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【記事丸わかり】
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トヨタ・ライズの値崩れは避けられない?原因と対策を徹底解説
リセールバリューが高い車を選ぶことは、車を購入する際に重要な要素のひとつです。
本記事では、トヨタ・ライズのリセールバリューの現状や、値崩れの原因と対策について徹底解説します。
トヨタ・ライズの現状を調査
2019年5月に発売されたトヨタ・ライズのリセールバリューについて、中古車市場価格を調査しました。
中古車業者 | 登録台数 | 価格相場 | 平均価格 |
カーセンサー | 2,141台 | 118.8万円~315.2 万円 | 196.3万円 |
グーネット | 2,225台 | 129~318万円 | 199.4万円 |
※2023年5月現在
一番安い価格で、
【2021年式(Gグレード)・走行距離9.5万km】…118.8万円
Gグレードガソリン車の新車価格が186万円前後だと考えると、やや低めの設定です。しかし、走行距離が9.5万kmということを踏まえると、適正価格であると言えるでしょう。
中古市場でのライズの価格は、平均価格を見てもそこまで値崩れしている車種ではありません。
ライズの値崩れは避けられない?
ライズは、現状の中古車市場では値崩れしていません。
しかし、将来的にライズの値崩れを心配する声もちらほら見受けられます。
こちらの章では、値崩れの原因と対策について解説します。
SUV市場の人気
トヨタライズは、2019年11月に発売開始後1ヶ月で約3万2000台という爆発的な販売台数を獲得し、2020年にはSUV販売台数No.1を記録しています。
2021年に入るとヤリスクロスに1位の座を明け渡していますが、それ以降も堅調に売れ続け2023年直近の販売台数は、月間平均5000台以上をキープしている状況です。
ライズはコンパクトSUV市場では人気車種ですが、ホンダのヴェゼルや日産キックスなど競合車種も多数存在しています。
そのため、中古市場においては需要が分散しライズの値崩れが起きる可能性があると言えるでしょう。
マイナーチェンジの影響
ライズの値崩れは、マイナーチェンジの影響も大きく関係しています。
2021年にマイナーチェンジが施されたライズには、ハイブリッドモデルが追加されています。
また、従来の1.0リッターターボから、クラストップレベルである新開発の1.2リッターエンジンに変更。
予防安全機能である「スマートアシスト」を全車に標準装備するなど、大幅にアップデートされています。
そのため、マイナーチェンジ後の新型ライズに注目が集まることで、中古市場の値崩れが予測されています。
しかし、マイナーチェンジ後の新車価格が大幅に改定されなかったこともあり、中古市場の価値は維持できていると言えるでしょう。
リセールが低いグレードも存在する
ライズのグレードは、「X」「G」「Z」の3種類であり、エントリーグレードの「X」はガソリン車のみに設定されています。
新車価格を比較してみると、
「Xグレード」…1,717,000円
「Zグレード」…2,049,000円
同じガソリン車でありながら、最上級モデルのZグレードが比較的リーズナブルな価格帯で販売されています。
そのため、高いリセールバリューをXグレードに期待するのは難しいでしょう。
燃費のよいハイブリッドがおすすめ
燃費の良い車は、維持費が低く抑えられるため中古市場でも需要が高く、高いリセールバリューも期待できます。
ライズの燃費を比較すると、
「Zグレード」ガソリン車 | 20.7km/L(23.6km/L) |
「Zグレード」ハイブリッド | 28.0km/L(34.8km/L) |
※2WD・WLTCモード(JC08モード)
ガソリンとモーターの2つの動力源を供えたハイブリッド車の方が、はるかに燃費が良いことが分かります。
燃費の良い車は長期的に考えて維持費が低く抑えられることから、リセールバリューが高くなる傾向があります。
リセールを考えてライズを購入するなら、最高級グレードのZモデルのハイブリッド車がおすすめです。
まとめ
トヨタ・ライズの値崩れは避けられない?原因と対策を徹底解説しました。
ライズはコンパクトSUV車市場でも人気の車種ですが、競合車種が多く値崩れする可能性も否めません。
しかし、Zモデルのハイブリッド車は最高級グレードであることから、人気も高く値崩れがしにくい車種と言えます。
リセールバリューを考えて購入するなら、グレードやカラーなど装備内容をしっかりチェックしておきましょう!
ご覧いただきありがとうございます。