【2分説明】タイヤの空気圧は荷物を積むときは高くすべきですか?

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タイヤの空気圧は荷物を積むときは高くすべきですか?

手荷物程度なら指定空気圧どおりで問題ありませんが、引っ越しで荷物を大量に積む場合などは、指定空気圧より高めにした方が安心・安全です。

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タイヤの空気圧は、それぞれの車によって適正空気圧が決められています。運転席のドアを開けると、内側のどこかにステッカーが貼ってあって、そこに自動車メーカー指定の空気圧が記載されているはずです。

たとえば、

  • 230kPa(2.3kgf/㎠)

というように書いてあります。

日本車の場合は、上記のように1種類の空気圧しか表示していないことが多いのですが、輸入車の多くは、1名乗車時は230、2名乗車は250、4名乗車は280というように、細かく表示しているケースもあります。

さて、荷物を積む場合の空気圧ですが、ちょっとした手荷物程度なら、特別考慮する必要はなく、ステッカーに表示されている指定空気圧で問題ありません。

しかし、たとえば引っ越しで荷物を目いっぱい積むような場合で(厳密には積載オーバーかもしれませんが)、さらに、そうした荷物を積んで高速道路を走行する予定なら、指定空気圧より1割から1割5分くらい高めの空気圧にした方が安心だと思います。

なぜなら、重い荷物を積むとタイヤが変形し、変形した状態で高速走行すると、最悪の場合はスタンディングウェーブ現象が発生してタイヤがバースト(破裂)することもあるからです。

なお、そうやって指定空気圧より高めにして走行した後、通常の走行に戻る際は、空気圧も指定空気圧に戻してください。

戻す場合に、高速走行の直後に空気圧を調整すると、タイヤ内の空気がまだ熱を持っている状態なので、その時の計測は「温間」の計測になるのでダメです。タイヤが冷えてから計測し、指定空気圧になるように調整してください。

「温間」と「冷間」について

高速道路を走行した直後などにタイヤの空気圧を測定することを「温間」測定と言います。

一方で、タイヤが完全に冷え切って周囲の環境温度になじんだ時に空気圧を測定することを「冷間」測定と言います。

運転席ドアの裏に記載されている指定空気圧に調整する場合は、あくまでも「冷間」で測定しなければなりません。そうでないと適正な空気圧にならないからです。

ただし、家を出て近所のガソリンスタンまで車を走らせ、そこで空気圧の点検・調整をしてもらうのであれば、厳密には「冷間」とは言えませんが、特に問題はないと思います。

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