【記事丸わかり】
⇒⇒参考:車検に通るランプの取り付け方と灯火のルールについて【新型ジムニー】 |
フォグランプが飾りなら車検は問題なく通りますか?
まず大原則から確認しておきます。
フォグランプは車に必須の装備ではなく、無ければ無いで問題なく車検に通りますが、ついている場合は保安基準の規定に適合するかどうか検査の対象になります。
そこで、「飾り」です。飾りとしてのフォグランプです。
これには主に2通りのケースがあると思います。
まず、フォグランプが壊れて点灯しないので「これはただの飾りです」と主張して車検に出せばそれで通るだろうか、というケース。
もう1つは、文字通り飾りとして装着するケースで、かっこいいフォグランプをバンパーに取り付けて走りたい、ただ霧や大雪でも使用するつもりは全くなく、ルックス向上だけが目的で取り付けておきたいケース。
こうしたケースでは、ネットで調べる限り実に様々な答えがあるのですが、信頼性が高くて数も多い回答としては以下のようになります。
- フォグランプの球を外し、配線を外し、運転席のスイッチを外した状態であれば、フォグランプ本体が車体に取り付けられてあってもそれは「飾り」と判断されて車検には問題なく通る
というものです。
ただし、基本は上記のとおりであるけれど、運転席のスイッチまで外す必要はない、という経験談もあります。
確かに、単独のスイッチなら取り外しできますがコンビネーションスイッチで他の灯火類と一体になっている場合はフォグの部分だけ外すことは困難です。
また、そもそも配線やスイッチに手を入れる必要はなくて、フォグランプにカバーを掛けるかガムテープで覆ってしまえばそれで車検は通るという経験談も少数ながらあります。⇒⇒ただし、これではダメだという意見も多数あります。
なかには、球だけ外しておけばそれで灯火としては機能しないのだから車検は通る、という主張もありますが、これは実際の車検に出した経験であるよりも個人の意見という色合いが強いようです。
いずれにしても、フォグランプを実際に使用する目的ではなく「飾り」として取り付けたまま車検に合格するかどうか、これに関しては、身も蓋もない話ですが、車検に出す予定のディーラーや修理工場に事前に確認するのがベストだと思います。
おそらく、そんなところに聞くのが嫌だからこそこのページを訪問していただいたに違いなく、申し訳ないのですが、でもそれが一番確実な方法です。
他の法律もそうですが、結局は「運用」の問題になるので、車検審査の現場では実際に保安基準がどのように運用されているかは地域差や検査官個人の主観にも左右されます。あんがいグレーゾーンの幅が大きいので、事前に確認するのがいいと思います。悪しからず、ごめんなさい。
ご覧いただきありがとうございました。