【記事丸わかり】
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まず「カーボンボンネット」について
(※)トップ画像はHMR HONDA様のHPより
「カーボンボンネット」という言葉は一般にはかなり広い意味で使われているようです。
より厳密には、同じ「カーボンボンネット」でもドライカーボンとウェットカーボンがありますし、またFRPという素材を使ったものも「カーボンボンネット」と言われることがあります。
それは、色が黒系統だからでしょう。
その流れで、普通の金属製のボンネットを黒色に塗装したものも、広い意味で「カーボンボンネット」と呼ぶケースもあります。
あるいは、気に入らなければ後で剥がすことができるカッティングシートをボンネットに貼り付けたものも、やはり広い意味で「カーボンボンネット」と呼ばれたりします。
とは言え、本物の「カーボンボンネット」には明確な使用目的と効果があります。
それは軽量化によるドライバビリティの向上です。
レースに参加する車などに「カーボンボンネット」が多いのはこの理由によります。
「ダサい」という声には2種類ある
上記のような点を踏まえると、
「カーボンボンネットってダサいよね」
という声には2種類あることがわかります。
- レース車両に使われる本物のカーボンボンネットを知る人は、レース車両でもないのにカーボンボンネットをつけて公道を走っている車がダサいとみなしているケース
- ボンネットを黒く塗装したりカッティングシートを貼り付けたり、そもそも本物でない偽物のカーボンまがいのものをつけている行為自体をダサいとみなしているケース
いえ、「ダサい」という巷の声にはもう1種類あると思います。
- カーボンが本物か偽物かはこの際問題ではなく、とにかくボンネットの部分だけ黒系統の色にしているそのセンスがダサいと感じているケース
一番多い声はこの3つ目の声ではないでしょうか。
というのも、レース仕様に本物のカーボンボンネットをつけているくらいの車であれば、その他の部分も走りに特化したパーツをつけているはずであり、そういう車は一般的な市販車とは全く異なるオーラを発しているので、そもそもダサいとかダサくないといった評価の対象にはならないはずです。
そうではなくて、偽物のカーボンボンネット車は、見るからに「なんちゃってレース車」みたいな雰囲気を醸し出しているので、それが「ダサい」と思われるのではないかと。
でも、似合う車もあるのでは
個人的な見解ですが、レース仕様車にカーボンボンネットを付けている場合ではなく、カスタムの一つとして、ひたすらルックスのために黒いボンネットを付けている車でも、オーナーさんのセンスがキラリと光る車を時々見かけることがあります。
一部市販車にもこうしたツートンカラーの車種がありますが、ボンネットやルーフを黒くすることで、全体が引き締まる場合があると思います。※この場合本物のカーボンボンネットであるかないかはどっちでもいいのですが
また、いったん車に手を入れ始めると、とにかくあそこにもここにも「他とは違う」ものを使いたくなる誘惑にかられるもので、その際、あまり目立たなくて「わかる人にはわかる」という地味な改造をしたい気分のときと、「誰にでも一目でわかる」大胆な改造をやりたくなる時があって、そんなとにかく目立ちたい気持ちの時に真っ先に候補に挙がる改造がカーボンボンネットです。
いずれにしても、レースのための明確な目的があって付けるカーボンボンネットではなく、カスタムの一つとして行われるカーボンボンネット(偽物も含めて)というのは、一般的には「痛車」のカテゴリーにすっぽり入る車ではないかと思います。
「ダサい」という言葉がすぐに口を突いて出てきそうな車も確かにありますが、センスを感じさせる車もありますので、カッコいいカーボンボンネット車を見かけたら、それが本物のカーボンであれ偽物であれ、ぜひ賞賛の視線を向けて欲しいと思います。
オーナーさんはそういった周囲の視線を敏感に感じ取っているものです。
街にいろんな車があふれる世の中の方が楽しいと思います。
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