パッソの不人気の理由とは?それでも購入する価値があるクルマ?




パッソの不人気の理由とは?それでも購入する価値があるクルマ?

トヨタパッソMODA”G package”:Wikipedia

グレース泉
この記事は私グレース泉が執筆しました。数多くの転職経験を経て現在はWebライターに専念。「リサーチ9割、執筆1割」がモットー。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。40代、2児の母。

 

トヨタのコンパクトカーとして2016年から販売が続く「パッソ」(3代目)。

いまひとつインパクトが薄いと感じませんか?

 

本記事では、パッソの不人気の理由に迫りつつ、その魅力や人気の理由を探ります。

パッソの不人気の理由を検証

パッソの不人気の理由を検証します。

競合他車が多い

パッソが不人気とされる要因として、同じカテゴリーに競合する他車が多いことが挙げられます。

 

【乗用車ランキング】

 

1位:トヨタ「ヤリス」168,557台
3位:日産「ノート」110,113台
7位:トヨタ「アクア」72,084台
9位:ホンダ「フィット」60,271台
19位:トヨタ「パッソ」32,990台

※2022年度ブランド別順位(参照URL

 

コンパクトカー市場では、各メーカーがさまざまな車種を投入しており、類似した特徴や価格帯の車が競合しています。

デザインがシンプル過ぎる

近年、個性的なSUV車やレトロな外観のコンパクトカーなど、スタイルに特徴がある車種が人気を集めています。

その中で、パッソのデザインのシンプルさが指摘されています。

 

特に「X」グレードは、スタンダードでシンプルな外観であり、一部の人からはオリジナリティーを感じないと評されています。

また、内装も一般的な印象であり、特別な魅力を感じられないという声もあります。

ブランドイメージの不足

パッソはトヨタのエントリーレベルの車種であり、他のトヨタ車と比較すると、ブランドイメージの面で劣っているという評価もあります。

また、ダイハツが設計・生産した車両をトヨタのブランド名で販売しているOEM車ということも、ブランドイメージの欠如につながっていると考えられます。※ダイハツでは「ブーン」の名で販売

 

さらに、パッソのコンセプトの変遷は、購入者離れに影響を与えたと考えられます。

【パッソのコンセプト】

初代…「マイ・パートナー・コンパクト」

2代目…「女性ユーザーを意識」して開発

3代目…「街乗りスマートコンパクト」

 

このようなパッソのコンセプトの変動は、ターゲット層のニーズに完全に合致せず、選択の対象になりづらい要因となっています。

軽自動車市場が好調

軽自動車市場の好調も、パッソの不人気の一因です。

2023年4月のN-BOXの販売台数は14,986台であり、乗用車1位のトヨタヤリスクロスの販売台数を上回っています。

 

現在の新車市場では、軽自動車が全体の4割以上を占める状況となっており、パッソのようなコンパクトカーは勢いを失っていると言えるでしょう。

パッソは購入する価値があるクルマ!

ここまでは、パッソの不人気の理由を解説しました。

しかし、パッソには、他の競合車種にはない魅力がたくさんあります。

プチトヨタとして親しまれる存在

パッソの2023年4月の販売台数は2,262台で、全体ランキング24位という一定の販売実績があります。

『軽自動車ではないコンパクトカーを求めるユーザー』に、ぴったりのクルマであることが人気の理由です。

 

最大5人まで乗車でき、居住性の良いパッソは、「プチトヨタ」という愛称で呼ばれるほど親しまれています。

ガソリン車トップクラスの燃費性能を実現

パッソでは、3代目のモデルチェンジの際に、2WDのみに搭載していたアイドリングストップ機能を、4WDにも採用しています。

そのため、燃費向上へ大きく進化しており、

 

  • 2WD…21.0km/L
  • 4WD…19.0km/L
    ※WLTCモード・カタログ燃費

 

このように、ガソリン車の中でもトップクラスの燃費性能を発揮しています。

オプションパーツも豊富

シンプルなデザインが特徴的なパッソですが、オプションパーツが豊富な点も魅力のひとつ。

例えば、「SUPORTY STYLLE」では、レッド×ブラックの洗練されたデザインが提供され、「ELEGANT STYLE」では高級感のあるオプションパーツが用意されています。

 

これらのオプションパーツを取り入れるだけで、自分だけのオリジナルスタイルにカスタマイズすることが可能です。

価格が安い

価格の手ごろさもパッソの魅力です。

エントリーモデルである「X」の2WDモデルは、新車価格が127万5000円と手に届きやすい価格設定となっています。

近年では200万円近くする軽自動車が存在する中、できるだけ予算を抑えて購入したいユーザーにとっては最適な選択肢と言えるでしょう。

まとめ

パッソの不人気の理由について解説しました。

パッソは不人気と言われているものの、安定した販売実績を継続し、「プチトヨタ」として親しまれる存在です。

 

他の競合車にはない魅力もたくさんあるので、気になる方はぜひ試乗してみてくださいね!

ご覧いただきありがとうございます。

 



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