車のエンジンをかけずにエアコンは使えますか?
ガソリンやディーゼルなどの化石燃料のみで走る車の場合、エアコンはエンジンをかけている間しか使えません。
エンジンをかけずにエアコンのスイッチを入れると、風は出てきますが、その風は冷たい風ではありません。
なぜなら、エアコンはコンプレッサーを作動させないと冷風を作り出せず、そのコンプレッサーはエンジンの動力によって作動するからです。
ところが、このコンプレッサーの動力を電動にしている車もあります。
それがハブリッド車や電気自動車です。
たとえば三菱のアウトランダーPHEVの場合、6時間~7時間くらいはエンジンをかけずにエアコンを使えます。もちろん、その時の電池の容量によりますが、たっぷり蓄電されていれば数時間は使えます。
日産の電気自動車リーフの場合も、十分に充電されている状態であれば、やはり数時間エアコンを使えます。というか、リーフにはエンジンがないので、電池の容量さえあればいつでもエアコンは使えます。
夏場の車中泊に必須
わたしたちのカーライフで、エンジンをかけずにエアコンを使いたい機会というのはそう多くありません。
せいぜい、アイドリングストップの時にもエアコンが止まらずに冷たい風を出し続けてほしいくらいのものだと思いますが、これはプリウスハイブリッドなどが電動コンプレッサーを搭載することですでに実現しています。
こうした小さな要望ではなく、本気でエンジン停止中にもエアコンを使いたい場面と言えば、それは夏場の車中泊でしょう。
今は環境問題もあるので、どこかの駐車場に車を止め、そこで一晩車中泊をすること自体は許されても、エアコンの冷風が欲しくてエンジンを一晩中かけっぱなしにすることは、ちょっと困難な時代になっています。
そんな時、一部のプラグインハイブリッドや電気自動車なら、まさにエンジンをかけずにエアコンが使用できます。
車中泊をしてみたいという方は、夏場のエアコン問題をクリアできるかどうかは、クルマ選びの重要な項目に入ると思います。
下記の記事も参考になさってください。
⇒⇒車の暖房を早く効かせる方法は?温まるのが遅いんですが・・・
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