア(四角)とサークル(円)を掛け合わせた形
- 内装のデザインが良い
- ツインエアエンジンの音が気持ちいい
- 2000回転以下でのシフトチェンジでもスムーズに加速
- 高速の合流や上り坂でしっかり加速。長距離運転でも疲れない
- 街乗り、峠道、高速どこでも問題なく走行可能
- 燃費が良い
- 故障がなく、信頼性が高い
- 運転していて楽しい
- 所有欲を満たす希少性
- 必要十分な実力を持つ真面目な車
- フワフワ感としっかりしたホールド感のある座席
- デザイン力で安っぽさを感じさせない
- 2気筒でありながら力強いエンジン性能
- 燃費が良く、エコモード使用で17.8km/l以上
- 長距離走行でも疲れにくいシートと着座姿勢
- デザインに魅力を感じるインテリアとエクステリア
- 乗り心地が良く、500(チンクエチェント)よりも優れている
- ツインエアエンジンの走行感覚が楽しい
- デュアロジックの変速ショックに慣れれば楽しめる
- 2気筒875ccターボエンジンは過給音と共にトルクが増えて楽しい。
- 6MTは操作性が良く、車と対話しながら運転できる。
- 視界が良好で、オフロードでもスピード感が掴みやすい。
- 電動シート、キーレス、オートエアコン、オートライトがないことが逆に良い。
- ツインエアエンジンはパワフルでトルクがあり、楽しい。
- 山坂道やダートでも快適に走行。ワクワクする運転感覚。
- 走行性能が充分で、荷物もたくさん積める。
- 他人とかぶらないユニークなデザイン。
- 使いやすく、乗りやすいシティーコミューター。ツーリングでも良く走る。
上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果
フィアット パンダのレビューに基づく分析では、以下のような点が挙げられます。
デザインと快適性
- デザインは実用的で飽きがこないとされ、内装も魅力的で安っぽさを感じさせない。
- 車高が低く、取り回しがしやすい。
- 着座位置が高く、座席はフワフワ感としっかりしたホールド感があると評されている。
操作性と走行性能
- 操作性は日本車に似ていて戸惑わない。
- ツインエアエンジンは低速トルクがあり、高速で元気になるといった意見がある。
- 燃費が良く、エコモード使用で17.8km/l以上を実現。
- 2気筒875ccターボエンジンは過給音と共にトルクが増え、楽しいと評されている。
走行の快適さと多様性
- 冬道でも安定した走行が可能。
- 街乗り、峠道、高速どこでも問題なく走行できる。
- 長距離運転でも疲れにくいシートと着座姿勢。
信頼性と個性
- 故障がなく、信頼性が高いという意見がある。
- 所有欲を満たす希少性と、他人とかぶらないユニークなデザインが魅力。
- 中古で購入するとコストパフォーマンスが良い。
以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はフィアット パンダに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
総合的・全般的なレビューをご紹介
レビューの最後に、フィアット パンダに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところフィアット パンダのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの<思い>が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。
- 独特のデザインと実用性が高く、長期間愛用できる。走行性能と燃費が優れている
- インテリアの質感や一部の機能性に改善の余地あり。価格に見合う価値があるかは個人の価値観に依存する
- フィアットブランドを好むユーザーには満足度が高い車種
- 運転する楽しさと個性的なエンジンが魅力
- 普段の使用においては適切なパッケージング
- 独特の走行感覚とデザインが楽しめる
- ドイツ車や他の輸入車と異なる個性を持つ
- 他車との比較で独自の魅力が際立つ。あまり街で見かけないのが不思議なほどの魅力
- 楽しい運転体験を提供する。デザインと走行性能が秀逸。
- パワフルでトルクがあり、快適な走行が可能。コンパクトなサイズで実用性が高い。
- 運転する楽しさを再認識させてくれる車。
「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に分析
この記事のテーマは『フィアット パンダ大解剖:「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に検証!』というものです。
テーマの重点項目である「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。
項目 | 内容 |
---|---|
故障多い? | ドアのシールド問題、エンジン振動、ギア関連のトラブル、電気系統の不具合、アイドリングストップの不良などが報告されています。 一方で、不具合なく乗り続けているという声も散見されます。ちょっとした当たり外れがあるのかもしれません。 それと、一部の声ですが、保証対象外の不具合が多いという意見があり、マイナーなトラブルが発生している可能性もあるようです。 いずれにしても、パンダに関しては、持病とかこの車に特有の弱点といった、より深刻度の高い大きなトラブルはほぼないようです。 注意すべきは、保証期間が短くて年式の古い格安パンダです。 2023年11月24日時点のカーセンサーには、26.6万円~338 万円の価格帯で216台が登録されています。 整備に自信がある人はいいのですが、そうでなければ、中古車を購入する場合は認定中古車がおすすめです。 |
買って後悔する? | 上記の故障に加えて、インテリアの質感が低い、ダッシュボードがフロントガラスに映りこんで運転がしにくい、ドアとボディの間のパッキンが凍結して寒冷地でドアが開かない・・・等々の問題を感じているオーナーさんがいらっしゃるようです。 したがって、一部の人は購入を後悔している人もいるかもしれません。ですが、レビュー全体を概観すると、満足している人の方が多数派であり、不具合や弱点を踏まえても、それ以上にデザインや希少性など所有する喜びの方が上回っているオーナーさんの声が目立ちます。 |
4×4の故障率は? | FFモデルに比べて4WDモデルの故障率が特に高いというデータはありません。 駆動方式に関係なく、パンダの故障率は、他の外国車に比べて、やや高い部類に入ると思います。ほとんどがマイナートラブルですが、保証対象外の不具合もそれなりにあるようです。 フィットやヤリスと同じ感覚でこの車に乗ると、そのうちすぐキレると思います。不具合があっても、「イタリア車だからこんなものだ」という気持ちが大事です笑。 逆に言うと、そういう寛大さがある人であれば、日本車では味わえないパンダの魅力を大いに味わえると思います。 |
レビューサイトの平均評価点のご案内
フィアット パンダが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。
※2023年11月24日時点
ライバル車とその特徴
フィアット パンダのライバル車とその特徴をまとめました。
車種 | 特徴 |
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ルノー トゥインゴ | 小回りが利き、街乗りに最適。 ⇒⇒レビュー記事 |
シトロエン C3 | 個性的なデザインと、乗り心地の良さが特徴。 ⇒⇒レビュー記事 |
プジョー 208 | スポーティな走りと、先進的な安全装備が魅力。 ⇒⇒レビュー記事 |
フォルクスワーゲン ポロ | 実用性と経済性を兼ね備えた、オールマイティなモデル。 ⇒⇒レビュー記事 |
トヨタ ヤリス | 燃費性能や安全装備の充実が評価されている。 ⇒⇒レビュー記事 |
ホンダ フィット | 広々とした室内空間と、豊富なカスタマイズが魅力。 ⇒⇒レビュー記事 |
どんな人におすすめ?
フィアット パンダがおすすめの人物像をまとめました。
おすすめの人物 | 理由 |
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市街地での運転が多い方 | コンパクトなサイズで取り回しが良く、狭い道が得意で、駐車もしやすい。 |
燃費を重視する方 | 燃費効率の良さが特徴で、経済的な運転が可能。 |
初めての車として | 操作がシンプルで扱いやすく、初心者にも適している。 |
ファミリー向け | コンパクトながらも室内は広々としており、小さな家族にも快適。 |
アウトドアが好きな方 | 高い地上高と堅牢な構造で、軽いオフロードにも対応できる。 |
フィアット パンダに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないフィアットの他の車種があるとしたら、それは何?
思わず目移りしてしまうかもしれないフィアットの他の車種をまとめました。
車名 | 特徴 |
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フィアット 500 | コンパクトなサイズと個性的なデザイン。かわいく見える。 ⇒⇒レビュー記事 |
フィアット 500X | 500のSUVバージョン。立派に見える。 ⇒⇒レビュー記事 |
フィアット ドブロ | 多目的に使える広い荷室と実用性を備えたMPV。 ⇒⇒レビュー記事 |
まとめ
『フィアット パンダ大解剖:「故障多い?」「買って後悔する?」「4×4の故障率は?」を重点的に検証!』のテーマで解説してきました。
この記事を通して、フィアット パンダの魅力やさまざまな視点からの詳細な情報をお届けしました。故障の有無、4×4モデルの信頼性、そしてポジティブな声とネガティブな声、それぞれの意見を分析し、総合的なレビューをご紹介しました。
また、競合する他車種との比較や、この車がどのような人に適しているか、そして実際にディーラーを訪れた際に他のモデルへの目移りが起きるかもしれない点にも触れました。
最終的に、フィアット パンダがあなたにとって最適な選択かどうかの判断材料として、本記事が役立つことを願っています。最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。