【プチ調査】日産マーチ:ひどい・高速怖い・運転しにくい・中古安いのはなぜを解明!

日産マーチ:ひどい・高速怖い・運転しにくい・中古安いのはなぜ

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【記事丸わかり】

日産マーチは2023年1月販売終了しています。

  1. 歴史と進化: 日産マーチは1982年に初代モデルが発売され、以来長い歴史を持つモデルで、複数の世代にわたり改良が加えられてきました。
  2. 走行性能の弱さ: 一部ユーザーからは特に高速道路での走行性能が弱く、安定感が不足していると感じられています。
  3. 運転のしにくさ: ハンドルが軽く感じる、狭い室内空間、そして低速時の振動などが運転をしにくくしているとの声があります。
  4. 安全装置の不足: 初期のモデルには現代の基準で見ると、先進的な安全装置が欠けているため、安全性に対する不満が見られます。
  5. 価格と中古市場: 新車の価格設定が軽自動車並みであり、中古市場ではさらに安価で手に入ることが多いです。
  6. 室内空間の狭さ: コンパクトカーであるため、室内や荷室が狭いと感じるユーザーがいます。
  7. 生産拠点の変更: 生産拠点がタイに移されたことによる品質への懸念や納期の遅延が問題視されています。
  8. 市場の反応: 国内外での評価にばらつきがあり、日本国内では販売終了が決定された背景には人気の低迷があります。
  9. 新車販売の終了: 日本向けの新車販売が終了し、これが長年のファンには悲しいニュースとなりました。
  10. 後継車種の期待: 海外では「マイクラ」として知られるマーチは、将来的にはEV車へと移行する計画があり、新しい技術への期待が持たれています。

【プチ調査】日産マーチ:ひどい・高速怖い・運転しにくい・中古安いのはなぜを解明!

日産マーチ:ひどい・高速怖い・運転しにくい・中古安いのはなぜ

※トップ画像:Wikipedia

グレース泉
この記事は私グレース泉が執筆しました。数多くの転職経験を経て現在はWebライターに専念。「リサーチ9割、執筆1割」がモットー。引用元を明示した信頼性の高い記事をお届けします。40代、2児の母。

オシャレなデザインに小回りの利くコンパクトボディ、「日産マーチ」はロングセラーカーとして人気のモデルです。現在は4代目となり、初代発売から40年が経過しています。

これから日産マーチの購入を考えている人は、実際に乗っている人のリアルな情報を知りたいですよね?販売店に行っても、車の否定的な部分は現れにくいもの。

そこで今回は、ネット上に上がるネガティブなクチコミを集めて「ひどい」と言われる理由を解明します。また、「日産マーチの中古車が安い理由はなぜ?」「どの販売店がお得なのか」も合わせてご紹介します。

日産マーチの中古車購入を考えている方はぜひ、参考にしてみてください。

日産マーチについて

初代日産マーチ(Wikipedia

日産マーチの歴史を少し振り返ってみましょう。

1982年:初代モデル「K10型」(日本での新車登録台数:約60万台)

1992年:2代目モデル「K11型」(日本での新車登録台数:約100万台)

2002年:3代目モデル「K12型」(日本での新車登録台数:約60万台)

2010年:4代目モデル「K13型」(日本での新車登録台数:約25万台~)※未集計

現行モデルは、2010年にフルモデルチェンジで登場した4代目となります。1982年に初代が発売された日産マーチは、1992年には日本「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、その翌年には日本車で初となる「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」にも選出!

世界から注目を浴びる車に急成長しました。使い勝手の良さや燃費性能を追求したマーチは、女性や若者からの支持を集め国内累計販売台数は約260万台に上ります。

ネット上にあがる「高速怖い」「運転しにくい」声を調査!

画像:日産自動車

「高速怖い」の声

  • 先日、高速道路を走行していて80km位の速度で真っ直ぐ走っていたのですが。ブレる?感じがして80kmでも怖いなぁ。と感じました。」(参照:価格コム
  • 父さんからもマーチ安定しないとのコメント頂きました。ホント高速走るの怖い」(参照:Twitter
  • マーチ怖い。高速でまっすぐ走れない。怖い。街乗り専用車。これならEVのリーフの方が高速もマトモだし街乗りも快適だ。」(参照:Twitter
  • 街乗りには良いけど、60キロ以降なんか不安定で、高速怖い。低回転の振動が大きい。三気筒だからか?」(参照:Twitter
  • 車体が軽いせいか、タイヤのウェット性能がクソなのか、雨の日にマーチで走る高速は怖い。気を抜いたら水たまりにハンドルとられそう。そんなもんなのかな?」(参照:Twitter

車体が軽くて高速でまっすぐ走れない、街乗りとしてはいいが高速走行では「怖い」と思う人がいるようですね。

(参考)マーチ(K13型)の車両重量は、990~1040kg

「運転しにくい」の声

  • K13マーチは本当に安っぽくて、機械的にも妙な動きが多くて運転しにくい」(参照:Twitter
  • 8ヶ月ぶりくらいに運転したらめっちゃ怖いしマーチ運転しにくい、せまい」(参照:Twitter
  • 車修理のため明日までマーチ。アクセル軽過ぎ、狭い、加速遅いものすごく運転しにくい」(参照:Twitter
  • ハンドル軽くて、ふわふわして運転しにくい」(参照:Twitter
  • マーチ、運転しにくい。肘掛ないし普段軽乗っているからその調子でアクセル踏むと制限速度普通にこえるんだけど」(参照:Twitter

ハンドルが軽い、狭い、ひじ掛けがないといった車内装備や動力性能について「運転しにくい」といった声があります。運転しにくいということは、他車に乗った経験がある方の意見です。

そのため、他車と比べると、空間の狭さやボディー、ハンドルの軽さに対してデメリットを感じる人もいるようです。

日産マーチが「ひどい」と言われる理由とは?

画像:日産自動車

「日産マーチ」を検索していると「ひどい」という否定的な声も散見されます。ここまで解説してきた「高速怖い」「運転しにくい」の原因と合わせて、なぜ「ひどい」と言われるのかを解明します!

ひどいと言われる理由①走行性能が弱い

4代目のマーチには、新開発の「1.2L直列3気筒エンジンHR12DE」が搭載されています。3気筒エンジンはコンパクトで軽量なエンジンなので、軽やかでスムーズな走行が可能です。

先代モデルは同排気量の4気筒エンジンを採用していたため、それに比べると

  • ものすごい振動とスローモーションみたいな加速
  • 街中は走りやすいが、停車時の振動はお尻が痛くなるほど
  • 時速60キロ以下でアクセル離すと、3気筒特有の振動が直に来る

このように走行性能に差があり、「運転しにくい」と感じる人もいるようです。

そのため、日産マーチは買い物や送り迎えなど街乗り目的では、乗り心地の軽い走行特性が役立ちますが、長時間の高速移動やアウトドアシーンには向いていません

ひどいと言われる理由②安全装置が充実していない

2010年に販売された現行型のマーチには、衝突被害軽減ブレーキといった先進安全技術は採用されていませんでした。

しかし、木村拓哉さんと松たか子さんのCMをご覧になった方はご存知かもしれませんが、日産では先進技術である「プロパイロット」を次々と新車に導入しています。

日産の「プロパイロット」とは?
高速道路走行時に、車が運転をサポートする運転支援機能。ハンズオフドライブ、車線追い越し支援、ナビ連動ルート走行など高速道路走行アシストを可能にしています。

日産はこのような技術力があるにもかかわらず、最先端の安全技術が日産マーチに標準装備されていないことに、不満を持つ人もいるようです。

しかし、4代目の日産マーチは、2020年7月の一部改良時に4種類の先進安全技術を標準装備しています。

  1. インテリジェントエマージェンシーブレーキ」:衝突の恐れが高まった場合に、自動でブレーキを作動させ衝突回避、被害軽減をサポートする機能
  2. 踏み間違い防止アシスト」:ペダルの踏み間違い時の急発進や急加速を抑制する機能
  3. 車線逸脱警報」:ドライバーの意図を伴わずに車線から車両がはみ出した場合、音と表示で危険を警告
  4. ハイビームアシスト」:周囲の明るさから対向車や先行車、街灯の有無などを室内のカメラセンサーが検知してハイビームとロービームを自動で切り替える機能

2020年7月に一部改良した日産マーチ(K13)は、先進安全技術を採用した安全運転サポートカー「サポカーS<ワイド>」として、国土交通省から認定を受けています

中古車であっても最新の車種(2020年7月~)を購入すれば、安全確保はされていると言えます。

ひどいと言われる理由③室内空間が狭い

コンパクトボディのメリットは、取り回しの良い操作性が魅力です。その反面、室内や荷室が狭く感じる人もいるでしょう。

他のライバル車との大きさを比較すると、

日産「マーチ」全長3,825mm×全幅1,665mm
ホンダ「フィット」全長3,995mm×全幅1,695mm
トヨタ「ヴィッツ」全長3,945mm×全幅1,695mm
マツダ「デミオ」全長4,060mm×全幅1,695mm

日産マーチは、他車よりも一回り小さな大きさであることが分かります。狭い道や車庫入れ、右左折時もスムーズにできるため、運転が苦手な方や初心者の方にぴったりの仕様です。

ひどいと言われる理由④タイが生産拠点であること

日産マーチは2010年の3回目のフルモデルチェンジを機に、生産拠点をタイに移しています。それまで国内生産のマーチがタイ製の輸入車となったことで、

  • 納期の遅れ
  • オプションの自由度が下がる

といった不安が重なり、人気が低迷する要因となっています。

日産の販売戦略としては、日産マーチのメインターゲットを東南アジアやブリックス諸国にシフトする狙いがあったと考えられます。

新車を購入しても納期に時間がかかることや、メインマーケットが中国やインドへ移ったことに不信感を持つ人もいるようですね。

ひどいと言われる理由⑤2022年8月に国内販売終了

日産自動車では、2022年8月に製造国タイでの日本向けマーチの生産を終了する決定をしています。

そのため、日産マーチの長年のファンから「ひどい」の声があがっています。

在庫がなくなるまで販売は継続されますが、長年のマーチファンからすれば乗りやすいマーチの販売終了のニュースは、とても悲しいお知らせになったのではないでしょうか。

販売終了の理由とは?

ここで日産マーチがなぜ販売終了になったのか、その理由を解説します。日産マーチが終了する最大の理由は、2019年に発表した「NISSAN NEXT」の事業構造改革に見て取れます。

日産自動車では2023年度までに車種数を20%削減し、69車種から55車種に絞り込むことを宣言し、日産マーチも削減計画のひとつとされました。

また、2022年上半期のマーチの販売台数が4,560台なのに対して、日産車で人気のノートは国内4位の「5万6948台」であり、売上減少も販売終了の要因と考えられています

日産マーチの中古車はなぜ安いの?

画像:日産自動車

日産マーチの中古車価格は以下の通り。

中古車販売店日産マーチ取扱数販売価格
グーネット1668台2万~245万
カーセンサー1629台5.8万~245万
Juジャナイト424台8.9万~288.8万
ガリバー38台5万~237.7万

(※2022年11月3日時点の販売価格)

日産マーチは新車の場合128万9200円~の価格設定です。軽自動車並みの価格ですが、中古車販売店なら100万以下で状態の良い中古車マーチが安い価格で購入できます。マーチの生産はすでに終了しているため、価格の安い中古車がおすすめです。

日産マーチの中古車が安い理由

上記の中古車価格を見てみると、200万を超える価格帯の高いものも販売されています。この中には、スポーツ仕様のマーチニスモSやターボ搭載車などの車体も含まれています。

街乗りグレードの中古のマーチなら、100万以下で十分に購入可能です。なぜこれだけ安いのかというと、年代の古い車種が出回っている点が要因となっています。これは、ロングセラーカーならではの理由です。

また、マーチだけに限った事ではありませんが、走行距離や、車検の有無、事故車、メーカーオプションの有無によっても価格に差が出ます

10万キロを超える車は部品の消耗や経年劣化もあるため、安い販売価格で売り出しています。なぜなら、エンジンへの負担が大きく購入後の故障のリスクが高まるからです。

日産マーチを購入するならディーラーで購入するのが◎

画像:日産自動車

数ある中古車の中から、品質の良いものを見極めるのは難しいですよね。そのような方は中古車販売店ではなく、日産ディーラーで中古車を購入するのがおすすめです。

日産ディーラーでは、厳しい安全基準を満たすメンテナンスにより、品質が安定していて故障リスクの少ない中古車が手に入ります。

また、日産車に精通した整備士や専用工具も揃っており、購入後不具合が出た場合も迅速な対応が可能です。

日産ディーラーのメリット

日産ディーラーで中古車を購入するメリットをご紹介します。

日産ディーラーでは、それぞれのグレードに合わせた「プレミアム認定中古車」と「日産認定中古車」を用意しています。

【プレミアム認定中古車】

  • 使用歴5年未満
  • 走行距離5万キロ以下
  • 事故修復歴なし
  • 104項目の厳しい点検項目をクリア
  • プロの検査員による車両評価4.5以上

プレミアム認定中古車は、厳しい基準をクリアした店舗である「クオリティショップ」だけが取り扱う車種であり、上記すべての条件を満たした車が対象となっています。

現在「プレミアム認定中古車」として登録されているマーチは45台、価格は59.4万円~187万円です。(2022年11月3日現在/参照:日産自動車

プレミアム認定中古車はすべて無料保証2年付きなので、トラブルが起きた場合も安心です。

【日産認定中古車】

  • 104項目の徹底した点検整備
  • 無料保証1年付き

現在「認定中古車」のマーチの登録台数は151台、28万~145万円と幅広い販売価格帯の車両が用意されています。(参照:日産自動車

上記いずれの認定中古車も、全国の日産ディーラーで利用できるため、丁寧な対応をしてもらえますよ。

まとめ

「日産マーチ:ひどい・高速怖い・運転しにくい・中古安いのはなぜ」という疑問を解明しました。「ひどい」「高速怖い」「運転しにくい」と言われている日産マーチですが、なぜそのような声があがっているのか、その理由は以下の通りです。

①走行性能が弱い

②安全装置が充実していない

③室内空間が狭い

④タイが生産拠点であること

⑤2022年8月に国内販売終了

上記の不満点は、逆に言うと小型車日産マーチならではの特徴であると言えます。日常使いではその軽さや小回りの良さを充分発揮できる満足度の高い車です。

日産マーチの中古車がなぜ安いのか、それは性能の弱さが原因ではありません。なぜなら、過去の販売台数も多く長年乗り続けている人が多いため、中古車市場には10万㎞を超えるマーチが存在していることも要因のひとつ。

それだけ人気の車種であり、愛され続けるロングセラーカーだということが分かります。現在日産マーチは海外向けに「マイクラ」の名前で販売され、メキシコ工場での生産は継続しています。

欧州での評判も高く、今後はEV車に転換された後継車種も期待されています。4代目マーチは中古車であってもまだまだ現役で活躍してくれるクルマなので、ぜひ、検討してみてくださいね。

ご覧いただきありがとうございます。

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