S 1000 RR大解剖：壊れやすい・後悔・足つき・曲がらないを検証！

S 1000 RR大解剖：壊れやすい・後悔・足つき・曲がらないを検証！

BMW S 1000 RR：BMW

BMW S1000RRは、多くのバイク愛好者が憧れるスーパースポーツバイクの一つですが、その一方でいくつかの疑問や批評も存在しています。本記事では、このバイクの特性やスペックを詳細に解析し、その価格に見合う価値があるのかどうかを検証します。

さらに、肯定的な意見と否定的な意見をそれぞれ取り上げ、実際のオーナーが感じている点を深掘りしています。様々なレビューサイトでの平均評価点もご紹介し、一般的な評価についても解説します。

このバイクが「壊れやすい」、「後悔する」、「足つきが悪い」、「曲がりにくい」といった具体的な課題を持っているのかどうかも重点的に分析します。S1000RRと競り合うライバル車の特徴も総合的に比較し、最後にはどんな人にこのバイクが最適なのかをご提案します。

BMW S1000RRに興味を持っている方、購入を検討している方は必見の内容となっています。

どんなバイク？

BMW S 1000 RRは、999ccの直列4気筒エンジンを搭載した大型スーパースポーツバイクです。サーキット走行を想定したハイスペックなバイクで、圧倒的な加速力とコーナリング性能を誇ります。

999ccの直列4気筒エンジン、最高出力は210ps、最大トルクは113Nmを発揮します。WMTCモード値は15.62km/Lです。

S 1000 RRのスペック（主要諸元）を以下にまとめました。

価格

BMW S1000RRの価格です。※2023年10月時点

否定的・ネガティブなレビューをご紹介

この記事のテーマは「S 1000 RR大解剖：壊れやすい・後悔・足つき・曲がらないを検証！」です。

検証するには材料が必要です。

まず、S 1000 RRに関する否定的・ネガティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

• 低温やけどになりやすい、特にジーンズで乗ると
• 燃費が悪い
• 荷物を積載するスペースがない
• ディーラーでのオイル交換が高額（17,000円）
• 車検代が7万円から8万円
• Service表示を消すためには追加で3万円必要
• 電気系統は自分でいじると問題が起きやすい
• BMWブランド品（ジャケット等）が高い
• 一部のディーラーはプライドが高く、対応が難しい

• ハンドルの振動で手が痺れる。
• 長距離走行で手の平が非常に痺れてくる。
• エンジンとフレームが熱くなり、夏場は不快。
• USBポートの位置が不便。
• ヘッドライトの裏のスペースが狭く、HIDやLEDへの換装が困難。
• カムチェーンの寿命が短い。
• 航続距離が短い。
• 燃費が17km/Lと少々効率が悪い。
• 荷物を積むスペースが少ない。
• エンジンのアイドリングが非常にうるさい。

• セパハンの絞り角が前よりキツくなった。
• 前傾が前よりもキツくなった。
• ニュートラルが出しにくい。
• 低回転時のエンジン音がジャリジャリしている。
• シフトフィーリングが節度感のないグニャっとした感じ。
• リアブレーキが固い。
• ABSが急減速ですぐ介入する。
• フロントブレーキの初期タッチが強すぎる。
• シフトフィールがR1に比べて物足りない。
• ヘッドライトが昭和のハロゲン。
• 新型メーターと比べると古さが際立つ。
• DDCの調整でソフトにしても差がわからない。

• 尋常でないくらい発熱する
• 低温やけどに気をつける必要がある
• 盗難率が高く、対策費用や保険費が高い
• 高価であり所有費用がかかる
• 190cm越えの大柄な人には小さい可能性あり
• 燃費がよくない
• 立ちゴケしやすい可能性がある（173cmの身長でつま先立ち）

• 無塗装部分のデザインが物足りない。
• 低速トルクが前モデルよりも薄く感じる。
• メカニカルノイズが増加している。
• ハンドリングのニュートラル感が前モデルより弱い。
• 足付きが悪い。
• クラッチの繋がりが曖昧でギクシャクする場面がある。
• トリップのリセットが面倒。
• メインのメータで同時に見れる情報量が少ない。
• Mシートが硬く、お尻には優しくない。
• アクセルが重い。

• 速すぎて危険、自制心が必要
• 楽しみすぎて目が追いつかない
• 価格が高い
• 燃費が悪い
• 積載性が低い、荷物が積めない
• 乗り心地が硬い
• グリップヒーターが3パターンしか選べない
• 水温計が見れない
• 足が地面に着かない
• オイル交換、メンテナンスにお金がかかる
• 壊れるか壊れないかは運

• メカニカルノイズが気になる
• ゆっくり走ることが出来ない、他人の目が気になる
• 燃費が良くない
• 高額なパーツ
• バイクが熱くなる、特に左フレーム
• 積載性が低い
• 価格が高いと感じる
• 若干重さを感じる
• ハンドルの振動がある

上記の否定的・ネガティブなレビューの分析結果

S 1000 RRに対する多くのレビューから、いくつかの明確なトレンドが見えます。

1. 所有費用と維持費: オイル交換、車検、パーツ、サービス料など、所有と維持に関わる費用が高いと感じられています。
2. 快適性と利便性の欠如: ハンドルの振動、シートの硬さ、低速トルクの不足など、長距離走行や日常使用において快適性が疑問視されています。
3. 熱管理問題: エンジンとフレームが過度に熱くなることで、低温やけどのリスクや夏場の不快感が指摘されています。
4. 性能と安全性: ABSの反応、ブレーキの硬さや初期タッチ、ハンドリングのニュートラル感など、性能と安全性に関わる要素には賛否が見られます。
5. 操作性とインターフェース: メーターの情報量、USBポートの位置、トリップのリセット方法など、操作性やユーザーインターフェースに改善の余地があります。
6. 積載性と燃費: 荷物の積載スペースが少なく、燃費も効率が悪いと評されています。
7. スタイリングと装備: デザインに対する評価は賛否が分かれていますが、無塗装部分や古いヘッドライトなどで古さが際立つという意見があります。
8. 対人関係とブランド価値: 一部のディーラーの対応が難しく、BMWブランドのアクセサリーが高価であるとの意見も見られます。
9. 体格と適合性: 身長や体格によっては不便または不快に感じる可能性があります。

一部のレビューではありますが、S 1000 RRは高性能でありながら、所有と維持が高額であり、快適性や利便性には改善の余地が多いと言えます。これらのポイントは、購入を検討する際の判断材料になるでしょう。

肯定的・ポジティブなレビューをご紹介

次に、S 1000 RRに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。その後でレビュー内容を分析します。

• 電制が優れており、破綻する感じがしない
• 乗り心地が良く、長距離でも疲れにくい
• 用途が多様で、ツーリングからサーキットまで楽しめる
• BMW特有のデザインが魅力的
• 軽くて乗りやすい
• クイックシフターが使いやすい
• 左右非対称のフェイスが個性的
• グリップヒーターが標準装備
• 故障が少なく、全体的に乗りやすい
• 安心感と安定感がある

• 加速性能が非常に良い。
• コーナーでの安定性と速さが抜群。
• ウイングレットによる高速安定性。
• 電子制御が進化しており、セッティングが容易。
• 姿勢がスポーツバイクの中で一番快適。
• クルーズコントロールが1km/h単位で調整可能。
• ヒルスタートアシスト機能で坂道発進が楽。
• サーキットでの走行が楽しい。
• エンデュランスチェーンがメンテナンスが楽。
• BMWブランドの高級感。
• 費用対効果が良い。
• マフラーがアクラポビッチ。
• 所有感が非常に高い。
• ワインディングでの走行が楽しい。
• 維持費が意外とかからない。
• 高速走行でも安定している。
• 低回転から高回転まで音が良い。

• エンジンがパワフルでスムーズ。
• 見た目がブラックで引き締まっている。
• シートが柔らかくツーリングに良い。
• サーキットでの前傾姿勢が自然に取りやすい。
• ETC 2.0、クルコン、グリップヒーターが標準装備。
• 走りは吹け上がりがよく凶暴。
• トルクが2000回転前後でも存在する。
• エンジンの性能が一番。
• 比較的ポジションが楽。
• 上下対応クイックシフターの反応が良い。
• アシンメトリーととんがったテールランプがデザイン的に好み。
• BMWというブランド。
• ディーラーの対応がフレンドリー。
• 緻密なスロットル制御。

• デザインが美しい
• エンジン性能が高く、吹け上がりが簡単
• 街乗りでギクシャクしない
• 直進安定性とコーナリングが優れている
• 乗り心地が比較的よく、前傾も他社のものより緩い
• 取り回しが楽で、200kgを切る軽さ
• 2年の残価設定ローンが組める
• CBR1000RRRやパニガーレより前傾姿勢が楽
• サスペンションが秀逸
• 走っている限りは文句なし
• 所有欲を満たす
• 走行性能が非常に高く、安全に高速走行ができる

• デザインがカッコよく、Mパッケージ専用カラーが好評。
• エンジンがパワフル。
• ROADモードでのパワーの出方がマイルド。
• ヒルスタートアシストが非常に便利。
• カーボンホイールが衝撃を吸収してくれる。
• 燃費が慣らし時点で16~18km/Lと良好。
• 価格が内容に対して妥当。
• ノーマルマフラーの音と見た目が良い。
• メーターが多機能でかっこいい。
• 車重が軽く、取り回しが楽。
• サーキットで不満が出てきたらコーディングプラグ導入可能。
• トラコンがリアをしっかりと抑制してくれる。

• パワー、スピード、ブレーキ性能が世界最高レベル
• 左右非対称のヘッドライトが独特でカッコいい
• 乗りやすいと感じる
• SS（スーパースポーツ）にしてはポジションが楽
• 整備性が良い
• スポーツ走行だけでなくツーリングでも満足できる
• 早い・軽い・乗りやすい

上記の肯定的・ポジティブなレビューの分析結果

S 1000 RRに関するレビューからは、このバイクが高性能かつ多用途であると強く示されています。

1. 高度な技術と信頼性: 電子制御が進化しており、故障が少ない点から、このバイクは高度な技術と信頼性を有しています。
2. 優れた走行性能: 加速性能やコーナリング、高速安定性など、走行に関するあらゆる側面で高評価を得ています。これはサーキット走行からツーリングまで、幅広い用途で楽しめるバイクであると言えます。
3. 快適性と使いやすさ: クルーズコントロール、グリップヒーター、ヒルスタートアシストなどの便利な機能が標準装備されており、長距離走行でも疲れにくい設計になっています。
4. デザインとブランド力: BMW特有のデザインが評価されており、Mパッケージ専用カラーや左右非対称のヘッドライトなど、見た目にもこだわりが感じられます。また、BMWというブランド自体に高級感と信頼性がある。
5. 費用対効果と維持: 維持費が意外とかからないとの意見もあり、高性能でありながらコストパフォーマンスに優れていると評価されています。
6. 音質とマフラー: 低回転から高回転までエンジン音が良く、マフラーがアクラポビッチである点も高評価です。
7. ポジションと取り回し: 車重が軽く、ポジションも比較的楽であるため、多くの人にとって乗りやすいバイクと言えます。

以上のように、S 1000 RRは高性能、多用途、使いやすさ、デザイン、ブランド力、コストパフォーマンス、音質といった多角的な要素で評価されています。これらの点が組み合わさって、非常に高い所有満足度を生んでいると考えられます。

レビューサイトの平均評価点のご案内

S 1000 RRが有名なレビューサイトでどう評価されているか、以下ご紹介します。

レビューサイトを参考にする際、「平均評価点」というのはとても重要な指標です。項目別のレビューなどいくら並べ立てても、実はバイク選びにはあまり参考になりません。

バイクのような趣味性の強いモノは、「いろいろ言うべきことはあるだろうが、結局のところ好きなのか嫌いなのか」、そこが最も知りたいところであり、「平均評価点」はこれを知る近道です。

• みんカラ：4.63点（5点満点）
• 価格コム：4.33点（5点満点）
• ウェビック：3.60点（5点満点）

※2023年10月6日時点

上記平均評価点の分析結果

S 1000 RRのレビューにおける平均評価点にはかなりのバリエーションが見られます。

まず、みんカラと価格コムの評価は非常に高く、特にみんカラでは4.63点という高得点を記録しています。みんカラは、バイクや車の趣味人たちが集まるコミュニティサイトですから、S 1000 RRのパフォーマンスやデザインが高く評価されていると言えます。

一方で、価格コムは比較的幅広い層からのレビューが集まるサイトであり、価格と性能のバランスなどが評価されます。4.33点という評価は、一般的な消費者にも高い評価を受けている証拠です。

ウェビックの評価が3.60点と低めである点は注目すべきです。ウェビックはバイク専門のパーツや用品も扱っている専門的なサイトです。このサイトの利用者は、一般的にバイクに対する要求が高いと考えられます。評価が低いということは、専門家や熟練者から見ても改善点があると感じられている可能性が高いです。

「壊れやすい」「後悔」「足つき」「曲がらない」を重点的に分析

この記事のテーマは「S 1000 RR大解剖：壊れやすい・後悔・足つき・曲がらないを検証！」というものです。

テーマの重点項目である「壊れやすい」「後悔」「足つき」「曲がらない」について、ここまで見てきたレビューを基に、検証したいと思います。

以上、一部ではありますが上記のような理由でネガティブなワードが流通しているようです。さほど気にかける内容ではありませんが、いちおう頭に入れておいてください。

ライバル車とその特徴

BMW S1000RRのライバル車と特徴をまとめました。

Yamaha YZF-R1はレーシング技術を導入した高回転性能が際立つモデルであり、Kawasaki Ninja ZX-10Rは高速域での安定性と先進的なトラクションコントロールを特徴としています。

Ducati Panigale V4Sはアグレッシブなデザインとエモーショナルなエキゾーストノートで知られ、Honda CBR1000RR-Rは高速サーキット走行に適したシャシー設計を採用しています。

Aprilia RSV4はコンパクトな設計に強力なエンジンを搭載しており、優れたハンドリングとパフォーマンスを実現しています。

どんな人におすすめ？

BMW S1000RRがおすすめの人物像をまとめました。

BMW S1000RRに興味があってディーラーを訪れた人が、思わず目移りしてしまうかもしれないBMWの他の車種があるとしたら、それは何？

思わず目移りしてしまうかもしれないBMWの他の車種をまとめました。

BMW R1250RSはツーリングにも適しているため、長距離を走るバイク愛好家に良い選択肢となります。BMW F900Rは扱いやすく力強いパフォーマンスが特徴であり、多くのライダーにアプローチできるモデルです。

BMW M1000RRは、S1000RRのMシリーズとして、さらなる高性能と先進技術を提供しており、パフォーマンスを重視するライダーにはこのバイクが目を引くでしょう。

最後にBMW G310Rは、小排気量ながらもBMWの品質を維持しているエントリーモデルとして、バイク初心者や排気量を重視しない利用者（「デカけりゃいいってもんじゃない」）に選ばれる可能性があります。

まとめ

「S 1000 RR大解剖：壊れやすい・後悔・足つき・曲がらないを検証！」のテーマで解説してきました。

本記事を通じて、BMW S1000RRの多面的な特性を詳しく解析しました。スペックや価格、肯定的・否定的なレビュー、そして平均評価点に至るまで、このバイクについて全方位的な情報を提供してきました。

よく取り上げられる課題点についても詳細に検証し、ライバル車との比較からこのバイクがどのような位置にいるのかを明らかにしました。おすすめの対象者も示し、BMW S1000RRに興味を持っているが他のBMWの車種に目移りしてしまう可能性がある方にも、参考になる情報を提供しました。

この情報が、購入を検討している方々の一助となれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました。

【海外の評価】BMW S1000RR：海外メディア試乗レビュー・口コミ・評価：海外の評判を知りたい！

2023年9月17日

この記事は当サイトの管理人ミスター乱視が執筆しています。引用元・参照元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。

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