【90秒解説】タイヤ 異音 キュルキュル｜駐車場のカーブで滑る音

タイヤ 異音 キュルキュル｜駐車場のカーブで滑る音

街中の小さな駐車場ではなく、けっこうな規模の地下駐車場とか、商業施設に付属する駐車場などでは、特にスピードを出していなくてもタイヤが簡単にキュルキュル鳴きます。

とりわけ、カーブを曲がったりするとすぐさまキュルキュル鳴きますし、ほとんど据え切り状態であってもキュッと鳴ったりキュルキュルッと鳴ったりします。

これはタイヤの側に原因があるのではなく、駐車場地面の表面加工が音の原因です。

こうした駐車場では、摩耗によるタイヤカスやコンクリート粉の発生を防止するため、表面に摩擦を少なくするすべすべの加工を施してあります(ウレタン塗料やエポキシ塗料などを塗布)。

そのため、通常のコンクリートならタイヤが深く食い込む場面でも、そうはならずに、タイヤが表面をツルッと滑るだけであり、その滑る音がキュルキュルです。

タイヤは滑るだけなので摩耗はほとんどしません。タイヤにとっては優しい地面ということになります。

ただ、地面に水たまりがあったりすると通常の路面より滑りやすくなります。

映画などでは派手なスキール音(キュルキュル音)を出しながら犯人が駐車場の通路を上階(下階)に向かって逃走していくシーンがありますが、当然のことながら、これはとても危険です。

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