【記事丸わかり】
⇒⇒参考:背後から接近!フルスモ!セダン!マフラーは車検対応?フォグ!緑!整備不良!ダッサ! |
フォグランプが緑(グリーン)だと車検に合格しますか?
いいえ、車検は不合格になります。フォグランプの色は保安基準で「白または淡黄色」と規定されています。したがって、緑色(グリーン)のフォグランプは車検に通りません。
アマゾン通販を覗いてみると、「ライムイエロー」のフォグランプが販売されていて、その色はこのページのトップ画像(人工芝の写真)をもう少し鮮やかにしたような色です。まさに「緑」、「グリーン」、あるいは「黄緑」といった色合いです。
この商品の説明には「車検対応」の文字がどこにも見当たりません(笑)。正直です。そして、質問コーナーのところに「車検に合格しますか?」という問いの答えとして「平成18年以降の車両だとダメかもしれない」と書いてあります。
たしかに、これは正確な記述だと思います。
後でご紹介しますが、フォグランプの保安基準の最新版は2006年(平成18年)生産車以降に適用されるもので、それ以前の生産車の場合は以前の規定が適用されます。
ライムイエローが平成18年以前に生産された車では合法かどうか、調べたところちょっと確証が得られませんでしたが、確実なのは、平成18年以降に生産された車に取り付けた場合は違法ということです。
フォグランプの車検基準
道路運送車両法では、フロントのフォグランプを「前部霧灯」、リアのフォグランプを「後部霧灯」として明確な保安基準を定めています。
以下のとおりです。
フォグランプの車検基準 | ||
前部霧灯 | 後部霧灯 | |
色 | 白または淡黄色※白は7000ケルビンを超えない程度。これを超えると青色とみなされ車検不可となる可能性大※「淡黄色」とあるけれどべつに薄い黄色でなく濃い黄色でも大丈夫です ※左右同色であること。たとえば2個ついている場合で一方が白で一方が黄色だとNGです。 | 赤色 |
個数 | 2個以下※2個の場合は左右対称であること | 2個以下※2個の場合は左右対称であること |
位置・高さ | 地上から25cm~80cmのあいだ ※車幅の外側縁からフォグランプの外側縁が40cm以内であること | 地上から25cm~100cmのあいだ ※ブレーキランプから10cm以上離れていること |
光軸 | 下向き | — |
玉切れ・レンズの割れ | 不合格 | 不合格 |
ヘッドライトとの連携 | ヘッドライト点灯時にのみ灯火可能、ヘッドライト消灯時は灯火不可 |
(※)LED球であっても「車検対応」の品であれば問題なく車検をパスします。
(※)上記規定は2006年(平成18年)生産車以降に適用されます。
なお、そもそもフォグランプは車に必須の装備ではないので、フォグランプが付いていなくても何の問題もなく車検に通ります。
フォグランプがついている場合にのみ上記規定に適合しているかどうかを車検で審査されるということになります。
ご覧いただきありがとうございました。