【プチ調査】もずく酢は危険ですか?それはないでしょ?

もずく酢・危険




【プチ調査】もずく酢は危険ですか?それはないでしょ?

※トップ画像はミツカン・おうちレシピのもずく酢

スーパーの食品コーナーでもすっかり定番となっているもずく酢ですが、最近このもずく酢が「危険」だという書き込みを目にすることが度々あって、心配になって調べてみました。

結論を言いますと、何のことはない、要するに、体にいいからと言ってもずく酢ばかり食べ過ぎるとよくないですよ、ということのようです。

まあ、そりゃあそうでしょう。

誰が見たって、あのもずくが「危険」だなんてちょっとあり得ない話ですからね。

もずく酢は体にいい食品であり、普通に食べる限りまったく体に「危険」な食品などではありません。

ただ、あまり食べ過ぎると次のような弊害が出てきて、場合によっては体に「危険」なケースも出てくるようです。

塩分とヨウ素の過剰摂取は、まあ「危険」かも

もずく酢はダイエットにもいいということで、スーパーで売られている1個60グラムくらいの小さなもずく酢パックを1日に3個~6個くらい食べている人もいるようです。

この場合、食塩とヨウ素の量が明らかに1日の推奨量を超えてしまい、長期間こうした食習慣を続けると、もずくそのものの栄養素によるメリットよりも、塩分の摂り過ぎやヨウ素の摂り過ぎによるデメリットが上回ることになり、体にとって「危険」な食べ物になってしまうというのです。

したがって、もずく酢をテーブルのメニューに乗せるとしたら、多くても1日1パック(60グラムの場合)くらいにしたほうがよさそうです。

製品によって幅はありますが、1パック60グラムくらいのもずく酢の場合、

  • 塩分:0.6g~0.9g※1日の推奨塩分摂取量は6.5g未満(女性の場合)
  • ヨウ素:2.0mg~2.8mg※1日の目標摂取量は3mg程度(女性の場合)

といった分量になります。※あくまでも一般的な数値です

ヨウ素は甲状腺ホルモンの主原料です。ヨウ素は体に必須の重要なミネラルですが、甲状腺に異常のある人などがヨウ素を摂り過ぎると、甲状腺のはたらきが低下してしまう「危険」があります。他の食材でヨウ素を補給している場合は、もずくの量に気を付けたほうがいいと思います。

ただし、健康な人は、ヨウ素の摂取が十分すぎると、排泄によって体内のヨウ素量を調節することができるようになっているので、少々多めに食べたからと言って即座に「危険」とは言えないでしょう。

もちろん、どんな食品にも言えることですが、一時的にもずく酢を大量に食べたからといって、それで即座に体に「危険」を及ぼすということはまずありえない話です。

これは私たちの経験が物語っていることです。

しかし、習慣化して長期間もずく酢を食べ過ぎた場合は、やはり、何かしら体に変調をきたす可能性は高まると思います。

それが「危険」とまで言えるほどの変調かどうかはわかりませんが、やはり何事もやり過ぎはしばしば実際に「危険」を招くので、ほどほどにしておくべきでしょう。

「もずく酢」でなく「もずく」だけを食べるやり方もある

もずくは海藻の一種で、食べ方も色々です。

一般的には食酢にあえて食べることが多いと思いますが、もずくそのものを味噌汁の具にしたり、納豆に混ぜて食べる方法もあります。

その他、雑炊の具にしたり、お吸い物に使ったり、ユニークな食べ方としては天ぷらにするとおいしいそうです。

いずれの食べ方であっても、ヨウ素に関しては量が多くなると目標摂取量を超えてしまいますが、塩分に関しては食べ方次第で少々多めに食べても摂取量を控えることができるはずです。

というか、何も毎日もずくを食べる必要はないのですから、たまに食べるというのであれば、あまり量のことなど気にかけずに、たっぷりといろんな調理法で食感や味の変化を楽しむのは大いにいいことだと思います。

そんなことで体に「危険」が及ぶようなことはまずありえない話です。

「もずく」と「もずく酢」は違う

ネットを見渡したところ、たいてい次のような記述がみられます。

もずくは低カロリーで食物繊維やミネラルが豊富であり、ダイエットにもおすすめ

確かに、もずく100gあたりのカロリーは4kcal~5kcal程度ですが、これは「もずく」だけの数値です。

でも、私たちがもずくを食べるとしたら、ほとんどの場合が「もずく酢」として食べるのではありませんか?

そして、もずく酢として食べる場合のカロリーは、100gあたりで60kcal~70kcalになり、スーパーで売られている60gパックに換算すると36kcal~42kcalになります。

もずく酢の場合、もずくの他に合わせ酢を使いますから、糖分や塩分が含まれ、カロリーが増えるだけでなく塩分も増えます。

もちろん、ここまで見てきたように、もずく酢を少々多めに食べたからといって、即座に体に「危険」が及ぶようなことにはならないでしょうが、特にダイエットのための食材としてもずく酢を考える場合は、もずくだけの数値ともずく酢の数値を区別して考える必要があります。

もずくの成分

以下の成分は「もずく酢」でなく「もずく」の成分です。※含有量は産地によって異なるので省略しています

  • 炭水化物
  • ナトリウム
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • リン
  • フコイダン:水溶性食物繊維。コレステロール値を下げる働きが期待され、糖尿病や高脂血症の方にも効果が期待されます。抗酸化力が強く、がん予防に効果が期待されるだけでなく、胃潰瘍を発症させるピロリ菌を抑える働きやすでに出来てしまった胃潰瘍を修復する働きも期待される成分です。また、血液をサラサラにすることにより生活習慣病の予防に効果があると期待されていますし、そもそもフコイダンは加熱により体内で使用されやすい形になるため、天ぷらやみそ汁などに使用することも効果的といわれ、特に天ぷらは沖縄などではポピュラーな食べ方です。
  • アルギン酸:水溶性食物繊維。
  • フコキサンチン
  • ヨウ素:美肌作りにも効果的。健康な人はヨウ素の摂取が過剰であっても、排泄によって体内のヨウ素量を調節することができるので、あまり食べ過ぎを気にしなくてもいいですが、甲状腺に異常のある人は摂取量を管理したほうがいいです。
  • ビタミンA(β-カロテン当量)
  • ビタミンB2

まとめ

このページのテーマは「もずく酢は危険ですか?」というものです。

ここまでさんざんあれこれ書いておきながらこんなことを言うのも申し訳ないことですが、実に馬鹿げたテーマだと思いますね。

どんな食品だって食べ過ぎればそれなりに差し障りがあるし、程度によっては「危険」なケースも出てきます。

味のいいたくあんなどをつい1本分丸々食べてしまうことが私にはありますが、これだって明白に塩分の摂り過ぎです。

でも、だからと言って、

たくあんは危険だ

と言う人がいるでしょうか?

そんなことを言う人がいたら「あの人、アホなのかな」思われるだけでしょう。

ところが、ネットにはこの種の明らかに行き過ぎた発言が平気で拡散されているのですね。

お米だって食べ過ぎればメタボになって「危険」でしょう。

ただの水も飲み過ぎれば腹を下すし血液が薄くなってやがて「危険」な領域にさしかかるかもしれません。

海藻の一種であるもずくに酢を合わせた食品であるもずく酢に、何かしら未知の毒素が発見されたというのであれば、それは「危険」という言葉も使わざるを得ないでしょうが、そんなものは何一つありもしないのに、やれ食べ過ぎると危険だとか何とか、本当にどうにもならない世の中だと思います

お前もそれに加担しているだろう?

とおっしゃるかもしれません。

まあ、そうかもしれませんが、いちいちこういうページを作って、いや、もずく酢は「危険」なんかではありませんよ、無暗に食べ過ぎなければ問題ない食品で、きわめて栄養価の高い健康食品ですよ、と改めて確認しないといけないのですから、実に厄介です。

本ブログの本来のテーマである車でも、やれ「ミニクーパーはやめとけ」とか「ランクル300はダサい」とか「タフトは売れない」だとか、ありもしない悪評をでっちあげて騒いでいる一群が存在します。

最近の私は、そうした根拠のないやっかみともいえる言葉の拡散をエビデンスを提示することで正す記事を立て続けに書いていますが、ちょっと車以外のキーワードに目を向けた時に、やはり別の分野でも似たような現象が起こっていることを再確認した次第です。

繰り返しますが、もずく酢が「危険」であるわけがないんです。

栄養価の高い優良食品そのものです。

甲状腺に異常がある人が食べ過ぎると「危険」かもしれませんが、それを言うなら、腎臓病を患っている人が梅干を10個食べたら「危険」なのと同じで、ある意味当たり前の話です。

スーパーで買ったもずく酢を1日1パック(60グラムくらい)を長期間食べ続けても何の問題も発生しないでしょう。

でも1日3パック食べたら危険でしょ?

まあ、そうですが・・・

でも、常識的に言って・・・、いや、最近はオートミール(燕麦)が体にいいと聞くと3食をオートミールにする人もいるようですから、やはり当たり前に思えることもちゃんと調べて丁寧にご説明する作業はある種の人(なんでも過剰にやり過ぎるタイプの人)に対しては必要なのかもしれません。← ← 上から目線の結語でゴメンナサイ・・・<(_ _)>

ご覧いただきありがとうございました。




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元保険代理店代表です。ほぼ毎日新しい記事を追加しています。何かお役に立つ記事があったら、次のお役立ちのためにお気に入りに登録していただけるとうれしいです。励みになります!