【5分記事】車のハンドルの回転数|端から端まで何回転するの?

車・ハンドル・回転数・何回転

<当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています>



車のハンドルの回転数|端から端まで何回転するの?

車のハンドルが何回転するのかは車種によって異なります。乗用車の場合は3回転~3.5回転くらいが平均値、トラックなどの大型車では4.5回転~5回転くらいが平均値になります。

車によって回転数は異なる

教習所で運転していた車から自分で買った車に乗り換えた時に、「あれっ、ハンドルの回り方が違う」と戸惑う人が多いようです。また、軽自動車から普通車に、普通車から軽自動車に乗り換えた際に、やはり同じように戸惑う人がいます。

まず、ハンドルを12時の位置に合わせ、12時の位置に目印のテープを貼り付けます。そして左に目いっぱいハンドルを切った時に目印が何回転するか、つぎに、12時の位置から右に目いっぱいハンドルを切った時に目印が何回転するか。

これを実際にやってみればその車のハンドルが何回転するかわかります。

実際には左右はまったく同じだけ回転するので、どちらか片方だけやればその回転数を2倍にすることで答えが出ます。

  1. 乗用車のハンドル回転数:3回転~3.5回転
  2. トラック等の大型車のハンドル回転数:4.5回転~5回転

といったところに落ち着くと思います。

車によるハンドルの回転数の違いは、これはもう慣れるしかない問題です。またすぐに慣れて問題解消する事柄でもあります。

そもそも、車は前方を目視確認しつつハンドルを切る乗り物ですから、いちいちハンドルをどれだけ切っているかを意識するのは論外なのです。もちろん車を乗り換えた当初は嫌でも意識させられるでしょうが、そのうちにいちいちハンドルのことなど意識しないのが正解です。

ハンドル回転数とハンドルの重さの関係

これはあくまでも一般論ですが、ハンドルの回転数が小さい車ほどハンドルは重くなり、回転数が大きい車ほどハンドルは軽くなります。もちろん乗用車同士、トラック同士で比較した場合です。乗用車とトラックで比較したら結論は異なるでしょう。

今の車はほぼすべてにパワーステアリング機構が付いていて、ハンドルを回す力をアシストしています。また、ハンドル径の大小とかギア比の大小による調整もあります。

ハンドルが重いとか軽いというのは、こうしたパワステのアシスト量とハンドル径とハンドルギア比の合わせ技によって決まってきます。

一般的に、軽自動車は普通車よりハンドルが軽い傾向にあります。トラックに関しては、私の数少ない経験では、いすゞのエルフのハンドルは軽かったです。

ハンドル回転数についての誤解

先日、ネット上ではありますが、驚くべき発言を耳にして驚きました。

ウチのプリウスなんだけど、もう少しハンドルが回れば車庫入れが楽なんだけどなあ

この発言をした方は、まるで車の最小回転半径はハンドルの回転数で決まると思っていらっしゃるようです。

そうではありません。

エンジンルームの設計レイアウトにより、まず前輪のタイヤが向きを変える角度が決まります。タイヤの可変角度ですね。ハンドルはあらかじめ決まっているその可変角度の範囲内で、3回転に設計したり3.5回転に設計したりするだけです。

プリウスのハンドルの回転数をもっと上げても、それはただ単に回転数が多くなるだけで、タイヤの可変角度を変更することにはなりません。

一般的に、FR(後輪駆動)の車はエンジンルームに余裕があるので、タイヤの可変角度は大きくなります。だから車庫入れが楽です。実際、昔からFRのメルセデスベンツは車体が大きいのに小回りが利くことで有名な車です。

現在の車の大半はFF(前輪駆動)なので、エンジンルームにいろんな装置がぎゅうぎゅう詰めになっていて、ハンドルの可変角度は小さくなりがちです。また、故障した時の整備性が悪く整備士さん泣かせの車ばかりが世に出回っているのが現状です。

下記のハンドル(ステアリング)関連の記事もご覧いただけると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。