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アッセンブリーの意味:ユニットと部品の違い
車やバイクが故障した場合に、「これは部品交換じゃなくてアッセンブリー交換ですね」と言われることがあります。
その際の「アッセンブリー」とは、別の言い方では、「アッシー」とか「assy」とか「assembly」などがあります。
これらの言葉の意味は、「組み立て部品」または「組み立てた部品の集合体」のことです。
たとえば、事故でヘッドライトのレンズカバーを割ってしまったとします。この場合、通常、割れたレンズカバー部分だけを交換することはできません。なぜなら、現在のヘッドライトはレンズカバーと内部の反射板、電球、電球のソケット、配線コード・・・といった細かい部品が1つの集合体として組み立てられたものを、まとまったユニットとして扱うからです。
だから、レンズカバーのみの交換は不可であり、ヘッドライトをユニットごと交換しなければなりません。※球切れの場合は電球のみの交換ができます
これを「アッセンブリー交換」とか「assy交換」とか「assembly交換」と呼びます。
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「アッセンブリー交換」には2通りの意味があると思います。
上のヘッドライトの例のように、もともと部品に小分けした交換修理ができず、やむを得ずassy交換しなければならないケースが1つ。
もう1つは、部品に小分けした交換修理はできるけれど、それをやると工賃などが嵩んで結局割高になるので、それならassembly交換してしまおう、というケースです。
たとえば、燃料タンクの中に沈めてある燃料ポンプ(インタンク型)が故障した場合、実際に故障しているのはモーター部分だけで、モーターを交換すれば他の部品は今後も使える、というケースを考えてみます。
この場合、確かにモーター交換だけでまた燃料ポンプは使い続けることができるかもしれませんが、モーター交換するには燃料ポンプをすべて分解する必要があり、モーター交換後はまた組み立てなおす手間がかかります。
すると、部品代はモーターだけで済むかもしれませんが、工賃を含めると、結局のところ、燃料ポンプそのものを「アッセンブリー交換」してしまったほうが安上がりだ、ということになるでしょう。
このように、工賃などを総合的に判断して、部品のみの交換で済ますか、アッセンブリー交換にするか、判断すべきケースも出てきます。
ご覧いただきありがとうございました。