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【記事丸わかり】
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マークXが安い理由を徹底検証!生産終了した今が買い時なのか?
マークX:Wikipedia
2019年12月に惜しまれつつも生産終了となったマークX。
中古市場では手に入りやすい価格帯のモデルも存在します。
本記事では、マークXの中古車市場を調査し、安い理由を検証します。
果たして、生産終了した今が買い時なのか、その真相を探ります。
マークXの中古車市場
2019年に生産終了したマークX、中古車市場の相場を調査しました。
中古車業者 | 登録台数 | 平均価格 | 価格帯 |
カーセンサー | 1,291台 | 128.3万円 | 19.8万円~585万円 |
グーネット | 1,424台 | 121.5万円 | 5万円~598万円 |
※2023年6月1日時点
2004年発売の初代マークXの中古車相場は、25.6万〜128万円。2009年発売の最終型の平均価格は128万円です。
走行距離が5万Km以下のもので100万円を切る車種もあり、比較的手ごろな価格帯で流通しています。
マークXが安い理由を徹底検証
マークXの新車価格が269万〜432万円であったことを考えると、中古車市場では安い価格で手に入れることが可能です。
その安さの理由を探ります。
セダンの人気低迷
マークXの安さに影響を与えているのが、セダンの人気低迷です。
近年では、使い勝手の良さや運転のしやすさを重視するユーザーの間で、国内メーカーはミニバンやSUVを積極的に展開しています。
また、背の低いセダンは、高齢者や妊婦、子育て世代には乗り降りがしにくいことから、セダンの需要が減少しています。
クラウンの存在
マークXが安い理由として、トヨタの高級車であるクラウンの存在があげられます。
クラウンよりも手頃な価格で購入できるマークXは、高級FRスポーツセダンとして位置づけられました。
以前はトヨタの販売チャンネルが分かれていたこともあり、顧客層の棲み分けがされていました。
しかし、2018年以降に販売チャンネルが統合したことで、同じセダンタイプであるプリウスが競合する形となり、マークXが生産終了に至ったと考えられています。
燃費が悪い
マークXは全グレードがガソリン車であるため、車体価格が安くても維持費が高いという理由から敬遠されがちです。
特に、初代マークXはハイオク仕様であり、燃費がさらに高額となります。
一方、ハイブリッド車の代名詞と言われるプリウスは、28.6km/Lの燃費を実現しています。
このように、ハイブリッド車がエコな選択肢として注目されている中で、燃費面が劣ることも価格に反映していると考えられます。
生産終了した今が買い時なのか
マークXは、前身のマークⅡから50年に渡って根強い人気のあるクルマです。
マークXの安価な中古車相場と安定した人気を考えると、今が入手すべきタイミングであると言えるでしょう。
こちらの章では、中古車市場でのマークXの魅力をお届けします。
マークXは完成度の高い車
マークXは、クラウンやレクサスといった高級セダンと同じプラットフォームを共有しており、高い完成度を誇るクルマです。
また、スポーツセダンであるマークXは、パワフルな走りが楽しめるといった魅力もあります。
希少価値の高いモデルも
マークXには、限定車の「GRMN」や「プラスエムスーパーチャージャー」、カーボンルーフを採用した特別仕様車がラインナップされています。
これらの車種は流通台数が非常に少なく、中古車市場でも新車価格を上回る高い価格で取引されています。
GRMN(GAZOO Racing tuned by Meister of Nürburgring)は、600万円をオーバーする高価格帯となっています。(カーセンサー)
高い安全性
最終型のマークXには、「トヨタセーフティセンスP」が標準装備されており、安全性が確保されています。
セーフティセンスPは、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーで、クルマだけではなく歩行者の認識も可能です。
最新の安全機能を備えているため、中古車であっても安心感を持って運転できますよ。
まとめ
マークXが安い理由を徹底検証しました。
手ごろな価格で入手できるマークXは、今後相場が大きく下がる可能性は低く、むしろ状態の良い一部のモデルは価格が上がることも考えられます。
半世紀以上トヨタの柱として活躍したミドルクラスのセダン、安く買える今こそ買い時と言えるでしょう!ご覧いただきありがとうございます。