【3分記事】車の長期保管ではガソリンは満タン?抜いたほうがいい?

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車の長期保管ではガソリンは満タン?抜いたほうがいい?

車を長期保管する場合、ガソリンの扱いはどうすればいいのでしょう?満タンにするのがいいのか、少量だけ入れておくのがいいのか、それとも完全に抜いてしまうのがいいのか?

博物館などの方法をご紹介

まず、車の博物館などに展示している車はどうやっているか、それをご紹介したいと思います。

  1. ガソリンタンク内のガソリンを完全に抜く
  2. エンジンを始動し、アイドリング状態のまま車が完全に停止するまで回し続ける:これにより燃料経路内にあるすべてのガソリンを抜き取ることができる

上記作業を行うことにより、ガソリンタンク、燃料ホース、燃料噴射装置などすべての経路からガソリンを完全に排除することができ、長期保存によるガソリンの腐食、酸化などの様々なトラブルを防止することができます。

簡易的な方法

上記博物館の方法は車を1年~2年以上使用しない場合に有効です。有効ですが、私たち一般のユーザーがしばらくのあいだ車を保管する際にやる方法としては、ちょっと面倒でもあります。だいいち「ガソリンを抜く」作業が素人ではわかりませんから。

そこで、もう少し簡易的な方法をご案内します。

  1. ガソリンを満タンにして保管する:空気の量を少なくすることで酸化を防止する
  2. その際、ガソリン添加剤を混ぜておくことで酸化とヘドロ状態になることを防止する

こうした方法が手軽でいいと思います。

数か月の長期保存なら何とかなる

ガソリンは劣化します。たとえ冷暗所で保管していたとしても3ヶ月~半年程度で酸化したり粘度が上がったりして通常使用に支障が出るようになってきます。

そこで、こうした期間かそれ以上の期間車を長期保管する場合は、酸化防止とヘドロのようにドロドロになることを防止するための対策が必要になります。

それが、前の項目で上げた、満タンにして空気層を少なくする保管法と、添加剤によって酸化とヘドロ化を防止する方法です。

もしも半年以上保管する場合は、添加剤をさらに追加投入したり、できることならガソリンを新しいものと入れ替える必要があります。

でも、ガソリンを新しいものに入れ替える作業をするくらいなら、車の博物館のようにガソリンを抜き去る作業をプロに教わったほうがいいかもしれません。

あるいは、そもそもDIYでやる自信がない場合は、ディーラーや修理工場のスタッフさんに依頼してやってもらう方法もアリだと思います。

車を長期保管するということは、それだけその車に愛着があるから、というケースが多いと思いますので、ある程度のコストをかけてもいいのではないでしょうか。

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