この記事を書いている今は2020年の9月ですが、いよいよドライブレコーダーが身近なものになってきました。
それは、機種が豊富で値段も安くなっていることもありますが、最も大きな変化は、多くの人が「必要性」を感じ始めている点です。
どんなドライブレコーダーも100%完璧な製品はありませんが、それでも録画・録音されることで「よかった」と思えるシーンは数多くあります。
そこで、身近になってきたドライブレコーダーをいざ取り付けようと思ったら、どこで買うのがおすすめか、わかりやすく解説したいと思います。
手軽に始めるなら通販サイトで購入して自分で取り付ける
アマゾンや楽天といった通販サイトでは、3,000円代のドライブレコーダーも出回っています。こうした製品は安いなりに機能が劣っている部分もありますが、とりあえず何とか使えるものがあるのも事実です。
もう少し値の張るものになると、ごく普通に使える製品が目白押しです。
通販サイトで購入したドライブレコーダーは、自分でフロントガラスに貼り付け(吸盤か両面テープ)、電源をシガーソケット(アクセサリーソケット)につなげれば、それで完了というものが多いです。
駐車監視機能が付いている機種の場合は、エンジン停止中も動作させるので、電源をヒューズボックスにつなげる必要があり、慣れていない人の場合は業者さんに取り付けを依頼しなければなりません。
その場合の工賃は、その業者さんで本体を購入した場合に比べて割高になるのが普通です。
そうなると、トータルでは通販で安く購入したメリットが失われるので、ちょっと考えものです。
いずれにしても、手軽に、安くドライブレコーダーを購入するなら、取り付けは自分でやるという条件であれば、通販ショップは一番のおすすめです。
取り付け、アフターフォローを含めるとカー用品店が安心
オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でもドライブレコーダーを購入できます。
こちらは通販サイト同様に品ぞろえが豊富で、格安品から高級品まで勢ぞろいしています。
カー用品店の最大のメリットは、取り付けまで安心して依頼できる点です。
ドライブレコーダーの取り付けで最大のハードルは、「電源用に張り巡らせたコードをいかにきれいに隠すか」という点です。
自分で取り付けた場合、ドライブレコーダーの機能としては問題なくても、コードがあっちこっちに顔を出したりして見栄えが悪いのです。
その点、さすがプロの仕事です。カー用品店では工賃が10,000円~20,000円ほどかかりますが、実にすっきりときれいに仕上げてくれます。
なお、工賃に幅があるのは、カメラの数が前に1台だけのタイプ、前後2台のタイプ、360度タイプ、駐車監視機能が付いたタイプ(Gセンサーの取り付けなど)など、機種によって配線の数や難易度、要するに作業時間に差ができるためです。
ただ、すでに触れましたが、ドライブレコーダーをカー用品店で購入しそのお店で取り付けする場合は、工賃も割安で、その割安の工賃が上記の10,000円~20,000円です。
もしも通販サイトで購入し、その機種をカー用品店に持ち込んで取り付けしてもらうと、工賃は3割~5割増しになると思います。
また、カー用品店で購入した場合は、その後不具合が出た場合にも、気軽に修理依頼ができます。
さらに、ドライブレコーダーは、録画したデータを家のパソコンで再生したり、スマホで再生したり、それを保存したりすることもできますが、そのやり方がわからない場合も、気安く相談できる点も心強い点です。
ディーラーも安心。でも高いですね
ディーラーとカー用品店の違いは、選択肢の数です。
カー用品店では、まさにピンキリ状態で、何でも選び放題ですが、ディーラーではほんの数点(それも2機種か3機種のこともある)の中からしか選べないことがほとんどです。
そのかわり、製品そのものは厳選されたもので、信頼できる機種です。
また、取り付けも依頼できますし、使い方や故障した際の対応も万全です。
ただ、高いですね。
ディーラーはいちいち高いです。高いけれど安心です。
中にはマルチディスプレイにカーナビやオーディオと一体になってすっきり収まるタイプもあって、かっこいいです。
もっとも、一度故障すると、マルチディスプレイごとそっくり交換しないとダメなケースも多く、その場合の出費はけっこうな額になります。
自動車保険のドライブレコーダー特約も選択肢に入る
車を運転している皆さんは、任意保険(自動車保険)に加入していると思います。
代理店型自動車保険(損保ジャパン・東京海上日動・三井住友海上・あいおいニッセイ)の場合に限られますが、特約としてドライブレコーダー特約を付けることができます。
金額は、通常の保険料に月額650円~850円、年額にすると7,500円~9,700円を追加することになります。
ドライブレコーダー特約を付けると、保険会社からドライブレコーダー一式が宅配便で送られてきます。
これを、自分で取り付けるか、保険会社と提携している業者さんに安く取り付けてもらうか、いずれかを選びます。
市販のドライブレコーダーとドライブレコーダー特約で付けるドライブレコーダーの違いは、通信機能です。
事故が発生し、Gセンサーが衝撃を検知すると、ドライバーが何の操作をしなくても、保険会社のオペレーターから問い合わせがあります。
「事故の状況はいかがですか?」「おケガはありませんか?」「救急車を手配いたしましょうか?」などなど、ドライブレコーダー本体のマイクとスピーカーでオペレーターと会話できます。
つまり、いざ事故が発生した時に真価を発揮するのです。
初めてのドライブレコーダーとしては、わたしはいの一番におすすめします。
⇒⇒解説|損保ジャパン|ドラレコ特約「DRIVING!」|ドライブレコーダー特約
⇒⇒解説|ドライブエージェントパーソナル|東京海上日動のドラレコ特約
⇒⇒解説|三井住友海上|ドライブレコーダー特約(ドラレコ特約)
まとめ
初めてのドライブレコーダーはどこで買うのがいいか、これがこのページのテーマです。
とにかく安く手軽に始めるのであれば、通販サイトがおすすめです。
ちょっと料金は高くなるけれど、取り付けやアフターサービスを求めるならカー用品店かディーラーがおすすめです。
カー用品店とディーラーの違いは、選べる機種の種類です。圧倒的にカー用品店の方が選択肢の数が豊富です。
ダークホースにしてわたしが最もおすすめするのが、自動車保険のドライブレコーダー特約です。
初めて取り付けるのであれば、いざ事故が発生した時の安心感から言って、これが最適だと思います。
ドライブレコーダー関連の下記記事も参考になさってください。
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- ご覧いただきありがとうございました。