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【記事丸わかり】
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ボルボV40の中古が安い理由は生産終了が影響している?真実に迫る!
VOLVO V40(2012年–2019年):Wikipedia
2019年に生産終了となったボルボV40、現在中古車市場では比較的安い価格で取引されています。中古車の場合、新車の人気モデルが生産終了すると、価格が下落する可能性もあります。
本記事では、ボルボV40の中古車価格が安い理由を探ります。
ボルボV40の中古車価格
現在のボルボV40の中古車価格を確認しましょう。
中古車サイト | 登録台数 | 平均価格 | 価格帯 |
カーセンサー | 487台 | 120.7万円 | 31.8万円~338万円 |
グーネット | 603台 | 125.8万円 | 22.8万円~299万円 |
※2023年7月7日現在
ボルボV40は、1995年に初代、2012年に2代目が発売されています。大手中古車検索サイトでの登録台数は500台前後と多く流通しており、平均価格は約120万円です。
新車価格が300万円台だったこともあり、平均的には半額を下回る価格帯で手に入ります。
ボルボV40が安い理由に迫る!
こちらの章では、ボルボV40の中古車価格が安い理由に迫ります。
競合車種が多い
ボルボV40は、競合車種が多いCセグメントの位置づけです。
イメージとしてはSUVよりも少し小さめで「大きめのコンパクトカー」と呼ばれ、セダン・クーペ・ハッチバックなどのボディスタイルを指します。
このCセグメントには、
- フォルクスワーゲンゴルフ
- ベンツAクラス
- BMW1シリーズ
などがひしめいている最激戦区。これらの競合車種が、ボルボV40の中古車価格に影響を与えている要素となっています。
ドイツ車に比べると知名度が劣る
ボルボV40が安い理由には、ドイツ車の存在が大きく影響しています。日本の自動車市場では、高級車と言えばベンツやBMWのドイツ車が人気です。
そのため、スウェーデンの車であるボルボは、相対的に需要が低くなります。しかし、ボルボV40は、安全性や耐久性に優れており、その点では高く評価されています。
ハッチバックの人気がない
日本市場では、ボルボV40のようなハッチバックの人気があまり高くないため、中古車市場も盛り上がりにくいという一因があります。
日本では、SUVやミニバン、スーパーハイトワゴンなど、使い勝手の良い車が人気を集めています。
そのため、ボルボV40は、日本市場ではそのスタイルがあまり好まれず需要が限定的です。しかし、人気が全くないというわけではありません。
跳ね上げ式のバックドアがあり、積載量が多いので、週末にまとめ買いをする人や、アウトドア、旅行が好きな人にもぴったりなクルマです。
故障しやすい
北欧生まれのボルボV40は、高温多湿の日本の環境に適していないこともあり、国内メーカーよりも故障の発生頻度が高めです。
また、故障した場合の部品代や人件費も高額になることから、維持費を抑えたい方は国産車に流れてしまうケースも考えられます。
長く乗る人が多い
北欧の人々は、自分の車を長く所有することが一般的です。北欧地域の寒冷な気候や厳しい道路状況に耐えられるボルボV40は、長期間使用できるように設計され、安全性能は世界トップクラスを誇ります。
日本国内のボルボV40ユーザーも長く乗り続ける人が多く、他メーカーのクルマより買い替えの頻度が低い傾向です。そのため、中古車市場では買い替え需要が低く、価格が抑えられていると考えられます。
ボルボV40は安全性の高い車
ボルボV40の中古価格が安い理由を解説しました。ボルボV40の生産終了が中古価格に直接的な影響を与えているわけではなく、競合車種が多いことなどさまざまな要因が考えられます。
自動車メーカーは効率化や生産性向上を図るため、人気のモデルでもラインナップを見直すことがあります。ボルボV40は、自動車安全テストである「ユーロNCAP」で最高評価の5つ星を受賞しており、安全性の高さが評価されています。
これは、安全性を重視するユーザーにとっても魅力的な選択肢と言えるでしょう。このような安全性を感じつつ、ボルボV40を長く乗り続ける相棒として候補に入れてみてくださいね。
ご覧いただきありがとうございます。