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ロアアームブッシュとは
ロアアームとは、サスペンションメンバー(サブフレーム)とステアリングナックルを橋渡しする部品です。
ロアアームもサスペンションメンバーもステアリングナックルも、みな金属部品なので、それぞれを直にボルト締めすると、どこにも「逃げ」や「緩衝部分」がなくなり、とても車を走らせることはできなくなります。
そこで、こうした足回りの各パーツを連結するには、あいだにゴム製のパッキンを挟みます。このパッキンのことをブッシュと呼んでいます。
ロアアームブッシュとは、文字通りロアアームと他のパーツを接続する際にあいだに挟み込むパーツです。
ロアアームブッシュはゴム製なので、いずれ劣化しますが、劣化してもとりあえず使用することはできます。
乗り心地や乗り味という面で、ある程度距離を走ったら交換すると、また乗り味がリフレッシュします。
交換時期
車を走らせる上で支障があるかないか、という視点で見れば、ロアアームブッシュは特に交換する必要はありません。
ゴムが破損して金属と金属がこすれあうような事態になったら、もちろん交換しなければなりませんが、そうではなくて、ただ単に古くなっただけなら、特に交換しなくても車はちゃんと走ります。
他のブッシュ類と同じように、交換するかしないかは、乗り味や乗り心地の向上を目指すかどうかによります。
なお、次の項目でご案内するように、ロアアームブッシュはこれ単体で交換できる車種と、常にロアアームとセットで交換すべき車種と、2つのタイプがあります。
乗り味や乗り心地の向上を目指して交換したい場合は、車種によってはロアアームごと交換することになります。
交換費用
ロアアームブッシュは、ブッシュ部分のみを単独で交換することができる車種と、ロアアーム本体と常に同時交換しなければならない車種と、両方あります。
そこで、ロアアーム本体の交換費用をご案内します。
ロアアームの交換費用は、部品代と工賃を合わせた総額で18,000円~90,000円ほどになります(片側の金額。左右であればこの2倍)。※ロアアームブッシュを含んだ金額です
軽自動車は安く、高級車やトラックは高額になります。
ディーラーは高め、整備工場やカー用品店は安めです。
交換するなら足回り全般を交換しないと効果なし
足回りのパーツは、すでにご案内した通り、連結部分に必ずゴム製のブッシュを使用しています。
もしも乗り味や乗り心地の向上を目指すのであれば、ロアアームブッシュだけでなく、他のブッシュもそっくり交換しなければ効果はないと思います。
ショックアブソーバーマウントブッシュ、ステアリングマウントブッシュ、エンジンマウントブッシュ、スタビライザーブッシュ、リアサスペンションメンバーブッシュ・・・などなど。
そして、こうしたブッシュ類を交換するのであれば、当然、ショックアブソーバーやスプリングも交換すべきです。
このように足回りやステアリングやエンジンにいたるまで連結部分のブッシュ類を交換すると、確実に効果が表れます。
走りがリフレッシュします。
新車時に近いかなりシャキッとした走りになります。
長いカーライフを送るうえで、こうしたことも一度はやってみる価値は大いにあると思います。
わたしも1991年式フォルクスワーゲンゴルフGTiで大掛かりなリファインをやりました(ショップの人にやってもらいました)。
楽しいですよ。
ご覧いただきありがとうございました。