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【女性必見】黒にんにくの効果・効能|女性に効果なし?効果あり?
※トップ画像は黒にんにくの断面(by Wikipedia)
黒にんにくは女性に効果・効能があるか?
もちろん効果・効能があります。
黒にんにくが女性や男性や大人や子供に「効果なし」などと言うことを私は耳にしたことがありません。
なかでも、女性に効果・効能は大ありです。
(※)ここで言う「効果・効能」とは、黒にんにくを食べた人の体感上の表現です。黒にんにくは医学的にも様々な有効性が証明されている食材ですが、その詳細は後に解説するとして、食べた人の体感上の「効果・効能」に関して、これほど明確に感じられる健康食材はめったにないと思います。
黒にんにくは三重県が発祥か
黒にんにくは1999年に三重県尾鷲市で開発されたのが起源だとする説が最も有力です(by Wikipedia)。
その後あれよあれよという間に日本中に広まって、今では海外でもyoutubeの動画を参考に黒にんにくの自家製造が広まっています。
私も最初は誤解していましたが、黒にんにくという品種があるのではなく、料理に使う普通の白い実のにんにくを10日~3週間ほど保温・熟成することで、白が褐色に変化し、最終的に真っ黒な発酵食品である黒にんにくが出来上がります。
黒にんにくはまさに「栄養の宝庫」であり、男性にだけ効果・効能があるなどという限定的な食材ではなくて、老若男女、女性にも男性にも大人にも子供にも日常的に食べて欲しい超激推し食材です。※私は毎日食べています。7年間食べ続けています。
わたし、黒にんにくを製造してました!
実は、私は一時期黒にんにくの製造者でした。
もちろん、自家製造であって販売していたわけではありませんが、およそ3年ほどの間、古い炊飯器を休みなく酷使して、2週間ごとに生のにんにくを炊飯器に投入し、次から次へと黒にんにくを製造し続けていました。※黒にんにくの作り方は後ほどご紹介します。
続々と出来上がる黒にんにくを一人でガツガツと大量消費していたかというと、そうではなくて、そのほとんどを近所や知り合いにプレゼントしまくっていたのです!
黒にんにくは男性だけでなく女性にも間違いなく効果・効能が期待される超優良食品であり、数々の体にいいという食品、サプリを試してきた身として、これだけは声を大にして言いたいのですが、
「黒にんにくほど効果・効能を体感できる食品は他にない!」
と断言できます。
たとえば、赤マムシの粉末などは、カンフル注射のように瞬間的に立ち上がる強烈な作用がありますが、黒にんにくの体への作用の仕方は、もっと根源的根本的で、ヒタヒタと内側から湧き上がってくるような全身的総合的なパワーであり、やさしくもあり力強くもあって、つい食べ過ぎてしまう気持ちを抑えて少量ずつ毎日食べ続けることで、美容と健康を下支えする補助食品としての地位は、食べた人なら誰であっても間違いなく健康食材の<頂点>に推奨するに違いない超絶的逸品です。
※「赤マムシの粉末」と聞いてちょっと退いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。私は他にもヘンなものをいろいろ試していますが、これ以上書くと「この人、やばいかもしれない。別のページを見よう」と引き返してしまうと困るので、このくらいにしておきます。
さて、先ほど自家製造した黒にんにくをそこら中にプレゼントしたと書きましたが、当然、男性にも女性にも配りました。※女性のほとんどは「ある一定の年齢」を過ぎた方々です。私も似たような年齢ですが・・・。
こうした皆さんとは1回や2回の会話ではなく、数年にわたるスパンでやり取りしてきていますから、プレゼントされたゆえの「お世辞」や「社交辞令」は最初だけ、後は本当にその方が体感された感想を耳にすることができる立場にありました。
多くの人が本当に黒にんにくの効果・効能を体感していることを確信できたのは、複数の人が自ら黒にんにくの自家製造に手を染めるようになったからです(笑)。
自家製造の輪が、私を中心にして、湖に生じた波紋のように、どんどん広がっていったのです。
私より年下のY君は、奥さんの四国の実家がにんにくの生産者で、そのブランドにんにくを取り寄せてせっせと大粒の黒にんにくを作り続けています。※青森産の「福地ホワイト六片」が有名ですが、日本全国に様々なにんにくの名産地・ブランド品種があります。
埼玉に住む私の2番目の兄も自家製造を始めました。その後、仕事で東京駅を利用した際、駅の近くに青森産の超大粒にんにく(生のにんにく)の直売所があって、そこで購入したものを宅配便で私に送ってくれたので、それをさっそく自家製造したところ、味に関しては過去最高の黒にんにくを堪能することが出来ました。1キロ4,000円ほどの訳ありではない超高級品でした。※中国産なら1キロ800円ちょっとで買えます
あくまでも食べた人の体感上の感想ですが、黒にんにくを食べた人で効果・効能を体感できない人は、よほど特別な事情(体調など)がない限り、ほとんど皆無と言っていいと思います。
「効果なし」と感じる人がいたら、失礼ながら、むしろご自身の体を一度チェックしたほうがいいのではないかと私は思います。
黒にんにくの体感上の効果・効能
それでは、黒にんにくを食べ続けると体調にどんな変化が現れるのか、こうした体感上の効果・効能についてご紹介していきたいと思います。
すべて、私自身と私がプレゼントした皆さんの感想を集めたものです。医学的な研究成果に関しては次の項目でご案内します。
(全員)疲労回復が早い
(全員)疲労を感じにくい
(全員)朝の目覚めがよく、目が覚めてから起き上がるまでの時間が大幅に短縮される(ほとんどすぐに起き上がる)
(特に女性)血行が良くなり、冬場でも手足の先までポカポカ温まり、冷え性が改善される
(特に女性)肌の状態が良くなる。乾燥してパサパサになる傾向がやわらげられ、すっぴん状態の肌の色がよくなり、化粧ののりがとてもいい
(特に女性)吹き出物が出にくくなり、肌荒れの頻度や出方が大幅に減少し、シミやシワが目立ちにくくなり、顔や胸や腕や足などの肌の色が明るくなる
(特に私)眼にいい。私が黒にんにくを食べ始めたきっかけは、網膜剥離の手術を受けたことです。手術後、明らかに目が疲れやすくなり、30分もパソコンの画面を見つめているとすぐに眼がかすむようになりました。そこで何かで知った黒にんにくを食べてみたら、目の疲れ方が大きく改善して、かすんだり二重に見えたりする頻度が減り、車の運転も楽になったのです。黒にんにくは他に試したいかなる食材・サプリよりも眼に高い効果・効能があると体感上思い知り、また眼以外にも様々な体感上のいい変化を感じたので、自家製造を開始し、まるで黒にんにくの伝道師気取りで、周囲に配りまくった次第です。
(特に私)黒にんにくが明白な効果・効能をもたらしてくれることに気を良くして、ついつい食べ過ぎる。私の場合は、一片くらいがちょうどいいのですが、さらなる効果・効能を求めて二片とか三片食べて、結果としてお腹が緩くなって下痢をするのです。ただ、下痢はその日だけの話で、翌日にまでそうした不調は持ち越しません。食べ過ぎてはダメ。ただそれだけのことです。
(特に私)黒にんにくを食べ続けると、疲れを感じにくくなるので、長時間仕事に没頭するような日も出てきます。たとえ疲れを感じにくいとしても、体を酷使すれば心臓や肺や筋肉などに知らず知らず負荷をかけ、疲労物質が蓄積するのは必然的な結果です。そのため、活動しているときは疲労を感じにくくても、後でその疲労がどっと出ることは避けられません。つまり、ここ一番で黒にんにくのパワーに頼ったとして、頑張った後に反動が来ることは確実なので、黒にんにくが魔法の万能食品だと過信してはいけないと思います。そういうマッチポンプみたいな使い方ではなく、細く長く穏やかに付き合ってこそ大きな力になってくれるありがたい存在、私はそういう認識でいます。
(特に男性・たぶん女性も…)女性陣には聞きずらいことなので、これは男性陣の話としますが、持続力をはじめとするセクシャルな機能は明々白々に向上するようです。黒にんにくのページをたくさん調べましたが、どこもお上品なご様子で、この方面の話はたとえしても恐ろしく遠回しな表現に終始しているようです。でも私はお上品じゃないので普通に話しますが、黒にんにくがセクシャリティーを下支えするのは間違いないですよ。もちろん、これは医学的な研究成果として言っているのではなく、体感上の感想を書いています。また、男性に特有の「朝立ち」という現象があります。朝立ちは必ずしも性的なものとは関係ありませんが、ただ元気のバロメーターであることは間違いなく、黒にんにくを食べ続けると朝立ちの頻度も増えるようです。「ようです」とあいまいに書いたのは私の照れ隠しです。
以上が、私と私が黒にんにくをプレゼントした皆さんの体感上の効果・効能についてまとめたものです。
誰一人として「効果なし」と語った人はいませんでした。
もちろん、分母の数は重要です。
10人の感想と、100人の感想と、1,000人、10,000人、100,000人の感想を集計した場合、分母の数が増えるほど「効果なし」という分子の数は増える可能性があります。
私の周囲のごく限られた人々の感想のみをもって黒にんにくについての結論めいたことは言えませんし、言ってはいけないと思います。
そこで、次の項目では、いよいよ黒にんにくに関する客観的、医学的、科学的な研究の成果について、私の理解の及ぶ範囲で解説したいと思います。
何と言っても「抗酸化作用」です。
黒にんにくは生にんにくを熟成・発酵させたもので、基本的な成分は同一です。
ですが、熟成・発酵することで、元々あった成分がより増強されることが確認されています。
黒にんにくの主成分として、
- S-アリルシステイン
- ポリフェノール
があります。
これら成分は白にんにくの数倍に増えます。※何倍に増えるかは製造方法(熟成・発酵の期間や温度等)により異なる
とりわけ抗酸化作用が重要です。
抗酸化作用の「抗酸化」とは、抗活性酸素を意味します。活性酸素に抗う、活性酸素を退治する作用です。
私たちが呼吸で体内に取り込む酸素は、ストレスや過度な運動によって活性酸素に変化してしまいます。
この活性酸素は、放置しておくと動脈硬化やがんを引き起こす原因物質となり、老化を促進する作用が知られています。
S-アリルシステインとポリフェノールは、体内で産出された活性酸素の発生を抑制したり取り除いたりする力を持っていて、その成分量は生にんにくの数倍に達することが各種研究により実証されています。
ポリフェノールの効果・効能は広く知られていますが、S-アリルシステインはポリフェノールほどの認知度はありません。
しかし、S-アリルシステインはにんにくに特有の成分であり、生にんにくを熟成・発酵させ黒にんにくにすることで、成分量が増強され、抗酸化作用をはじめとした様々な体にいい働きを示すことが証明されることで、近年特に注目されている成分です。
2021年8月17日に、大阪市北区に本社がある株式会社ダイセルが、黒にんにくの成分であるS-アリルシステインを「カラダの疲れを感じている方のための機能性表示食品」とすることを消費者庁から受理されました。
これはほんの一例ですが、これまで民間人のあいだで「体感上の効果・効能」として確認されていた黒にんにくの性質に関して、その一部ではありますが、行政レベルにおいても正式に認定され始めているということです。
(※)黒にんにくの効果・効能に関しては、様々な研究成果が報告されていますが、それらは動物実験の結果であったり、サンプル数が圧倒的に少なかったり、効果・効能を誘導するような実験内容であったりして、研究の数は多いのですが客観的データとしては信頼性に欠けるものも散見されます。しかし、行政レベルでの認証となると、1つの研究成果から結論付けられることはほとんどなくて、複数の実証研究があって初めて認証に至るケースが普通なので、信頼性は高いと思います。もちろん行政も判断を誤ることはあって絶対ではありませんが、一般論としては、一研究機関による成果よりも行政による認定の方が信頼性は高いと思います。
なお、生にんにくから黒にんにくに熟成・発酵されることで増強される成分としては、全身の血行を促す血液サラサラ成分として知られるシクロアリインがあります。
シクロアリインの働きにより血行が促進されると、新陳代謝全般が活発になりますから、古い角質や老廃物を排出する作用が高まり、結果的に、肌の乾燥を防ぎ、シミやシワの発生を抑えることになります。また、冷え症の症状を和らげる作用も期待できます。
期待される効果・効能
- 血液サラサラ効果によりシミ・シワ・乾燥肌などの肌トラブルが抑制される
- 肌の表面がすべすべになる
- 高脂血症の予防
- 血圧を下げる
- 肝機能を高める
- 外部から侵入してきた細菌やウイルスやカビなどに対する免疫機能を高める
- 交感神経を刺激して体の抹消の血管にいたるまで血流を促進させるので、体全体の体温を上げ、冷え性を改善させ、生理痛をやわらげ、腰痛や肩こりの症状を抑える
- その他
このページのテーマは「黒にんにくの効果・効能」です。
特に女性には効果があるのか、それとも効果なしか、というテーマでお話ししてきました。
効果・効能に関して客観的なエビデンスとして明白に言える成分としては、前の項目で扱ったS-アリルシステインとポリフェノールとシクロアリインなどがあります。
黒にんにくの成分としては、これ以外にも下記のようなものがあります。
- 各種アミノ酸(アスパラギン酸・グルタミン酸・ヒスチジン・セリン・アルギニン・グリシン・スレオニン・アラニン・チロシン・メチオニン・バリン・フェニルアラニン・イソロイシン・リジン・システイン・トリプトファン・プロリン・アリシン・アリイン等)
- 鉄分
- ビタミンB1・B2・B3・B6
- パントテン酸
- 葉酸
- ビタミンC
- カルシウム
- マグネシウム
- マンガン
- セレン
- リン
- カリウム
- 亜鉛
- GABA
などなど、他にもまだあるのですが、実際のところこれら成分が私たちの体にそれぞれどんな作用を及ぼしているのか、明確に記述する理解力が私にはありません。
そこで、あくまでも「期待される効果・効能」としてまとめたのですが、私や私が黒にんにくをプレゼントした皆さんの「体感上の効果・効能」とそれほど大きく異なる内容ではないと思います。
1日どれくらい食べる?
私や私が黒にんにくをプレゼントした皆さんの体感上の効果・効能に明らかなように、黒にんにくをぜひ多くに皆さんに食べて欲しいと願っていますが、特に女性には男性以上に黒にんにくのファンになっていただきたいです。
というのも、生理不順があり、更年期障害があり、冷え性になりやすく血行障害を起こしやすい女性は大勢いて、まさにこういう皆さんにこそ黒にんにくが下支えになると思うからです。
そうした不調が見られない女性であっても、毎日を元気に過ごす大きな助けになるであろうことは疑う余地がありません。
まず健康があり、美容は結果としてついてくる、必ずついてくる、という感じですね。
黒にんにくはバラになって販売されているものもあれば、6つから8つくらいのかけらがまとまって一玉として売られているものもあります。
- 1日1片
これが適量ではないかと思います。
何人かの皆さんの平均的な量です。
黒にんにくを販売している業者さんのホームページでは、ほとんどが「1日1片~3片」と記載しています。
べつに異論はありません。
とにかくご自分で試してみて、体に合った量を探し出せばいいのだと思います。
そもそも同じ1片でも、小粒のものもあれば超大粒のものもありますから、まずは食べてみるのが一番でしょう。
仮に食べ過ぎたとしても、ちょっとお腹が緩くなる程度の不調です。
1日に100片食べたら私は責任持てませんが、5片食べたからといって死にはしないと思います。
保存方法について
黒にんにくの保存は、断然「冷凍保存」をおすすめします。
「冷蔵」ではなく「冷凍」です。
家庭用冷蔵庫の冷凍室に入れても氷のようにカチカチに固まることはありません。
業務用ならともかく、家庭用冷蔵庫程度の能力では完全な固体にはならず、柔らかさを保ったまま芯まで冷えた状態が持続し、食感もよく、非常に美味です。
常温保存ではドリップみたいな液体がにじみ出ることがあり、食べてもつまらない味になると思います。
冷蔵室ならまあまあの味ですが、中途半端でこれも却下。
やはり、冷凍庫に保存するのが味も食感もベストだと思います。
また、冷凍庫に保管中も黒にんにくは熟成・発酵し続けます。
私は半年保存したもの、1年保存したものを食べたことがありますが、明らかに味が深くなり、体感上の効果・効能も高まります。
ジップロックとかタッパーなどに詰めて、長期保存用、中期保存用、すぐ食べる用と分けて保存するとマニアックで楽しいと思います。
ニオイは?
黒にんにくはまったくの無臭ではありません。
食べたばかりの人の口の近くに鼻先を近づければ、たぶんにんにく臭は微かにするでしょう。
ただし、生にんにくのブワァ~と迫ってくる生々しく強烈なニオイではなくて、熟成・発酵された食品ならではの、地味でおとなしいニオイです。
家庭内でニオイが気になるという人がいたら、その人にも黒にんにくを食べてもらえばすべて解決します。
「みんなで食べればにおわない」
というわけです。
職場や学校でニオイを指摘されたら、指摘した人が黒にんにくを食べたくなるように仕向ければ、やはり解決すると思います。つまりあなたが黒にんにくの伝道師になればいいのです。
・・・などと勝手なことを書いていますが、実際のところ、黒にんにくは全くの無臭ではないけれど、角の取れた抑制されたニオイ成分なので、周囲を不快にさせる心配はないですよ。大丈夫。
にんにくががん予防食品の頂点に!
1990年、アメリカの国立がん研究所が発表したデザイナーフーズ計画(designer foods project)では、疫学的研究データを基に、がん予防に効果のあるフィトケミカル(植物性食品)を一覧表で公開しました。
ハーバート・ピアソン博士の主導で開始され、2000万ドル(現在の為替換算で22億円ほど)の予算規模の研究ですが、下記にあるように野菜や果物など40種類程度の食品をチョイスしています。
これらの食品はがん予防以外に生活習慣病を防いだり免疫力を高めたりする作用があるとされています。
<デザイナーフーズ計画によって選定された食品群(重要度順に上から下へ)>
にんにく キャベツ、甘草(リコリス )、大豆、ショウガ、セリ科(ニンジン、セロリ、パースニップ ) |
タマネギ、お茶、ウコン(ターメリック)、玄米、全粒小麦、亜麻、柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ )、ナス科(トマト、ナス、ピーマン )、アブラナ科(ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ ) |
マスクメロン、バジル、タラゴン、カラスムギ、ハッカ、オレガノ、キュウリ、タイム、アサツキ、ローズマリー、セージ、ジャガイモ、大麦、ベリー |
※Wikipediaより
ご覧のように、にんにくががんになる危険性を少なくする効果を持った最も重要な食品と位置づけられ、まさに様々な食品の頂点に君臨しています。
「ただね、この研究は途中で立ち消えになった研究だよ」
という人もいるようですが、それはこの研究で明らかになった食品を一般の人が普通に食べられるように加工・配合する目標があまりにお金がかかり過ぎることから中止になったのであり、がん予防に効果があるとされた食品群そのものの信頼性を損ねるものではない、という意見が一方にあります。
それと、デザイナーフーズ計画で頂点に君臨するにんにくは、白い普通のにんにくです。熟成・発酵された黒にんにくの成分は、白い普通のにんにくの成分がより増強されたものである点をお忘れなく。
にんにくの摂取量とがんの発生率
これはどの程度の精度を持つ調査かは不明で、かなり大雑把な研究成果かもしれませんが、がんの発生頻度とにんにくの摂取量を調べたところ、中国東北部や韓国など比較的にんにくを頻繁に食べている地域の人の方がそうでない地域の人に比べてがんにかかる人が少ない、と言われています。
ただし、これは参考程度に。
黒にんにくを自家製造する
黒にんにくは自宅で作れますが、ある1つの条件をクリアーする必要があります。
それは、2週間~3週間にわたる製造過程で発生するニオイ対策です。
先ほど黒にんにくのニオイは角の取れたおとなしいものだと書きましたが、それは製造過程で真に強いニオイ成分が気体となって霧散してしまうからだと思います。※科学的にはニンニク臭の主要な成分であるアリシンが、熟成・発酵過程で化学変化を起こし、例のS-アリルシステインになることでニオイが消える、ということのようです。
自家製造中は、特に最初の数日間、かすかな湯気と共にやけに生臭いニオイが発生します。生にんにくをフライパンで熱したニオイは香ばしくて食欲をそそりますが、この時のニオイはかなり不快です。
したがって、家の中で黒にんにくを製造することはまず不可能です。家族全員がニオイで参ってしまうでしょう。
そういうことから、黒にんにくの製造は家の外、たとえばベランダなどの軒下でやることになります。私の場合は玄関の外でした。
私が黒にんにくをいろんな人にプレゼントしまくったのは、べつに私がプレゼント魔であったからではなく、訪ねてくる人がことごとく玄関先で「これ、何ですか?」と尋ねてくるので、くわしく説明しているうちに、説明するより実物を見てもらうのが手っ取り早いことから、4玉とか5玉すでに製造済みの黒にんにくを渡さざるを得なかったからです。
つまり、同じ黒にんにくの伝道師でも、積極的な伝道師ではなく消極的な伝道師だったわけです。
いずれにしても、黒にんにくは家の外で製造する必要があります。
住宅密集地の一戸建てであったり、マンションやアパート住まいの場合、家の外で黒にんにくを製造したら100%必ず苦情が来るでしょう。
非難轟轟となって石を投げつけられるかもしれません。
だから、そういうケースでは自家製造をあきらめてください。
自家製造が可能なのは、私の自宅のように隣家が数メートルではなく数十メートル離れている場合だけです。
私の自宅は山梨県の南側にあって、日本有数の田舎であり、「The INAKA」と呼ぶにふさわしいところなので、苦情など来るはずがないのです。
ここまでくると、結局は、黒にんにくを自家製造できる人はかなり限定的になります。
以下は、私の自宅ほどでなくても、近隣からの苦情の心配のない人だけがお読みください。
(※)自家製造が無理な人はアマゾン、楽天、その他通販サイトでご購入ください。訳ありで十分です。おいしい黒にんにくがたくさん出品されています。
- 電気炊飯器を用意する※保温機能のある機種
- 薄皮にくるまった生にんにくを用意する※炊飯器に入る程度の分量。1キロ前後か
- 生にんにくを新聞紙等でまるまる包み込んで炊飯器に詰める※新聞紙等で包むのは水分が抜けきってしまうことを防ぐため
- 保温スイッチを入れて14日間ずっと保温し続ける
- 途中、2,3度蓋を開けてにんにくの位置を入れ替える※まんべんなく熟成・発酵させるため
- 14日後、蓋を開け、にんにくを取り出し、平らに並べて粗熱をとる。熱がとれたらタッパー等に詰めて冷凍庫に保存する。
以上です。
【注意事項】
電気炊飯器の保温機能ですが、高級機種の中には安全のために24時間で自動的に切れる機種があります。こういうのは使えません。だからベーシックな安い機種の方が間違いがないです。家になければメルカリやヤフオクで安いのを入手してください。アマゾンで「黒にんにく製造機」を購入するのもいいと思います。
使用する生にんにくは国産でも中国産でもいいですが、最初は安い中国産で試すのがいいかもしれません。味は国産が格上です。中国産は酸味が強いです。ただし体感上の効果・効能に値段ほどの大きな違いは感じられません(私の場合)。ですが、いろんな意味で国産が安心ですね。
保温期間を14日間と書いたのは、一般的な炊飯器の場合はこのくらいで十分熟成・発酵するからです。保温温度には機種により微妙に違いがあるので、もっと短くしたり長くしたり、いろいろ試してみてください。一片を取り出して食べてみれば、熟成の度合いがわかると思います。生臭いニオイと味がしたらまだ熟成不足です。
まとめ
「黒にんにくの効果・効能|女性に効果なし?効果あり?」というテーマでお話ししてきました。
男性である私の「体感上の効果・効能」は、完璧な◎です。
また、私が黒にんにくをプレゼントした女性たちのその後の感想に明らかなように、女性と黒にんにくの相性は疑いの余地なく最上級のものと断言できます。
ですが、これは私と私の周囲を含めた少人数のサンプル集団での話です。
分母の数を日本全国の女性に広げた場合、中には「効果なし」という人が出てくる可能性はもちろんあるでしょう。
後は、実際に試してみるのみです。
効果・効能をしっかり体感できるか、残念ながら効果なしとなるか、やってみる価値は大いにあると思います。
私見ですが、黒にんにく以上に体感上の効果・効能を実感できる健康食品やサプリの類はちょっと思い浮かばないほどで、恐らく健康食品業界やサプリ業界の関係者は黒にんにくが今以上に普及することを心底恐れているはずです。
「試されたら困る」
と感じているはずです。
だから、ぜひ試してみてください。
ご覧いただきありがとうございました。