【60秒解説】車のエンジンがかからない|PSマーク(警告灯)が点灯しているが・・・

車のエンジンがかからない|PSマーク(警告灯)が点灯しているが・・・

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【記事丸わかり】

  • PSマークは、トヨタなど一部メーカーの電動式パワーステアリング(EPS)の警告灯で、ハンドル操作に異常がある場合に点灯します。
  • PSマークの点灯原因には、制御ROM舵角センサーの不具合、モーターや配線の断線、バッテリーの電圧不足などが考えられます。
  • バッテリーの電圧不足が原因でエンジンがかからない場合が多く、バッテリーを充電または交換することで解決することがほとんどです。
  • PSマークが点灯してエンジンがかからない場合は、バッテリーの電圧不足が主な原因です。
  • PSマークが点灯していてもエンジンがかかり走行可能な場合、ハンドルが非常に重くなるため、安全な場所に車を停止させるか、JAFや自動車保険のロードサービスを利用すべきです。
  • JAFは、PSマークが点灯した場合に救援要請するようアドバイスしており、点検が必要な状態での走行は保安基準違反となる可能性があります。
  • 電動パワーステアリングは電力を多く消費するため、バッテリーが弱るとPSマークが最初に点灯することがあります。
  • パワーステアリング装置の修理費用は、不具合の部分によって異なり、制御ROMの交換には40,000円~60,000円ほどかかります。
  • ハンドル操作が非常に重い場合は、近くのディーラーや整備工場にゆっくり入庫するか、ロードサービスを利用することが推奨されます。
  • トヨタなどの車種でPSマークが点灯した場合は、バッテリーの充電または交換を行うことで、多くの問題が解決します。

⇒⇒ハンドルが重たくなった!? パワーステアリングの警告灯が点きっぱなしになっとる!?

車の警告灯には、全メーカーに共通したマークと、一部メーカーのみが採用しているマークがあります。

このページのテーマであるPSマークの警告灯は、トヨタなどの一部メーカーのみが採用している警告灯です。

PS」または「P/S」または「EPS(※)」の表示で、このマークの意味は、

パワーステアリング警告灯

です。

(※)EPSはElectric Power Steering Systemsの略

ハンドルの操舵力をアシストするパワステに異常がある場合に点灯するマークです。

パワステには電動式と油圧式がありますが、このPSマークは電動式の車についているケースが多いです。

このPSマークが点灯したまま消えずにいる場合、下記のような原因が考えられます。

  1. パワーステアリング装置をコントロールしているコンピュータ(制御ROM・舵角だかくセンサー)に不具合がある:交換には40,000円~60,000円ほどかかる
  2. パワーステアリング装置のモーターの不具合
  3. パワーステアリング装置の配線のいずれかに断線またはショート等の不具合
  4. バッテリーの電圧不足

PSマークが点灯してもエンジンがかかり車を走らせることができる場合もあれば、そもそもエンジンがかからない場合もあります。

エンジンがかからない場合は、ほぼ間違いなく④のバッテリーの容量不足が原因です

PSマーク点灯でエンジンがかからない場合

PSマークが点灯し、エンジンもかからない、というケースでは、その原因はほとんどのケースでバッテリーの電圧不足です。

バッテリーが弱っている場合によく発生する現象です。

ただ、確かに、バッテリーが弱っているのなら、他の警告灯も点灯してよさそうなのに、なぜPSマークだけ点灯するのかという疑問はあります。

しかし、こうしたケースでは、バッテリーを充電したり新品に交換すると、あっさり解決することがほとんどです。

電動パワーステアリングは非常に電力を消費する装置なので、バッテリーが弱ってくるとまずここを最初に直撃するということではないか、と私は解釈しているのですが、プロの意見はちょっとわかりません。

PSマーク点灯でもエンジンはかかり走行可能な場合

PSマークは点灯しっぱなしだけれど、エンジンはかかり、車を走らせることもできる、というケース。

この場合、ハンドルはアシスト力を失って、とんでもなく重くなるはずです。

ディーラーや整備工場が比較的近くにある場合は、重いハンドルのままゆっくり車を走らせて入庫することも可能でしょうが、長距離移動になる場合は、自己判断となります。

重いけれど何とか走れそうな場合は、そのままアシストなしで走行すればいいと思います。しかし、危険を感じるほど重い場合は、JAFか自動車保険のロードサービスを呼び、レッカー搬送してもらうべきでしょう。

JAFの見解

JAFでは、PSマークが点灯したら、エンジンがかかる・かからないに関係なく、JAFに救援要請するようにと記載しています。

パワーステアリングに異常があると、「EPS(エレクトリックパワーステアリング)」「PS」「ハンドルマーク」の、いずれかの警告灯が点灯し、ハンドル操作が重くなります。

ハンドル操作が非常に重いため走行はお勧めいたしません。
点検が必要な状態のため、JAFへ救援要請をお願いします。

警告灯が点灯・点滅している状態での走行は保安基準違反となる可能性があります。ご心配な方はJAFへご相談ください。

JAF

まとめ

『【60秒解説】車のエンジンがかからない|PSマーク(警告灯)が点灯しているが・・・』のテーマで解説してきました。

以下、記事のまとめです。

  1. PSマークは、一部メーカーの電動式パワーステアリング(Electric Power Steering Systems, EPS)警告灯。
  2. 点灯する原因は、パワーステアリング装置に異常があることが多い(制御ROM、舵角センサーの不具合など)。
  3. 修理費用は不具合の部分によって異なり、コンピュータ交換の場合40,000円~60,000円程度。
  4. バッテリーの電圧不足も、PSマークが点灯する主な原因の一つ。
  5. エンジンがかからない場合、ほぼ間違いなくバッテリーの電圧不足が原因
  6. PSマークが点灯していてもエンジンがかかる場合もあり、その場合は走行可能だが、ハンドル操作が非常に重くなる
  7. 重いハンドルでの運転は危険が伴うため、近場のディーラーや整備工場にゆっくり入庫、またはJAFや自動車保険のロードサービスを利用することが推奨される。
  8. JAFでは、PSマークが点灯した場合に救援要請をするようにアドバイスしている。
  9. 警告灯が点灯・点滅している状態で車を走らせると、保安基準違反となる可能性がある。
  10. いろんなケースがあるが、バッテリーを充電または交換することで、多くの場合、問題が解決する

下記の記事も参考になさってください。

ご覧いたきありがとうございました。