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目次
【記事丸わかり】
スズキ・ジムニーシエラはオフロード性能に優れているものの、多くの後悔ポイントが存在することが明らかになりました。これらのポイントを考慮することで、購入を検討している方々はより情報に基づいた決断ができるでしょう。 ⇒⇒スズキ ジムニーシエラ 【車両レビュー】通常のジムニーより迫力アップ!! 存在感も走破性もタフさを極めた1台!! |
ジムニーシエラ大解析:「後悔ポイント」を重点的に検証!
画像:Wikipedia
ジムニーシエラは多くの愛好者を持つ車ですが、完璧な車というものは存在しません。本記事では、ジムニーシエラの所有者が感じる「後悔ポイント」に焦点を当て、その実態を深く掘り下げます。
乗り心地、収納スペース、エンジン性能、スピーカーの音質、操作性、リアゲートの問題、MT車とAT車の違い、インテリアの小物入れの不足など、多角的な視点からジムニーシエラの評価を検証します。
しかし、この車には魅力的な側面も多く存在します。そこで、肯定的なレビューも合わせてご紹介し、バランスの取れた視点からジムニーシエラを評価します。
評価が辛口なレビューをご紹介
この記事のテーマは『ジムニーシエラ大解析:「後悔ポイント」を重点的に検証!』です。
検証するには材料が必要です。
まず、ジムニーシエラに関する評価が辛口なレビューをご案内します。
- 乗り心地の悪さが不満点で、前後左右にふわふわ揺れる感じがあります。段差やカーブなどの揺れがダイレクトに伝わり、快適さに欠けると感じる人もいます。
- 収納スペースが少なく、荷物を積むのが難しいという不満があります。後部座席を倒しても、大きな買い物やキャンプの際には工夫が必要で、ストレスを感じることもあります。
- 加速が悪く、アクセルを踏んでもレスポンスが鈍いという指摘があります。高速道路や合流時に特に不便を感じることが多いようです。
- スピーカーの音質が悪いと不満を抱く人がいます。純正スピーカーの小さなサイズ(13cm)が音楽を楽しむ上で制約となり、改善が必要と感じられています。
- 燃費が悪い
- 高速道路を走る際に12km/L以上になることもあるが、通常は11km/L以下。
- コンパクトカーと比較してガソリンの消費が早い。
- 後部座席に人を乗せるのが大変
- 3ドア車であるため、後部座席へのアクセスが難しい。
- 後部座席の窓が開かないため、閉塞感を感じる。
- 大きな荷物が割と入らない
- ジムニーシエラはコンパクトなため、大きな荷物が収納しにくい。
- 突発的な大荷物の運搬が難しい。
- 細かい収納スペースが少ない
- ドアポケットや後部座席のポケットがなく、細かい収納スペースが不足している。
- バック駐車がしづらい
- オーバーフェンダーのため、右側の後輪が見えにくい。
- 慣れるまではバック駐車が難しい。
- 車内のボタンやスイッチがわかりづらい
- 窓を開閉するスイッチが運転席と助手席の間にあり、使いづらい。
- 高速道路での安定性が不足しており、振動や横揺れが気になる。
- オンロードでの乗り心地が期待に反して悪く、快適性を求める車ではないと感じる。
- 後部座席の居住性が狭く、身長の高い人や大柄な人には不向き。
- 高速道路ではトラックのように振動が多く、疲れる。
- 高速走行時に風の影響を受けやすく、ハンドリングが不安定である。
- リアゲート(後部扉)が急に全開になることがあり、危険だと感じる。
- サスペンションが柔らかすぎて、カーブ時にボディロールが大きい。
- 低速トルクが不足し、発進が難しい場面がある。
- カーブ走行時に体が外側に振られ、シートのホールド感が欠ける。
- 高速道路でフロントウインドーが立っているため、風切り音が騒がしい。
(MT車の場合)
- 一般的な選択肢ではない: 現代の自動車市場ではAT車が主流であり、MT車は少数派となっています。そのため、MT車を選ぶことは一般的ではないとされ、時代遅れと感じることもあります。
- 便利さ: AT車は渋滞時や都市運転などで操作が楽で便利です。MT車はシフト操作が必要なため、都市部での利便性が低い場合もあります。
- カッコよさの主観性: カッコいいと感じるかどうかは主観的な要素が強く、人によって異なります。一部の人々にとってはMT車がカッコいいと感じる一方、他の人々には無関心な場合もあります。
- 1速と2速のギアが入りにくいと指摘されています。
- シフト操作によってお尻が前に出る感じが不快だと感じる人もいました。
- 燃費に関して、下道での燃費が13km/L、高速での燃費が17km/Lと、あまり良くないという意見がありました。特に街中でエアコンを使用すると9km/Lほどに低下することが指摘されています。
- 燃費が他の1,500ccクラスの車と比較して低いと感じる人が多い。
- 高速道路での直進性に問題があるという意見もある。
- 一部のユーザーは、運転席が狭く長時間運転すると疲れると感じている。
以上のような評価が一定数見られます。これらの意見はジムニーシエラに関する様々な着眼点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
「後悔ポイント」を分類し解析しました
評価が辛口な上記レビューをもとに、「後悔ポイント」を検証します。
乗り心地の不満点:
- 揺れや振動が多く、快適さに欠ける。
- 高速道路やカーブ時の挙動が不安定で、乗り心地が悪い。
荷室容量の不足:
- 荷物の積載が難しく、後部座席を倒しても大荷物の運搬に工夫が必要。
エンジン性能の不満点:
- 加速が鈍いと感じる。
- 燃費が他の1,500ccクラスの車に比べて低い。
スピーカーの音質の不満:
- 純正スピーカーの小さなサイズが音楽の楽しみを制約する。
操作性の課題:
- バック駐車が難しい。
- 車内のボタンやスイッチの配置が使いづらい。
リアゲートの問題:
- リアゲートが急に全開になり、安全性に関する懸念がある。
MT車とAT車:
- MT車を選ぶことは一般的ではなく、便利さに欠けると感じる。
インテリアの小物入れの不足:
- 小物入れの数が不足し、収納スペースに不満がある。
これらの意見はジムニーシエラに関する様々な着目点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
なお、これらの意見はあくまでも他人の評価に過ぎません。車は、自分で見て・触って・乗ってみて初めて「自分はどう感じるか」がわかる商品です。
そういう意味で、新車でも中古車でも、現物をよく観察し、試乗し、身体で感じ取ってから購入の是非をご判断いただきたいと思います。
肯定的・ポジティブなレビューをご紹介
次に、ジムニーシエラに関する肯定的・ポジティブなレビューをご案内します。
- オフロード性能が非常に高く、悪路や未舗装路での走行に優れている。
- タフで武骨なデザインが魅力的で、本格的なオフロード車の雰囲気を楽しめる。
- 小回りが利き、狭い道や駐車場での取り回しが良い。
- 耐久性が高く、頼りになる存在で、メンテナンスが比較的容易。
- アウトドアアクティビティや山岳地帯での走行に向いており、アクティブなライフスタイルに合っている。
- デザインが素晴らしく、ファッションアイテムとして魅力的。
- 雪の中や農道で車が脱輪しても、ジムニーシエラは単独で脱出できる頼りになる車。
- 他のSUV車と比較しても、ジムニー系の車の個性と運転の楽しさを評価するオーナーが多い。
- 女性オーナーも増えており(「#ジムニー女子」)、ジムニーシエラは女性からも支持を受けている。
- 圧倒的多数の人がジムニーシエラを一択で購入している。指名買いが多い車。
- アウトドア志向が強いオーナーもいれば、デザインやファッション要素を楽しむオーナーもいる。
- 短所は認めつつ総合評価は高く、多くのオーナーがジムニーシエラを高く評価している。
- リフトアップキットの導入により、乗り心地が大幅に改善されるという声があります。特にシーエルリンク製のスプリング交換(1インチリフトアップ)が効果的で、快適な運転が可能になる。
- ルーフラックの取り付けにより、収納スペースを拡張できるという声があります。キャンプや大きな買い物に対応するために、ルーフラックは必要不可欠とされています。
- スロットルコントローラー(スロコン)の導入により、加速の改善が可能で、高速道路や山道での運転が快適になるという評価があります。
- ジムニーには音質が悪い純正スピーカーが搭載されていますが、社外品のスピーカーを取り付けることで音楽をより楽しめるという意見があります。
- エクステリアデザインに関して、多くの人が高評価をしており、特にオーバーフェンダーが格好いいと評価されています。ジムニーシエラの見た目に満足しているユーザーが多いようです。
- エンジン性能について、加速フィーリングが気持ち良いという意見があり、エンジンの魅力が評価されています。
- 価格について、比較的リーズナブルな価格で販売されていると評価されています。新古車で購入する場合でも、コスパが良いと感じる人が多いようです。
以上のような評価が一定数見られます。これらの意見はジムニーシエラに関する様々な着眼点を提供しているので、ぜひ参考になさってください。
まとめ
『ジムニーシエラ大解析:「後悔ポイント」を重点的に検証!』のテーマで解説してきました。
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編集後記
2024年1月16日。日本経済新聞の最新ニュースによると、ダイハツ工業が行った不正行為に関連して、国土交通省が同社の3車種の「型式指定」を取り消す方針を固めたと報じられています。具体的には、ダイハツの「グランマックス」、トヨタ自動車に供給している「タウンエース」、マツダに供給している「ボンゴ」の3車種について量産に必要な認証である「型式指定」を取り消す方針。再取得するまで事実上、生産ができなくなります。今後、自動車メーカーはより厳格な内部監査と透明性の高い運営を求められることになりそうです。
※「3車種」とありますが、これは認証手続き上の話であって、実際には「グランマックス = タウンエース = ボンゴ」であり、実質的には1車種です。