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目次
【記事丸わかり】
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【プチ調査】テスラの購入で後悔?年収は?故障多い?いずれ潰れる会社なの?
モデルS(画像:Wikipedia)
Twitterの買収でなにかと世間を騒がせているイーロン・マスク氏。彼がCEOを務めるテスラ車に対して、
「田舎の地元でも見かけるようになった」
「高速で走っていたテスラかっこいい」
と、日本でもテスラ車を目にする機会が増え、注目が高まっています。
「でも1000万くらいの年収がないと買えないんでしょ?」
「外車だから故障多いよね…。」
「潰れる予感しかしない。」
と不安要素もたくさんあります。海外企業なので情報が少ないこともネックになっており、興味があるけど購入までには至らない方も多いでしょう。
こちらの記事では、テスラの購入で後悔した声はあるのか、リアルな声を購入者のクチコミから調査しました。テスラ車が気になっている方は、ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
テスラとはどんな会社?
テスラ(Tesla)は、2003年に設立されたテキサス州オースティンに本社をおくアメリカの電動輸送機器およびクリーンエネルギー関連企業です。
自動車事業だけではなく、ソーラーパネル、ソーラールーフタイルなどさまざまな事業を展開しています。
テスラの名前の由来は、偉大な電気技師で発明家であった「二コラ・テスラ」に由来しています。エンブレムは頭文字の「T」であり、モーターの断面を表しています。
画像:Wikipedia
テスラの車とは?
モデル3(画像:テスラ)
テスラ車の最大の特徴は、販売する全てのクルマが電気自動車であるという点です。車体から内装品、パワートレーンまで独自で設計しています。
電気自動車ならではの強力な加速性能に加え、航続距離が長く、従来の電気自動車では叶わなかった長距離ドライブが可能です。さらに、より完全に近い自動運転を実現し、車内のシステムはソフトウェアのアップデートによって常に最新の状態に更新されています。
テスラは後悔するクルマ?
近未来的な自動車であるテスラ、購入してから後悔することはあるのでしょうか。購入車のクチコミから後悔した声を検証します。(調査対象サイト:みんカラ)
後悔その①:充電場所を探すのが大変
画像:日光市
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充電場所を探すのに苦労している方が一部でいらっしゃいました。
<テスラはどこで充電するの?>
テスラの充電方法は以下の通りです。
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テスラは、独自の充電設備「スーパーチャージャー」を全国に設置しています。(参照URL)しかし、郊外や地方になると充電環境がまだ整っていないエリアもあります。
そのため、遠出や旅行に行く場合、どこに充電施設があるかを事前にチェックしておかなければなりません。また、自宅充電の場合、一戸建てなら問題ありませんが、マンション住まいの人は充電設備が整っているか事前確認が必要になります。
後悔その②:充電に時間がかかる
充電時間に関しては以下のような声がありました。
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ガソリンなら数分で満タンになりますが、テスラの充電は30~60分程度かかります(※スーパーチャージャーを使用した場合)。また、お出かけシーズンは充電待ちの行列ができてイライラすることもあるでしょう。
その点は覚悟しなければなりません。
後悔その③:自己放電が起きる
画像:TESLABO
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テスラに限らず、電気自動車は乗らなくても少しずつ自然放電によりバッテリーが減少します。その消費量は微々たるものですが、ガソリン車に慣れていると、いざ乗ろうと思っていた時に充電が減っていることにビックリする人もいるでしょう。
毎日乗らない人や、長期間乗らない状態が続く人は、その点も理解しておく必要があります。
後悔その④:ロードノイズを拾いやすい
画像:テスラ
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電気自動車はガソリン車に比べて、静粛性に優れています。しかし、エンジン音がないことで今まで感じなかったロードノイズが気になってしまう人も。
ロードノイズに関しては、試乗の際にしっかりチェックしておきましょう。
後悔その⑤:日本のナビに対応できていない
画像:テスラ
車内搭載のナビゲーションに対して、不満の声が多く見つかりました。
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テスラは輸入車であるため、日本のナビシステムのように完璧に対応できていないようですね。また、エアコンなども画面のタッチパネルからすべて設定するため、操作に慣れる必要があります。
テスラのシステムは、iPhoneのようにアップデートして機能を高めていく手法を採用しています。自動運転システムもこの機能を使って、日々アップデートしています。
システムのアップデートで使いやすくなったという動画もあったので(Youtube)、今後はアップデートに期待したいですね。
後悔その⑥:ディーラーが少ない
画像:テスラストア新宿
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ディーラーが少ないことも、後悔してしまう原因のひとつ。2022年12月現在、日本に展開するテスラストアはこちらです。
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他の輸入車ディーラーに比べても、国内の店舗が圧倒的に少ない点がデメリット。また、テスラの整備ができる修理施設も限られているので、購入前に事前の調査は必須です。
テスラ車は故障多いの?
画像:テスラ
輸入車は故障多いといったイメージがありますが、テスラ車はどうでしょうか?ネット上では、不具合をまとめたオーナーブログがありましたが、正確な故障率はメーカー社外秘扱いになるため、「故障多い」という情報は出ていません。
リコール情報あり
2021年には、67万台のリコールがありました。(参照:公式ページ)
しかし、「リコールが多い=故障多い」ということではありません。
また、リコールは事故やトラブルを事前に防ぐためのものです。このようなリコールは、メーカーの無償修理となるため費用面での心配はいりません。
早めに対応してくれるメーカーほど信頼性が高まるため、リコールがあるからといって「故障多い車種では?」と心配することはないでしょう。
修理が高額・遅い
画像:テスラ
テスラは「故障多い」といった声はないものの、「修理が高額・遅い」というクチコミが見つかりました。
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テスラの修理費用は国産車の倍以上と言われています。テスラのボディは一般的な車両に使用される鋼板ではなく、アルミ合金を使用しています。
アルミ合金は軽量化に優れているため、走行距離が長く保てるというメリットがある半面、鋼板よりも修理費用が高くなることがデメリットです。また、輸入車であるため部品調達に時間がかかる点もマイナスポイント。
ガソリン車に比べて、電気自動車は専用の電子部品が多数必要になるので、テスラに限らず電気自動車は、どこのメーカーでも修理代が高くなることを頭に入れておきましょう。
オンラインでの対応が早い
故障多いと言われることの多いテスラですが、実際に修理に出されたオーナーブログを拝見すると、『オンライン対応が早くて適切だった』といった意見もありました。
テスラでは、モバイルサービステクニシャンによるサービスが受けられます。
車の修理が必要な場合、場所を問わずTeslaのモバイルテクニシャンがさまざまな修理を行うことが可能です。もしその場で解決できない場合でも、事前診断で問題を特定し、お客様がTesla サービスセンターに到着した際にはすぐに修理が行えるよう対応します。(テスラ)
サービスセンターまで訪問しなくても対応可能なため、いつでもつながるオンラインシステムが整っている点は安心ではないでしょうか。
テスラ車を無理なく買える年収はどれくらい?
画像:テスラ
テスラ車購入にあたり、一番気になるのがどれくらいの年収なら買えるのかという点ですよね。無理なく買える年収の目安を解説します。
テスラ車の価格
画像:テスラ
ロードスター | 2270万円~ |
モデルS | 1200万円~ |
モデルX | 1300万円~ |
モデル3 | 596.4万円~ |
モデルY | 619万円~ |
従来は1000万を超える価格が多く、イメージ的には会社経営者や医師、弁護士など富裕層向けでした。ネットでも『年収3000万以上のIT社長が持つべき車』と紹介されているほど。
しかし、モデル3やYになると半額の600万円程で購入でき、日本車でいうと高級車「レクサス」の部類になります。
自動車にかける費用の目安は一般的に「年収の半分まで」と言われていますので、テスラ車を購入する場合は1000万以上の年収が目安です。
テスラで車を購入する場合、国産メーカーのように何度もディーラーを訪れて交渉する方法ではなく、オンラインで購入するシステムです。
クチコミの中には、「注文できるのがネットだけなので600万ポチる勇気が必要」という声も。
ローンを組みたい場合は、事前に金融機関に自分の年収と支払い相談をしておきましょう。
テスラはいずれ潰れる会社なの?
画像:テスラ
2018年、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏が突然ツイッターで「テスラの株式を1株あたり420ドルで非公開しようと考えている」とツイート。その後、やっぱり非公開をやめて上場企業のまま経営していくと発表した際、あまりの支離滅裂ぶりにネット上では、
「テスラはいずれ潰れる会社では?」
「潰れるのも時間の問題」
と不穏な空気が流れたことは記憶に新しいところ。
その後、2022年にイーロン・マスク氏はツイッターを買収してCEOになりました。すると、テスラの株価は下がり続け、これに焦ったマスク氏はツイッターのCEOを辞める決断をしたようです(2022年12月22日現在)。
お金持ちは何考えているかわからないですね。
テスラ車の事故の報告が多い
イーロン・マスク氏の経営スタイルに対する批判の他にも、テスラ車の事故の報告が多いことも「潰れる会社」批判を生んでいます。
テキサス州ヒューストンでテスラ車「モデルS」の事故で2人が死亡。オートパイロット機能が作動していなかったとしている。 |
中国でもテスラ車による衝突事故が頻繁に起きており、ネット上ではブレーキに不具合があった可能性が指摘されている。 |
事故の事実関係や詳細については報告されていませんが、このような事故が多発していることから「いずれ潰れるだろう」という憶測を呼んでいます。
上海モーターショーで女性がテスラに抗議
2021年の上海モーターショーでは、女性が展示されているテスラの車両の上にのぼり、同社製品の性能に問題があると訴える騒ぎも。中国国内では、テスラ批判が強まっているのも事実。
※ただし、この件に関しては、女性が中国のEV企業の社員であったことが分かっています。
2030年までに2000万台を目指すテスラ
イーロン・マスク氏は「2021年の生産実績の約100万台を9年後には2000万台に伸ばす」と意気込んでいます。
テスラ車はEV自動車の先駆け的存在でもありますが、BMWやダイムラー、VWといった大手の参入や、近年ではアップルや中国のファーウェイ、台湾のホンハイなどの異業種からのEV参戦も加速しています。
このように世界的にEVバブルが巻き起こっている中で、テスラ車は競合に負けて潰れるのではとの声もあがっているようですね。
ロボタクシー導入も
さらに、イーロン・マスク氏は「ハンドルもペダルも持たないタクシー車両の量産体制を整える」としています。テスラでは、自分が車を使用していない時に、車をタクシーとして貸し出すシステムを構築中。
ユーザーはテスラ専用アプリで配車依頼ができ、完全自動運転化された車を有益に利用する仕組みです。2024年までにロボタクシーは量産体制に入ると明言しており、今後に期待が高まります。
テスラ車は2022年10月第3四半期の生産台数が36万台を超え、過去最高になったことを発表しています。潰れるとの声が出ていますが、その可能性は低いでしょう。
まとめ
画像:テスラ
「テスラの購入で後悔?年収は?故障多い?いずれ潰れる会社なの?」というテーマに沿って解説しました。今まで電気自動車に乗っていなかった方には、充電場所の確保や手間を考えるとガソリン車の融通のよさにはまだ至っていない状況です。
しかし、近年EVの普及率が高まり、充電設備も徐々に拡大しています。慣れていない分不便に感じることもありますが、最新の先進技術を身近に感じられることは大きなメリットになるでしょう。
システムもどんどんアップデートされ、使い勝手も走りも常に進化していくテスラ車を、一度試乗してみてはいかがでしょうか?ご覧いただきありがとうございます。