【2024年2月29日】ブリヂストンがパンクしないタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始しました。⇒⇒エアフリー |
タイヤからの異音|ウォンウォン・パタパタ・ゴトゴト|変形その他
走行中にタイヤから聞こえてくる様々な異音はまさに「危険信号」です。原因によって音の性質も違っていて、音の種類によってある程度原因が特定できます。このページではそうしたタイヤの異音について具体的に見ていきたいと思います。
ウォンウォンと唸るような音
唸るような響きでウォンウォンとタイヤが異音を発する場合は、まずたいていタイヤの偏摩耗が原因です。タイヤの空気圧を上げ過ぎたり下げ過ぎたりするとタイヤのトレッド面(路面と接する部分)が均一に摩耗しません。片側の減りが早くなったり中心の減りが早くなったりします。また、キャンバー角を極端に傾けたネガキャンとかポジキャンにすると当然タイヤは片減りします。こうしたタイヤで走行すると、特に高速走行ではウォンウォンといった唸るような異音が発生しやすくなります。ある程度の偏摩耗はタイヤのローテーションで対応できますが、鬼キャンなどの極端な使い方ではタイヤ交換するしかありません。
ボコボコ・ゴトゴトという低い音
ゴトゴトとかボコボコといった比較的低い響きの異音が発生する場合は、タイヤのトレッド面の一部がペタンコにへこんでいる可能性があります。いわゆるフラットスポットです。これは急ブレーキをかけたりするとできやすく、一度タイヤの一部にペタンコの部分が発生すると、次に急ブレーキをかけた時にまた同じ面が摩耗するようになって急激にペタンコ度合いが進行してしまいます。また、長期間車を放置しておいた場合もフラットスポットが発生しやすくなります。急ブレーキによるフラットスポットは直しようがありませんが、比較的短期間の放置によるフラットスポットなら乗り続けることで回復することもあります。
パタパタという音
タイヤに釘穴ができたようなケースでは、サイドウォールにできた穴は修理不可能ですが、トレッド面なら修理できるケースもあります。その際、パンク修理後しばらくしてから修理箇所を中心にタイヤが膨らんできてコブのようなものができることがあります。こうなると走行中にパタパタという音を発するようになります。また、輪止めや縁石やキャッツアイなどにタイヤをぶつけてしまい、タイヤ内部のカーカスコードを痛めつけてしまった場合も、タイヤにコブのような膨らみができて、やはり走行中にパタパタという異音を発するケースがあります。こうしたタイヤは交換するしかありません。
カチカチという音
これはけっこうわかりやすい音ですが、タイヤに釘が刺さったりタイヤの溝に小石が挟まったりしていると、走行中にカチカチという音がします。釘であればタイヤ交換かパンク修理、小石であればドライバーなどで取り去ってください。
カタコト・コトコト・カタカタという異音
ホイールナットが緩んでいるとカタカタとかコトコトという異音が出ることがあります。また、ハブリングが適正なサイズでない場合もカタコトとかコトコトといった異音が発生したりします。ハブリングとはホイールを交換した際にセンターホイールとセンターハブのあいだにできる隙間を埋めるための輪っか状のパーツでスペーサーの役割を果たします。純正のホイールには不要ですが社外ホイールに交換した場合は必須です。このハブリングのサイズが不適切だと隙間ができて走行中にカタカタとかカタコトといった異音を発生させ、さらにホイールナットが緩む原因ともなるので、とても危険です。
さらに、サスペンションのマウントブッシュなどが劣化して固くなっていると、やはりコトコトとかカタコトという音を発することがあります。
上記以外にも、アライメント調整が狂っていたり、ホイールバランスが取られていなかったりするケースでも、いつもと違う異音が出ることがあります。
タイヤやその周辺からの異音は大事故に直結するケースが多いので、放置しないでできるだけ早期にディーラーや修理工場に車を持ち込んでプロの診断を受けてください。
修理が必要な場合も、早期に対応すれば修理費用も安く済むはずです。
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