国際免許|国際運転免許証の取得・更新・必要書類・有効期限|実は簡単に取れる

国際免許・国際運転免許証・取得・更新・有効期限・写真・必要書類・国外免許・外国免許

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画像:日本国(都道府県公安委員会)発行の国際運転免許証 by Wikipedia

【記事丸わかり】

  1. 国際免許証は、都道府県の警察署で簡単に取得できます。
  2. 費用は2,000円から3,000円で、有効期限は1年です。
  3. 更新制度はなく、1年ごとに再取得する必要があります。
  4. 国際免許には正式に3種類ありますが、一般的に使用されるのは「国外運転免許証」です。
  5. 取得には、普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許のいずれかを所持している必要があります。
  6. 免許の有効期限内であることが条件で、免停中や免停予定では取得できません。
  7. 取得手続きには、運転免許証、申請前6か月以内に撮影した写真、パスポートや飛行機のチケットなどが必要です。
  8. 代理申請も可能で、その場合は委任状や代理人の身分証明書が必要です。
  9. 国際免許証の発行は、運転免許センターや運転免許試験場では即日、警察署では約2週間かかります。
  10. ジュネーブ条約加盟国で使用でき、その他の地域では大使館等の翻訳証明書が必要です。

まとめ: 国際免許証の取得は簡単で、必要な書類を揃えて都道府県の警察署で手続きを行います。費用は2,000円から3,000円で、有効期限は1年です。ジュネーブ条約加盟国で使用でき、その他の地域でも翻訳証明書と併用すれば運転が可能です。

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国際免許は都道府県の警察署でかんたんに取得できます。

費用は2,000円~3,000円です。有効期限は1年で、更新制度はなく、必要なら再度取得手続きをします。

なお、より厳密な用語を使うと、日本の運転免許証を元に発行するものを「国外運転免許証」といい、外国の免許証を元に発行するものを「国際運転免許証」といい、外国の免許証に日本語の翻訳文を添付したものを「外国運転免許証」といいます。

このページでは「国外運転免許証」について詳しく解説します。

いわゆる「国際免許」とは「国外運転免許証」のこと

わたしたちが「国際免許」という言葉でイメージするのは、たぶん、海外出張や海外旅行に出かけた国で車を運転するための免許証、ということになると思います。この場合の国際免許は、正式名を「国外運転免許証」と呼びます。

これは道路交通法上の正式名です。しかし、取得した免許証にはちゃんと「国際運転免許証」と記載されていますから、いわゆる「国際免許」で何の問題もないのですが、警察署などで免許の発行をする際に「国外運転免許証」という名称が出てきたりするので、いちおう頭に入れておいたほうが良いと思います。

この他にも正式名で「国際運転免許証」「外国運転免許証」と呼ばれる免許があります。

頭が混乱するので、次の項目でこの3つの国際免許を整理しておきたいと思います。

「国際免許」は3種類ある

正式名「国外運転免許証」

日本の普通免許などを元に発行される免許証のこと。わたしたちが国際免許と呼ぶ免許はほとんどのケースでこの免許証のこと。

正式名「国際運転免許証」

外国の運転免許証を元に発行される免許。たとえば、アメリカ人がアメリカの免許を元に日本で発行される免許のこと。あるいは、日本人が海外赴任や海外留学中に現地で取得した免許を元に日本で発行してもらう免許が、これです。

正式名「外国運転免許証」

外国の運転免許証に日本語の翻訳文を添付したもののこと。

※※※したがって、このページの以下の項目では「国外運転免許証」について解説していきます。

取得条件

国際免許(国外運転免許証)を取得するには以下の4条件をクリアーする必要があります。

  1. 所持している免許が大型特殊、小型特殊、原付、仮免許のみでないこと:つまり普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許などを持っていればOKです
  2. 所持している免許が有効期限内であること:期限切れはNGです
  3. 免許停止の予定あるいは免許停止中ではないこと:現在免停中だけでなく免停することが決まっている場合もNG
  4. 海外渡航の予定があること:パスポート・飛行機のチケット・旅行日程表などで確認

取得場所

国際免許(国外運転免許証)の発行は、わたしたちが免許の更新をする場所と同じです。

  • 各都道府県の警察署の運転免許課
  • 運転免許センター
  • 運転免許試験場

(※)基本は平日のみですが、土日もやっているところがあるので、事前にお問い合わせください。

必要書類

国際免許(国外運転免許証)の取得に必要な書類は以下のとおりです。なお、申請は本人が行うことが原則ですが、すでに海外に渡航済みなどの場合には、家族・友人・知人などの代理人でも可能です。

本人が申請する場合

  1. 普通免許などの運転免許証
  2. 写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの)
  3. 過去に発行された国外運転免許証があればそれを提出(返納)
  4. 海外渡航を証明するもの:パスポート・飛行機のチケット・旅行会社の日程表等

代理人が申請する場合

  1. 代理人に依頼した申請者本人の運転免許証
  2. 写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの)
  3. パスポートのコピー(全ページ):自動化ゲートを利用した場合は記録が押印されていないので法務省より出入(帰)国記録を取得する必要あり
  4. 委任状:書式は一般的なものなら何でもいい
  5. 代理人の身分証明書:運転免許証等

有効期限

1年です。

国際免許(国外運転免許証)には「更新」の制度はなく、1年経ったらそれで終了です。継続して使いたい場合は、前の項目でご案内した取得手続きを最初からもう一度行ってください。

なお、有効期限の切れた国際免許(国外運転免許証)は警察署に返納しなければなりません。勝手に処分してはダメです。

取得費用

2.000円~3,000円です。

都道府県により異なりますが、東京都の場合は2,350円です。

取得時間

国際免許(国外運転免許証)の発行ですが、免許センターや運転免許試験場では即日発行されるのが普通です。警察署では申請してから2週間ほどかかることがあります。急ぎの場合は警察署は避けてください。

なお、免許センターや運転免許試験場で発行してもらう場合は、申請してから免許証を手にするまで、最短で40分~50分くらいです。混雑している場合はもう少しかかります。

利用できるのはジュネーブ条約の加盟国

取得した国際免許(国外運転免許証)で車を運転できるのは、ジュネーブ条約の加盟国です。

以下の国々で利用できます。

アジア:インド 大韓民国 タイ バングラデシュ フィリピン カンボジア シンガポール スリランカ マレーシア ラオス

北米・中米・南米:アメリカ カナダ ハイチ アルゼンチン エクアドル チリ パラグアイ キューバ グアテマラ ジャマイカ ドミニカ トリニダード・トバゴ バルバドス ベネズエラ ペルー

ヨーロッパ:アイルランド アイスランド チェコ デンマーク ノルウェー バチカン ハンガリー フィンランド フランス ブルガリア ベルギー ポーランド ポルトガル マルタ アルバニア イタリア オーストリア オランダ ギリシャ キルギス グルジア イギリス サンマリノ スウェーデン スペイン スロバキア セルビア モナコ モンテネグロ ルクセンブルク ルーマニア ロシア

大洋州:オーストラリア ニュージーランド パプアニューギニア フィジー

中近東:アラブ首長国連邦 イスラエル ヨルダン レバノン キプロス シリア トルコ

アフリカ:アルジェリア ニジェール ベナン ボツワナ マダガスカル マラウイ マリ 南アフリカ モロッコ ルワンダ レソト ウガンダ エジプト ガーナ コンゴ共和国 コートジボアール コンゴ民主共和国(旧ザイール) シエラレオネ ジンバブエ セネガル 中央アフリカ チュニジア トーゴ ナミビア

その他:香港特別行政区 マカオ特別行政区

(※)2018年現在

ジュネーブ条約加盟国以外で利用できる地域

国際免許(国外運転免許証)は、ジュネーブ条約の加盟国以外でも日本の運転免許証に大使館等が発行する翻訳証明書をセットで携帯すれば、ほとんどの地域で運転できます。詳細は個別にお問い合わせください。

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ご覧いただきありがとうございました。