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オールシーズンタイヤの見分け方
オールシーズンタイヤと他のタイヤ(夏タイヤやスタッドレスタイヤ)との見分け方ですが、最も確実な見分け方はタイヤの側面の表示で確認する方法があります。
オールシーズンタイヤの場合、下記のいずれかの表示があります。
- M/S
- mud&snow
- M+S
- M&S
- M.S
上記の「M」はmud(泥)を意味します。「S」はsnow(雪)の意味です。
もしスタッドレスタイヤなら「Studless」の表示があります。
なお、「Studless」と「M/S」の両方の表示があるタイヤもあって、これは文字通りスタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤを兼用しているタイヤのことです。
オールシーズンタイヤのトレッド面(路面と接触する面)には独特のパターンがあります。夏タイヤとも違うしスタッドレスタイヤとも違っていて、タイヤに詳しい人が見れば一目で見分けられるパターンです。
※このページのトップにある画像はミシュランのオールシーズンタイヤの画像です。超かっこいいですね(個人的な感想です・・・)。
スタッドレスタイヤとの違い
現在市販されているタイヤは大別すると次の3種類に分類できます。
- 普通のタイヤ(夏タイヤ)
- スタッドレスタイヤ
- オールシーズンタイヤ
③のオールシーズンタイヤは①の普通のタイヤと②のスタッドレスタイヤを足して2で割ったようなタイヤです。
オールシーズンタイヤは普通の路面も走行できますし、雪道も走行できます。ただし、雪道の走破性はスタッドレスタイヤよりやや劣りますし、スタッドレスタイヤのように凍結路には対応していません。
また、オールシーズンタイヤは普通のタイヤのように乾燥した路面を走行できますが、普通のタイヤよりグリップ性能は劣ります。
つまり、オールシーズンタイヤはほぼ全天候に対応した便利なタイヤですが、性能面ではやや中途半端なところがあって、夏場は普通のタイヤに劣りますし、冬場はスタッドレスタイヤに劣ります。
このように全般的にやや中途半端な性能なオールシーズンタイヤですが、その反面、一年中とりあえずこれさえ履いていれば大丈夫という安心感があります。
オールシーズンタイヤは主に北米で普及しているのですが日本ではまだまだ発展途上です。でも、よく考えてみると、1年で雪が降るのが1度か2度程度で、しかも降ってもほとんど積もらないような地域はけっこうあります。
そういう地域では、普通のタイヤとスタッドレスタイヤを季節で履き替えるよりも、最初からオールシーズンタイヤを履くほうが理にかなっているのかもしれません。
実際、私の居住地である山梨県の南ではまさに雪などめったに降らないし降っても積もりません。冬になってスタッドレスの心配をするよりもオールシーズンタイヤで急な降雪に備えるほうが安上がりで便利かもしれません。
下記の記事も参考になさってください。
⇒⇒スタッドレスタイヤを夏に使用|夏場に履きつぶすのはアリ? ⇒⇒スタッドレスタイヤの寿命|5年目・6年目・7年目はOK? |
ご覧いただきありがとうございました。