【超実践説明】タイヤの空気圧が1本だけ減るのはパンク?原因は?

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タイヤの空気圧が1本だけ減るのはパンク?原因は?

ガソリンスタンドなどでタイヤにエアーを充填してもらったけれど、1週間ほどしたら、4本のうちの1本だけ明らかに空気圧が減っていた。

こういう経験がある方は多いと思います。

悩ましいのは、もしも4本のうちの1本が完全にペシャンコになってしまえば、「ああ、これパンクだな」ということで、すぐに次のアクションに出られるのです。

しかし、完全にペシャンコになるのではなく、とりあえずそのまま走ることはできる程度の減り方であれば、パンクとも決めつけられず、では何が原因であり、どう対応すればいいのか、判断が難しくなってしまいます。

これは、いわゆる「スローパンクチャー」と言われる現象です。空気がゆっくり抜けていくのです。もしかしたら釘などが刺さっているのかもしれませんし、エアバルブが劣化しているのかもしれません。

一般的に、スローパンクチャーが発生する原因には次のようなものがあります。

  1. タイヤの接地面(トレッド面)に釘や金属片などが刺さっていて、まだ抜けずにそこにとどまっている:釘などが抜けてしまえば空気もあっという間に抜けるのですが、刺さったままだとゆっくり空気抜けする
  2. エアバルブのバルブコア(シム)が古くなっていて空気が漏れている:今はホイールにエアバルブが付いていることが多いのですが、ホイールが古い場合はこういうことも起こりえます
  3. ホイールのリムの幅とタイヤの幅が不適合でエアが抜けている:最近タイヤかホイールを替えていませんか?サイズ違いだとこういうことが起こります
  4. ホイールのリムと接するタイヤのビード部分が劣化していてそこから空気が漏れている:タイヤが古い場合に発生することがあります
  5. ホイール自体が縁石との接触等で変形し、タイヤとの接合部から空気抜けしている:ホイール部分にまで衝撃が来るような強い当たり方をしたことがありませんか?
  6. タイヤが古く、内側か外側のいずれかに傷、ひびなどが入っていて、そこから空気が漏れている:製造年が古いタイヤはたとえ見た目は山が残っていてもこういうことが起こりえます
  7. 2ピースあるいは3ピースのホイールで、各ピースの組付けや接合がうまくいっていないために空気抜けしている:聞いたことがないようなメーカーのホイールだと接合部分のボルトやナットが緩んでしまったりします。あるいは溶接部分が弱いケースもあります

上記のような原因が考えられますが、思い当たることはないでしょうか?

いずれにしても、スローパンクチャーはわたしたち素人では原因の特定は困難ですから、プロの判断を仰いだ方がいいと思います。

タイヤ補修剤は極力使用しないで

スローパンクチャーの現象が発生していて、空気を充填してもそのうちまた減ってしまう場合に、面倒だから車についているタイヤ補修剤(応急パンク修理キット)を使おう、と考える方もいらっしゃるでしょう。

原因がパンクか何かわからなくても、とりあえずパンクとみなして補修材を使えば、当面は空気抜けもなくなるだろう、というわけです。

確かに、パンク修理剤を使えば、一時的に空気抜けが収まるかもしれません。けれども、このパンク修理剤を使うと、そのタイヤはその後修理不能になります。タイヤ内部が接着剤だらけになって、修理できないのです。

だから、スローパンクチャーが発生したタイヤはもう廃棄するつもりでいるのであれば、パンク補修剤で一時しのぎをするのもアリだと思います。

しかし、もしかしたら接地面に細い釘が刺さっていて、それが原因でスローパンクチャーとなっていたのであれば、そこは修理可能です。2,000円から4,000円程度で補修可能です。

新品価格で1本20,000円とか30,000円するタイヤであれば、修理した方が安上がりです。

したがって、パンク修理剤はどうしても使わざるを得ないような状況で最後の手段として使うべきもので、やはりディーラーとかタイヤ専門店とかカー用品店とかガソリンスタンドなどに入庫して、プロの判断を仰ぎ、修理できれば修理する、できなければ新品に交換する、といった対応をした方がいいと思います。

なによりも、スローパンクチャーが発生しているタイヤをそのまま乗り続けること自体が危険です。いまはゆっくり空気が抜けているのかもしれませんが、いつ何時、いきなり損傷個所が拡大して、パンクやバーストを起こすかわかりません。

もしも、すでにペシャンコに近くなるまで空気抜けが進行してしまった場合には、自走して修理工場等へ行くのではなく、JAFを呼ぶか、自動車保険のロードサービスを利用してください。

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