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ハブボルト(クリップボルト)とは
車のボディー側とホイールを固定するためのボルト、これがハブボルトまたはクリップボルトです。
タイヤ交換する際に、ナットを外してタイヤごと引き抜くと、ブレーキディスク(ディスクブレーキの場合)の内側に円柱があって、その円柱から4本または5本のボルトが突き出ています。これがハブボルト(クリップボルト)です。
ハブボルト(クリップボルト)の規格は、トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、スズキなど自動車メーカーによって異なります。
たとえばアマゾンで「ハブボルト トヨタ」で検索するとトヨタ規格のものが、「ハブボルト ホンダ」で検索するとホンダ規格のものが、それぞれヒットします。
ただし、ねじ山ピッチ、ねじ山数などはメーカにより異なっていても、ハブボルト径はほとんどのメーカーがM12の規格です。
軽自動車はM10の規格が多いです。
なお、ハブボルト(クリップボルト)の本数も、4本の車もあれば5本の車もあります。
折れの原因
ハブボルト(クリップボルト)を交換しなければならない原因では、折れがもっとも頻発するケースです。
折れの原因は以下の通りです。
- ナットの締めすぎ
- 経年劣化(主に錆による腐食)
- タイヤ交換時にボディとホイール間にゴミやホコリが挟まり、ボルトに負荷がかかる
要注意は、ナットの締めすぎです。
ナットは緩ければ緩いで危険ですが、強く締めすぎるとボルトやナットに高負荷となり、折れの原因になります。
実際、タイヤ交換の際に車体側から突き出たハブボルトを見ると、ハードな走行にたった4本(あるいは5本)のこんな棒っ切れが支えているのかと思うと、恐ろしい気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
交換費用
ハブボルト(クリップボルト)は、アマゾンや楽天などで簡単に入手できます。
8本セットで2,000円前後が相場です。
ハブボルト(クリップボルト)が折れたりねじ山がなくなったりした場合、まずそれを取り外すのにプロの工具が必要になり、また新しいボルトを入れるのにも「圧入」するので、DIYでは難易度が高いと思います。
ディーラーやカー用品店に交換を依頼した場合、簡単にできるものなら1本あたり5,000円前後、手のかかるやっかいな交換になると1本あたり30,000円~40,000円というケースも出てきます(いずれも部品代と工賃の総額)。
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