【超丁寧解説】希望ナンバーではアルファベット入りのナンバーを選べる?

希望ナンバー・アルファベット

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【記事丸わかり】

  • アルファベット入りの選択は不可:希望ナンバー制度ではアルファベットが入ったナンバーを選ぶことはできず、選べるのは4桁のアラビア数字部分のみ。
  • 選べる部分:希望ナンバーで選べるのは「一連指定番号」と呼ばれる4桁の数字部分のみ。
  • 分類番号のアルファベット:ナンバープレートに見られるアルファベットは「分類番号」と呼ばれ、普通車や小型車を区別するためのもの。
  • 分類番号の自動割り当て:分類番号は陸運局が自動的に割り当てる部分で、希望ナンバー制度では選べない。
  • アルファベット入りの分類番号:人気のあるナンバーに申し込みが集中すると、分類番号にアルファベットを使用することで対応される。
  • 人気ナンバーの申し込み:人気ナンバーを申し込むとアルファベット入りの分類番号が割り当てられる確率が高くなる。
  • 都市部での傾向:アルファベット入りのナンバーは人口の多い都市部で見られる現象で、全国展開はまだ限定的。
  • 抽選対象ナンバー:人気ナンバーは抽選対象となり、当選した場合にアルファベット入りのナンバーが割り当てられる可能性が高い。
  • 具体例:2018年1月に練馬ナンバーでアルファベット第1号が発行され、その後も順次発行が続いている。
  • 人気ナンバーの影響:多くの人が同じ希望ナンバーを申し込むことで、分類番号にアルファベットが使用される状況が生まれる。

⇒⇒アルファベット入りのクルマのナンバープレートを取得する方法を解説

希望ナンバーではアルファベット入りのナンバーを選べる?

いいえ、希望ナンバーではアルファベットが入ったナンバーを選ぶことはできません。私たちが希望ナンバーで申し込みできるのは「一連指定番号」と呼ばれる4桁の数字部分だけです。

「希望ナンバー」は赤丸の4桁の数字部分だけ

また、この「一連指定番号」で使用できるのは1,2,3,4,5,6・・・といったアラビア数字だけです。最近街で見かけることもあるアルファベット入りナンバーをよく見ると、アルファベットが入っているのは上の画像で言うと「599」の部分です。

この部分が、たとえば「59A」というようにアルファベット入りになっています。この部分は「分類番号」と呼ばれていて、普通車とか小型車を区別するための部分です。

「分類番号」はあくまでも陸運局が割り振る部分であり、おまかせで決まってしまいます。私たちが希望ナンバー制度で申し込める部分ではありません。あくまでも私たちが選べるのは「一連指定番号」の4桁の数字のみです。

アルファベットが入る確率を高めることは可能

繰り返しますが、ナンバープレートでアルファベットが入る部分は「分類番号」と呼ばれる部分です。そしてこの部分は私たちが希望ナンバーで選べる部分ではなく、陸運局によりおまかせで決まってしまう部分です。

ただし、「分類番号」にアルファベットが入ったナンバーにする確率を高める方法はあります。確実に取得できるとは限りませんが、取得する確率を高める方法です。

それは、人気のある数字を申し込むことです。

たとえば、下記の数字は全国的に希望ナンバーで人気が集中している数字です。

  • 1
  • 2525
  • 8
  • 3
  • 8888
  • 1122
  • 5
  • 1188
  • 8008
  • 7
  • 8888
  • 11
  • 123
  • 1010
  • 77
  • 55
  • 1001

上記以外にも、地域特性があって、その地域で特に人気の高いナンバーというものがあって、たとえば富士山周辺の地域では「223(ふじさん)」「3776(富士山の標高)」といったナンバーが人気です。

このように、希望ナンバーで人気が集中しているナンバーを申し込み、抽選で当たれば、「分類番号」の部分にアルファベットが入ったナンバーが取得できる確率は高くなります(理由は次の項目でご説明しています)。

とは言え、現状では、アルファベット入りのナンバーは大都市部に限られているようです。いずれ全国的に展開するかもしれませんが、まだまだ都市部だけにみられる現象のようです。

人気ナンバーを申し込むとアルファベットが入る確率が高まる理由

下記のナンバーでご説明します。

ナンバープレート・アルファベット入り・確率

品川ナンバーを管轄する地域でナンバープレートを発行する場合、上記画像の「599」の部分と「ら」の部分と「2019」の部分の組み合わせによりナンバーが決まります。

もしもすべてのナンバーが陸運局による「おまかせ」で決まるのであれば、それこそ膨大な数の組み合わせとなるので、いわゆる「ナンバーが枯渇する」という現象はまず起きません。

しかし、希望ナンバーによりもしも「2019」という4桁の数字に申し込みが殺到した場合、「ら」の部分や「599」の部分を替えることで全く同一のナンバーができないように工夫することになります。

しかし、「2019」という同じナンバーの申し込みがあまりにも増えてくると、そうした対応でもさばききれなくなります。

すると、どうするか?

それが「599」の部分にもう一工夫を凝らす方法です。

つまり、分類番号と呼ばれるこの「599」の部分にはこれまでは数字しか適用できないルールでしたが、ここにアルファベットを混ぜることで対応していこうということになったのです。

実際に、2018年1月12日に「練馬ナンバー」でアルファベット第1号が発行されました。

2018年1月16日に「横浜ナンバー」で第2号が発行されました。

その後、順次アルファベット入りナンバーが誕生してきています。

けれども、ここで注意してほしいのは、「分類番号」の部分にアルファベットが使われるケースというのは、あくまでも希望ナンバーで人気が集中する番号の場合です。また、この記事を書いている2021年3月現在の状況では、あくまでも人口の多い都市部に特有の現象になっています。

たとえば、2754というナンバーを希望ナンバーで申し込んだ場合、このナンバーは日本全国どの地域でもあまり人気がありませんから、何の問題もなく取得できるでしょう。

そして、人気がないためにまだまだ数字だけの「分類番号」で事は足ります。アルファベットが登場する幕はないのです。

けれども、何かの間違いで2754という数字をほとんどの人が希望するようになったとしたら、たちまち数字だけの「分類番号」では対応できなくなるでしょう。

そこでアルファベット入りの「分類番号」が登場します。

この例からわかるように、「分類番号」にアルファベットが入ったナンバープレートが生まれるには、数字だけの「分類番号」では対応しきれなくなるほど、それほど数多くの同じ番号による希望ナンバーの申し込みが必要になるということです。

だから、人口の多い大都市部でしか今のところアルファベット入りのナンバープレートはありません。

たとえば、私が居住する山梨県でも、やはり2525や1122といった希望ナンバーは多いのですが、しかし人口の絶対数が少ないので、まだ「分類番号」にアルファベットを使用しなければならない事態にはないわけです。

そういうわけで、もう一度整理しますが、希望ナンバーでアルファベット入りのナンバーを取得する確率を高めるためには、まず人気のあるナンバーを申し込むこと、そして都市部に居住していること、この2つの要因が必要になるということです。※さらに繰り返しますが、アルファベットが入るのは「分類番号」部分のみであり、希望ナンバーで申し込み可能な4桁の数字(一連指定番号)部分ではないということ、ここもお忘れなく。

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