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【記事丸わかり】
これらの要点から、ベンツBクラスは貧乏車というレッテルに反して、実際には幅広い層に受け入れられており、その経済性や実用性で高い評価を受けています。 参考動画⇒⇒竹岡 圭のメルセデス・ベンツBクラス試乗 |
ベンツBクラスの真実: 貧乏なのか、それとも隠れた名車か?
メルセデスベンツBクラス(W247・3代目:2019年6月6日~):Wikipedia
自動車の世界において、「高級」という言葉と「メルセデス・ベンツ」というブランドは、ほぼ同義と言えるでしょう。その中でも、Bクラスはメルセデス・ベンツの中でも比較的手が届きやすいモデルとして知られています。
しかし、この「手の届きやすさ」ゆえなのか、一部では「貧乏人が購入する車」というイメージを生んでいるようです。実際のところ、ベンツBクラスは本当に「貧乏人の車」なのでしょうか?
本記事では、この疑問に迫るために、Bクラスの所有者の実像から車の特徴、経済性、市場での位置付けまで幅広く掘り下げていきます。
ベンツBクラスの所有者の実像
ベンツBクラスを選ぶドライバーたちは、一言で表すことは困難です。この車の所有者は驚くほどの多様性を示しています。年齢層も幅広く、若い世代から熟年層まで、さまざまな人々がBクラスを選んでいます。
職業においても、ビジネスマンから自営業者、専門職に至るまで、多種多様です。これらの事実は、Bクラスが特定の収入層に限定されず、広い層に受け入れられていることを示しています。
維持費の実態
所有者の経済的背景を考える際には、単に車の購入価格だけでなく、維持費も重要な要素です。ベンツBクラスは故障が多く、修理費が高いという点がしばしば指摘されています。
ですが、私がネットで調べたところ、ベンツBクラスだけが他の車種に比べて特別故障率が高いわけではないようです。Bクラスの故障に関して言及している書き込みの多くは、比較的低年式の中古を購入したケースです。
中古で購入し、保証期間も短いので、ちょっとした故障でも数万円といったまとまった修理代がかかることから、「Bクラスは故障が多い」といったフレーズが出てくるのだと思います。
ひょっとすると、このように低年式のBクラスを購入したオーナーが、故障した修理した高かった、といった声をあげることで、「あんなに騒いで、やっぱり、Bクラスは貧乏人が乗るクルマだな」という受け止めをされている側面はあるかもしれません。
新車保証か認定中古車保証があれば安心
保証期間の長い新車保証、これに次ぐ認定中古車保証がついたBクラスなら安心です。大きな故障も無料で修理できます。
そもそも、低年式で保証期間が短い中古の外国車を購入すれば、どのメーカーのクルマであれ、修理代をはじめとした維持費はかかります。
余談になりますが、新車でも外国車はしばしばマイナートラブルを起こします。保証があるから金銭的には問題ないのですが、そのたびにディーラーに足を運ぶことになります。
ですが、それを狙っているのか、結果としてそうなのか、そこはわかりませんが、こうしてたびたびディーラーに足を運ぶことで、オーナーはその都度展示されている他の車種を目にし、好奇心をそそられ、「次はこの車にしよう」などと密かに欲望をうごめかしたりするものです。
まったく故障しなければ、定期点検と車検の時くらいしかディーラーには行かないでしょう。したがって、ある程度のマイナートラブルは、ディーラーにとって他の車種を売り込む絶好の機会になっているわけです。余談ですが。
車の寿命とメンテナンス
ベンツBクラスの寿命は一般的に10年以上とされていますが、これは定期的なメンテナンスと正しい使用方法が前提です。定期的なメンテナンスを行い、急な加速や急ブレーキを避け、故障を感じた際にはすぐに修理することが、車の寿命を延ばす上で重要です。
このような維持管理を適切に行うことで、経済的な負担を軽減し、車の価値を長く保つことができます。
維持費は1.5倍~2倍
ちなみに、ベンツBクラスの修理費用や車検費用等は、国産車の1.5倍~2倍が目安となるでしょう。世間で言われているほど故障は多くありませんが、一定の維持費がかかることは確かです。
Bクラスはこんなクルマ!
ベンツBクラスは、コンパクトMPV(マルチ・パーパス・ビークル)です。コンパクトカーとミニバンの中間的な特徴を持つ実用性の高いモデルです。
2005年に初代が発売され、2023年現在で3代目が販売されています。
Bクラスのボディサイズは、全長4,425mm×全幅1,795mm×全高1,565mmと比較的コンパクトですが、しかし、ホイールベースは2,730mmと長く、後席の足元スペースは広々としています。また、荷室容量も455Lから1,540Lと、外見からは想像できないほど広くなっています。
乗車定員は5名です。FF(前輪駆動)の強みを生かして、大人でもゆったり乗れます。
パワートレーンは、ガソリン、ディーゼル、ガソリンのマイルドハイブリッドが用意され、トランスミッションは7速DCTまたは8速DCT、WLTCモード値燃費は14.9km/L~18.8km/Lとなっています。
走行性能は、ベンツのクルマらしく、いずれのエンジンも、力強くスムーズな走りを実現しています。サスペンションは前後ともマクファーソンストラット式を採用し、乗り心地と操縦安定性を両立しています。
「インテリジェントドライブ」と名乗る、先進の安全運転支援システムも進化し、Sクラス並みの機能が与えられています。高度なステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、周囲の状況をより的確に把握します。
アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動で制御して全車速で追従してくれる「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」が装備されていて、この機能には自動発進機能も備わっています。つまり、渋滞などで停止するたびにいちいち再発進操作をしなくても、30秒以内なら自動で再発進してくれる超実用的な機能です。
まとめ
「ベンツBクラスの真実: 貧乏なのか、それとも隠れた名車か?」のテーマで解説してきました。
正直なところ、「〇〇は貧乏?」というタイトルの記事は、グーグルサジェストにあるから仕方なく書いているだけで、いつも書きながらそのうちイライラしてきてしまいます笑。
だって、ベンツBクラスが貧乏車であるわけないでしょう?この車に乗っている人がなぜ貧乏人なのでしょう?
私だってBクラスに乗りたいです。ただお金がないから乗れないだけです。つまり、私が貧乏なのです。Bクラスが貧乏であるわけがないです。
なんだかめちゃくちゃな結論になってしまいました。
ご覧いただきありがとうございました。