車のエアコンはエンジン停止中に使うとどうなる?
車のエアコンをエンジン停止中にも付けっぱなしにすると、エンジン停止する前までは冷風が出ますが、エンジン停止後は冷風ではなくただの生ぬくとい風が出てくるだけです。
車のエアコンはコンプレッサーの働きで冷たい空気を作り出しています。そしてそのコンプレッサーはエンジンの動力で動きます。
したがって、エンジンが停止して、キーを完全に切らずにいた場合、送風口からただの風が吹き出されるだけの状態になります。
アイドリングストップでも風が吹き出し続ける車種がありますが、吹き出す風は「冷風の名残り」みたいな風で、もしもそのまま2分とか3分エンジン停止状態であれば、完全にただの生ぬるい風になってしまうでしょう。
電動コンプレッサーを搭載してアイドリングストップにも対応
2台目以降のプリウスは、コンプレッサーを電動化しました。電気の力で作動するので、アイドリングストップ等でエンジンが停止している間も冷たい風が出てきます。ちゃんとエアコンが作動しているからです。
PHEV車やEV車は夏場の車中泊で冷房が使える
電動コンプレッサーを搭載し、バッテリーの容量もたっぷりある車種の場合、夏場の車中泊で一晩中冷房を使うことが可能になっています。
三菱のアウトランダーPHEVや電気自動車の日産リーフの場合、エアコンはエンジンの動力を必要としないので、バッテリーの容量さえたっぷり残っていれば数時間は冷房だけを使うことができます。
車中泊が許されている駐車場であっても、騒音の問題からエンジンをかけっぱなしで車中泊できない状況になりつつあります。
しかし、電動のコンプレッサーを使う車で、バッテリーの容量に余裕がある車種であれば、電気の力だけでエアコンを数時間使用できます。
もっとも、電動コンプレッサーの音もそれなりにうるさいようです。やはり、使用できる場所は限定されるのかもしれません。山奥ならだれにも文句は言われないでしょう。
下記の記事も参考になさってください。
⇒⇒車の暖房を早く効かせる方法は?温まるのが遅いんですが・・・
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