【記事丸わかり】
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【管理人のコメント】 超ド派手なポジキャンやネガキャンの車は、タイヤがあっという間に偏摩耗します。でも、そんなこと当人には関係ありません。ストリートを練り歩いて人目を引けば、それで気分がいいのです。また、カスタマイズはエスカレートするところがあって、SUVをローダウンする人も、最初は「ちょっと腰高のコーナリングを安定させたくて」ローダウンしただけなのに、やがてあれもこれも手をつけたくなって、結果的にコンビニや荒れた路面で火花を出すようなクルマになってしまうのかもしれません。それもカーライフの醍醐味の1つでしょう。 |
SUVのローダウンってダサい?意味不明だけどカッコいいかも
改めて確認するほどのことではないかもしれませんが、SUVとはSport Utility Vehicleのことで、つまりスポーツ目的の多目的車のことです。
2024年現在、自動車業界で最も人気の高い車両タイプで、トヨタならRAV4やヤリスクロス、日産ならキックス、エクストレイル、ホンダならヴェゼル、ZR-V、マツダならほとんどすべて(CX-3、CX-5、CX-8など)がSUVです。
SUVに共通した特徴として、「車高が高い」and「最低地上高が高い」ことが挙げられます。
つまり、スプリングの可動域が長く、悪路でも衝撃を吸収しやすい設計になっています。
このページのテーマであるSUVのローダウンとは、そのように元々車高/最低地上高を高く設定している純正の状態に手を加えて、車高/最低地上高を低くするカスタマイズを施すことです。
ダウンサスまたは車高調によって車を地面に近い位置に下げて、それ相応のエアロパーツを付けたりして全体を整えます。
こうしてローダウンしたSUVには、当然のことのように下記のような意見が飛び交うことになります。
- 「何やっているのか意味不明。ダサいと言えばこれほどダサいことはないかも」
- 「まさにマッチポンプ。(車高が)高い車を買っておいてそれを低くするためにお金をかけるなんて、頭は大丈夫?」
- 「一種のミスマッチ感覚を楽しんでいるのかもしれないけれど、それなら軽トラをサーキット仕様に改造したほうが愛嬌があってかわいいと思う」
- 「超ダサいといいたいけれど、でも、あれは100%ウケ狙いですからね。私もC-HRの超ローダウンには笑わせてもらいました。ただ、コンビニの駐車場に入るのにバンパー擦っていたよ。実用的じゃないのは確か。大きなお世話だけどね」
(参照:ヤフー知恵袋など)
恐らく、みなさんの意見も上記意見と似たり寄ったりではないでしょうか。
流行だから買ったんです。それが何か?
2ドアスポーツクーペの「ホンダ プレリュード」(1998年式:カーセンサー)
だいぶ昔の話になりますが、私が車に乗り始めたころは2ドアクーペというのが流行っていました。
4人乗りだけど、ドアは2枚だけで、背は低く、全体が流線形で、なんちゃってスポーツカー的な位置づけの車。
実は、私もこのタイプの車(ホンダ車)に乗っていました。※私が乗っていたのは上記写真のプレリュードではなくレジェンドクーペです。
では、なぜ乗っていたか?
人気があったからです。流行のタイプで、多くの人の注目を浴びる車だったからです。
それだけです笑。
いま、車に興味ある人がディーラーに行けば、どのメーカーであろうと、一番目立つ場所に展示してある車は間違いなくSUVタイプの車です。
そしてディーラーの営業さんが悪魔の一言を耳元でささやくのです。
「これ、いま人気なんですよ」
この一言で、かつての私のように多くの人がSUVを購入しているはずです。
流行ってそういうものだと思います。
いい悪いなんて関係ない話です。
フォルクスワーゲンのディーラーの話
私の現在のマイカーはフォルクスワーゲンゴルフです。
SUVではなく、ごく普通の背の低いハッチバックタイプの車です。※ノートとかフィットとかヤリスみたいな形
前回の車検の際にディーラーに行った時、やはり一番目立つ場所に展示してあったのはSUVでした。
T-Crossという車です。
T-Cross:フォルクスワーゲン
2番目に目立つ場所にはT-RocというやはりSUVが展示してありました。
ゴルフは隅っこの方にありました笑。※ゴルフ8はすでに販売開始されていましたが、タマ不足のために販売の主流はSUVでした。
これは当然と言えば当然のことです。
私がフォルクスワーゲンのディーラー店長なら、最も売れ行きのいい車を最も目立つ場所に展示するのは当たり前の話です。
「人気があるから買ったけれど、みんなと同じじゃ嫌だ」
フォルクスワーゲンのディーラーの話はともかくとして、そもそも飛ぶ鳥を落とす勢いのSUVを購入する人が、いちいちSUVの特性を理解して購入するでしょうか?
「車高が高く、タイヤの上下の可動域が大きいゆえに、悪路でも高い走破性を発揮する」
などという特性ゆえにSUVを選択する人がどれだけいるでしょう?
SUVを購入してもほぼすべての人が舗装路しか走行しないのです。だからラインナップの中心は2WDです。4WDはとりあえず用意しておく程度の扱いです。
みんな流行っているから買うんです。
人気があって世の注目度が高いと思うから、かつて私が2ドアクーペを買ったように、みなさんSUVを買うのです。
車高が高く悪路の走破性が高いから買った人など1000人に1人いるかどうかでしょう。※いや、雪国のユーザーさんは雪道での実用性を考慮して(4WDの)SUVを購入する方が多いですが。
いずれにしても、そういうことでSUVを購入しているのですから、購入後に他のユーザーとの差別化を図ろうと、その手段の一つとしてローダウンをするユーザーさんがいても、べつに不思議はないと思います。
だから、それに対して、
「SUVの特徴を消すようなカスタマイズって意味不明。超ダサい!」
などと批判してみても意味がないのだと思います。
とは言え、ローダウンのデメリットについても一言
段差で底を擦って火花を散らすローダウンしたCX-5※こんなに火花が出るわけないですが💦
上記のような理由から、SUVをローダウンしたからといってダサいなどと非難するのは的外れかもしれません。
的外れかもしれませんが、デメリットが発生するのは確かであり、それについてもいちおう触れておく必要があるかもしれません。
SUVのように車高と最低地上高が高い車をわざわざ低くすると、次のようなデメリットが発生します。
- 乗り心地が荒くなる
- 荒れた路面の走破性が落ちる
- 車止めやちょっとした段差でバンパーやエアロや車の下部を擦る
- 一部の人にはウケけるが多くの人にダサいと馬鹿にされる
どんなカスタムにも言えることですが、センスのいい人が施したカスタマイズというのは人を「感動」させるものです。
SUVのローダウンに関しても、時々、オーラを放つようなカッコいい車に出会うのも確かです。
そういう車を見かけた時、私は素直に(心で)拍手しています。
まとめ
『SUVのローダウンってダサい?意味不明だけどカッコいいかも』のテーマで解説しました。
以下、記事のまとめです。
- ローダウンの動機:SUV車をローダウンする人は、流行に乗じてSUVを購入後、個性を出すためにローダウンを選択しているものと考えられます。
- 一般的な評価:ローダウンされたSUVは「意味不明でダサい」との意見があります。
- カスタムの魅力:いっぽうで、カスタマイズされたSUVを「カッコいい」と評価する人もいます。
- SUVの定義:SUVはSport Utility Vehicleの略で、スポーツ目的の多目的車を意味します。
- SUVの特性:SUVは元々車高が高く、最低地上高が高いことが特徴です。
- ローダウンの手法:ローダウンは、ダウンサスや車高調を使って車高と最低地上高を下げ、エアロパーツを追加するカスタマイズです。
- デメリット:ローダウンすることで、乗り心地が悪化し、悪路の走行性能が低下します。
- 市場の傾向:ディーラーは人気のあるSUVを目立つ場所に展示することが多いです。だからますます売れるようになります。
- 購入理由:多くの購入者はSUVの特性を完全には理解せず、単に流行に乗って購入しています。そして、それはいつの時代も同じです。
- かっこいいローダウンには脱帽:ローダウンは意味不明と批判されることもあるが、センスのいい人のやるカスタムはやはりかっこいいです。
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