ベンツ Eクラス大解剖レビュー・評判・口コミ：「なぜ貧乏って言われるの？」を重点的に検証！

メルセデスベンツ Eクラス（2016年7月～）：Wikipedia

メルセデス・ベンツのEクラスは、世界中で愛される高級車です。しかし、一部からは「貧乏車」との声も。この記事では、ベンツ Eクラスの魅力と課題を徹底的に掘り下げます。

同じサイズの車との比較、スペック、価格から、肯定的なレビューから否定的なレビューまで、あらゆる角度からEクラスを分析。さらに、Eクラスのライバル車種や、Eクラスに似合うドライバーのタイプについても考察します。

メルセデス・ベンツの他車種との比較も含め、Eクラスが持つ独特の魅力を紐解いていきましょう。

どんなクルマ？

メルセデス・ベンツEクラスは、ベンツの昔からの主力モデルで、その長い歴史を表す意味で「Experience（経験）」を意味するEが名前の由来です。

CクラスとSクラスの中間に位置するミディアムクラスのメルセデスベンツです。

※2023年4月にフルモデルチェンジして世界初公開された6代目となるW214型は、欧州市場で2023年後半に発売される予定です。日本市場での発売はまだ未定です（2023年11月23日時点）。

ベンツ Eクラスとほぼ同じサイズのクルマ

メルセデスベンツEクラスセダンのサイズは、全長4940mm×全幅1850mm×全高1455mmです。この車と同じくらいのサイズの車は下記の通りです。Eクラスのおおよそのサイズ感がわかると思います。

車種	特徴
BMW5シリーズセダン	スポーティな走りと優れた安全性能を備えている。
アウディA6セダン	インテリアの質感と先進的な装備が特徴。
レクサスES	上質な乗り心地と豊富な安全装備を備えている。
キャデラックCT6	圧倒的な存在感と豪華な内装が特徴。
ジャガーXF	スポーティな走りと上質な内装が特徴。
ボルボS90	安全性能と上質な乗り心地が特徴。

スペック

メルセデスベンツ Eクラスセダン「E 300 Sports」のスペックです。。

新車価格	1029万円
駆動方式	FR
燃料	ハイオク
燃料タンク容量	66L
排気量	1,991cc
トランスミッション	9AT
乗車定員	5名
燃費（WLTCモード）	11.7km/L
最小回転半径	5.4m
最高出力	190[258]/5800 kW[PS]/rpm
最高トルク	370[37.7]/1800 N・m[kgf・m]/rpm
全長	4,940mm
全幅	1,850mm
全高	1,455mm
ホイールベース	2,940mm
最低地上高（未積載時）	135mm
車両重量	1,740kg
荷室容量（リアシート立）	540L

価格

メルセデスベンツEクラスセダンの価格帯です。

873～1029 万円

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは『ベンツ Eクラス大解剖レビュー・評判・口コミ：「なぜ貧乏って言われるの？」を重点的に検証！』です。

検証するには材料が必要です。

まず、ベンツ Eクラスに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

エクステリアは平凡で特別感がない。
インテリアの操作性に問題あり、特にシフトレバーやタッチパッドの使い勝手が悪い。
ナビゲーションシステムが使いにくく、時には不正確。
エンジン性能が前車に比べて非力。ブレーキの感触が不自然で、制動力が一貫していない。
自動運転機能に不具合があり、思わぬ動きをすることがある。
ハンドルやドアノブに高級感が欠ける。
車内静音性が高すぎて、外部の緊急車両の音が聞こえにくい。

フロントにあるメルセデスマークが少し品がないと感じる。
スタート時にモッサリ感がある。
40-60km/hで低負荷定速走行中に出足にガサツキ感があり、ディーゼルのように感じることがある。
9速ATであるが、100km/hではせいぜい8速で、9速を使うことはなさそう。
ランフラットタイヤの乗り心地が不安。
燃費が前車のハイブリッドと比べて悪い。
価格が高め。
ナビの目的地設定やルート選択がクラウンアスリートより使いづらい。
日本の一般道ではクラウンアスリートの方が静か。
バック時の警告音の音量を変更できない。
2000cc直噴エンジンのディーゼルっぽい燃焼音。
高度なデジタル機器類の操作が難しい。

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

ベンツ Eクラスのレビュー分析

デザインと品質の印象: 外観は平凡とされ、内装の操作性に問題があるとの声があります。ハンドルやドアノブに高級感が欠けるとの評価も見られます。
機能性と快適性: ナビゲーションシステムの使い勝手に問題があるとの意見があります。車内の静音性が高すぎて外部の音が聞こえにくいという意見もあります。
運転感覚: エンジン性能に関しては非力との評価があり、ブレーキの感触に一貫性がないといった意見も見られます。また、自動運転機能に不具合があるという声もあります。
パフォーマンス: 加速時のモッサリ感やガサツキ感があるといった意見があり、特に中速域での運転感覚について不満があるようです。
燃費と価格: 燃費が前車のハイブリッドと比べて悪いという評価や、価格が高いという意見が見られます。
比較と競合: 他の車種、特にクラウンアスリートと比較して、ナビの操作性や静音性に劣るとされています。

以上のような評価が一定数見られます。これらはあくまでレビュアーの意見であり、必ずしもファクトであるとは限りません。しかし、これらの意見はベンツ Eクラスに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、ベンツ Eクラスに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

高い居住性と快適な座り心地。車内が非常に静かで快適。
エンジンは静かで滑らかな走行感。
ドライブパイロットなどの先進的な運転支援システム。安定した走行性能。
高級感のあるインテリアデザイン。
価格が国際市場と比較して妥当。
乗り心地が非常に良い。

エンジンが良く回るようになり、パワー不足を感じなくなった。
取り回しが良く、運転しやすい。燃費が改善した。
外観はスポーティで良い。インテリアの質感が素晴らしい。ライティングの雰囲気が気に入っている。
安全装備が充実している。
低回転からトルクが発生する直噴ターボエンジンで満足。
乗り心地がランフラットタイヤにも関わらず許容範囲。
ステアリングパイロットが魅力的。
インテリアの間接照明が64色選べて気に入っている。
パノラミックスライディングルーフが快い。

レトロ感と未来感を併せ持った内装
コンフォートとスポーツモードの双極性
高速道路での直進安定性が高い
車線逸脱防止機能や360°安全確認システムが充実
街乗り平均18km/L、高速平均22km/Lの優れた燃費
1949ccクリーンディーゼルターボエンジンによる優れた加速
ラグジュアリー＆エグゼクティブセダンとしての高い走行性能
非の打ちどころのないセダンスタイル
ブルメスターサウンドシステムによる高品質な音響
パフュームアトマイザーによる室内の快適さ
64色アンビエントライトでナイトドライブを演出。本革シートの高い質感

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

ベンツ Eクラスのレビュー分析

居住性と快適性

レビューでは、ベンツ Eクラスの高い居住性と快適な座り心地が強調されています。車内の静かさと快適性、快適な乗り心地が特に注目されています。

運転支援と安全性

先進的な運転支援システム、特にドライブパイロットやステアリングパイロット、車線逸脱防止機能、360°安全確認システムが高く評価されています。これらは運転の安全性と利便性を向上させているといった意見がある。

走行性能

安定した走行性能と高速道路での直進安定性が評価されています。また、直噴ターボエンジンの低回転からのトルク発生や、改善された燃費も良い評価を得ています。

デザインとインテリア

高級感のあるインテリアデザイン、レトロ感と未来感を兼ね備えた内装、質感の高い本革シート、間接照明の選択肢などが好評です。スポーティな外観とインテリアの質感も高く評価されています。

追加機能と快適装備

パノラミックスライディングルーフ、ブルメスターサウンドシステム、パフュームアトマイザーなどの追加機能が、車内の快適さとラグジュアリー感を高めていると評されています。

総合的・全般的なレビューをご紹介

レビューの最後に、ベンツ Eクラスに関する総合的・全般的なレビューをご案内します。「細かな点ではいろいろ言いたいことがあるけれど、結局のところベンツ Eクラスのことをどう思っているのか」、そうしたレビュアーの＜思い＞が込められたレビューとなります。ぜひ、参考になさってください。

車全体のバランスが良く、快適な乗り心地。細かな不満点はあるが、長期間愛用する価値がある。
エンジン性能や安全機能が特に評価できる。価格に見合う高級感と品質が提供されている。
インテリアやエクステリアのデザインがいい。ドイツ車特有の堅実さと高品質が感じられる。
ナビゲーションシステムの改善が望まれる。
日本専用に作られた車と比較しても、その品質と性能に満足している。大切に乗り続けたいと思う車。

走りも装備も「キングオブセダン」「ラグジュアリー＆エグゼクティブ」に相応しい
毎日の乗車でリラックスし、リフレッシュできる
今の日本車市場では見つけられないような真面目なセダンスタイル

「なぜ貧乏って言われるの？」を重点的に分析

この記事のテーマは『ベンツ Eクラス大解剖レビュー・評判・口コミ：「なぜ貧乏って言われるの？」を重点的に検証！』というものです。

テーマの重点項目である「なぜ貧乏って言われるの？」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

「なぜ貧乏って言われるの?」

ネット上には、「〇クラス以下はベンツじゃない」「〇クラスは貧乏くさい」といった声があります。そして、こうした声に対して、ベンツオーナーが各モデルをすべて乗り比べて、乗り味の違いをまじめに論じているサイトもあります。

けれども、ベンツEクラスが貧乏か貧乏でないか、といった類の言説は、乗り味とか機構的な違いを問題にしている発言ではないと思います。

「記号性」の問題です。

一部の人にとっては、ベンツと言ったらSクラスのような堂々とした車体で街をねり歩くのが本筋であり、それ以下のベンツはすべてみな「貧乏くさい」というように映るのでしょう。

けれども、これはほぼ断言できますが、このような貧乏論議を吹っかけている人のほとんどすべてが、ベンツとは縁もゆかりもない（特に経済的に）人たちだと思います。

やっかみ、嫉妬、ねたみ….です。

真に価値あるものかどうかは、必ずしも価格のみで決まるものではないとはいえ、873～1029万円という価格帯のクルマを、「貧乏くさい」というのは、いかにも無理があります。

まるで、年俸40億を超える大谷選手に比べたら、年俸5億の〇〇は貧乏人だね、などと聞いた風なことをうそぶく人と同類であり、そんな発言をしている人は実は時給1040円でバイトしていたりするのです。

したがって、「Eクラスは貧乏くさい」などという言説にいちいち付き合うのは無意味です。

レビューサイトの平均評価点のご案内

ベンツ Eクラスが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

みんカラ：4.31点（5点満点）
価格コム：4.43点（5点満点）

※2023年11月24日時点

ライバル車とその特徴

ベンツ Eクラスのライバル車とその特徴をまとめました。

車種	特徴
BMW5シリーズセダン	スポーティな走りと優れた安全性能を備えている。 ⇒⇒レビュー記事
アウディA6セダン	インテリアの質感と先進的な装備が特徴。
レクサスES	上質な乗り心地と豊富な安全装備を備えている。 ⇒⇒レビュー記事① ⇒⇒レビュー記事②
キャデラックCT6	圧倒的な存在感と豪華な内装が特徴。
ジャガーXF	スポーティな走りと上質な内装が特徴。
ボルボS90	安全性能と上質な乗り心地が特徴。

どんな人におすすめ？

ベンツ Eクラスがおすすめの人物像をまとめました。

おすすめの人物	理由
ビジネスプロフェッショナル	高級感と快適性があり、ビジネスシーンでの印象が良い。
長距離ドライバー	快適な乗り心地と燃費の良さが長距離運転に適している。
ファミリー層	広々とした室内空間と安全性能が家族での使用に最適。
技術愛好者	最新技術と先進的な機能が多く、テクノロジーに興味がある人にぴったり。
ステータス志向の人	ブランドの名声と高級感がステータスを求める人に合う。

ベンツ Eクラスは、その高級感と快適性からビジネスプロフェッショナルに好まれます。また、快適な乗り心地と優れた燃費効率は長距離ドライバーにとって魅力的です。

ファミリー層には、広々とした室内空間と高い安全性能が重宝されます。技術愛好者には、先進的な機能や最新技術が評価されます。さらに、ブランドの名声と高級感はステータスを重視する人に適しています。

ベンツ Eクラスに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないメルセデスベンツの他の車種があるとしたら、それは何？

思わず目移りしてしまうかもしれないメルセデスベンツの他の車種をまとめました。

車名	特徴
Sクラス	高級感と最先端の技術装備
Eクラスステーションワゴン	セダンと同様の安全性と快適性を実現したモデルです。
Eクラスオールテレイン	未舗装道路などのオフロードでも快適性を重視したモデルです。ステーションワゴンの実用性とSUVらしい姿かたちを特徴としています。
Cクラス	優れた燃費とコンパクトなデザイン ⇒⇒レビュー記事