ドライブレコーダーはどこまで映るのですか?映る範囲は?
ドライブレコーダーを取り付けた場合、映像はどこまで映るのかというと、それはカメラの数とカメラの画角によって決まります。
まず、カメラの数に関しては、おおざっぱに分類すると下記のようになります。
- 前1カメラ
- 前後カメラ
- 360度カメラ
①の前1カメラは、車の前方だけを映します。横方向や後方は映せません。
②の前後カメラは、車の前方と後方を映します。横方向は映せません。
③の360度カメラは、文字通り車の周囲をすべて映します。
以上が、カメラの数による映る範囲です。
次に、カメラの画角について。
たとえば同じ前1カメラであっても、カメラの画角が狭いものと広いもので、映す範囲が変わってきます。中には、180度近く映し出すカメラもあって、横方向であってもかなり映り込むタイプもあります。
これは前後カメラに付いてもいえることで、画角が広いカメラが付いている場合は、横方向もある程度カバーしてくれます。
ですが、やはり最も広い範囲を映すのは360度カメラです。360度カメラの死角は、車のピラー(屋根を支える柱の部分)だけです。
画質によっても、どこまで映るかは変わる
カメラの解像度を表す数値として200万画素とか300万画素といったものがあります。これはデジカメと同じで、画素数が大きいほどより精細な映像を映し出します。
たとえば、後方から煽り運転で迫ってくる車があったとして、その場合は前後カメラとか360度カメラであれば相手のナンバープレートを録画できますが、その際、カメラの解像度が低いと、よほど相手が接近している場合にしかナンバープレートを読み取れません。
ちょっと離れている映像でもナンバープレートを読み取るには、ある程度の画素数が必要です。
また、これは360度カメラの弱点でもありますが、前方と横方向はいいのですが、後方の映像は室内越しにリアガラスを通して録画するので、絵が小さくなり、ナンバープレートなどを読み取りにくいケースが出てきます。もちろん、これも画素数との兼ね合いで、画像は小さいけれど拡大すればちゃんと読み取れる機種もあります。機種の選び方次第です。
このように、ドライブレコーダーを取り付けた場合、映像はどこまで映るのかは、カメラの数とカメラの画角、そしてカメラの解像度によって変わってくるということです。
これからドライブレコーダーを装着する予定の方は、ネットの口コミを参考にしたり、あるいはディーラーやカー用品店のスタッフさんに相談したりして、あなたの目的に最適な機種をお選びください。
下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒ドライブレコーダーの駐車監視は常時電源かシガーソケットか?
⇒⇒ドライブレコーダーのリアカメラ設置|赤い線はどこに接続?
ご覧いただきありがとうございました。