【要点解説】信号無視したドライブレコーダーの映像を提出|警察の対応は?

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信号無視したドライブレコーダーの映像を提出|警察の対応は?

このページのテーマは、自分が付けているドライブレコーダーに信号無視した他人の車両の映像が録画された場合に、その映像を警察に提出すれば、警察は検挙に動くのだろうか?これがテーマです。

結論は、警察は動かないだろう、と思います。

ドライブレコーダーの映像が、人身事故であったり悪質な煽り運転の映像であれば、警察は動く可能性が高いと思います。捜査に動き出し、ドライブレコーダーの映像を重要な証拠として検挙にまで持ち込むことは十分にあり得ます。

しかし、赤信号で侵入した車の映像で、なおかつ、その結果として事故につながっていないドライブレコーダーの映像であれば、おそらく、どの警察署でも対応は重いと思います。いい顔はしないはずです。

ドライブレコーダーの映像から検挙にまで持ち込むのは、実はけっこう大変な作業が必要になります。

  1. ドライブレコーダーの映像が人為的に加工されていないか確認:映像の内容、日付設定など
  2. 加工されていない映像であったとして、今度は、ナンバープレートから所有者を割り出し、映像に映っている運転者と所有者が同一人物であるか確認
  3. 同一人物であればその人物を訪ねて事実関係を確認
  4. 同一人物でなければ、所有者に運転者の身元を確認

こうした作業を、特に重大事故ではないドライブレコーダーの映像について、1件1件行うことは、普通警察はしないと思います。

また、もしもそうした提出映像を元に検挙して、その噂が世間に広まったら、その後は数多くの同様のドライブレコーダーの映像が提供される可能性が高まり、そうした事態を恐れて、いちいち対応しないという側面もあるはずです。

煽り運転や重大事故の映像なら、むしろ警察は提供を呼び掛けている

これとは反対に、重大事故であるとか悪質な煽り運転の映像は、むしろ警察は積極的に提供を呼び掛けています。

たとえば岡山県警では「岡山県 あおり110番 鬼退治ボックス」というページでドライブレコーダーの映像提供を呼び掛けています。

・・・岡山県警では、道路利用者の安全を確保するため、あおり運転や飲酒運転、無免許運転、暴走行為等危険な運転に関する情報を受け付けています。また県警への情報提供に併せて、車両のドライブレコーダーやスマートフォン等の動画の提供もお願いします。お寄せいただいた情報は担当部署で、今後の交通安全対策に活用させていただきます。

(下線は当サイト管理人)

全国の警察でも同様の呼びかけが行われています。

下記の記事も参考になさっていただけると幸いです。

⇒⇒ドライブレコーダーの映像には交通違反の証拠能力がある?

⇒⇒ドライブレコーダーはスピード違反の検挙の証拠となる?

⇒⇒ドライブレコーダーの事故映像を保険会社に提出する方法

⇒⇒社用車のドライブレコーダーはプライバシー侵害か|映像・音声・GPS

⇒⇒ドライブレコーダーで監視される事例3件|社用車の場合

⇒⇒警察はパトカーのドライブレコーダー映像を見せてくれない?

ご覧いただきありがとうございました。