【2024年2月29日】ブリヂストンがパンクしないタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始しました。⇒⇒エアフリー |
タイヤのサイドウォールに釘でパンクさせる手口に注意!!
悪意を持って他人の車のタイヤをパンクさせようとする人が後を絶ちません。こういう人たちは犯行を重ねるうちに要領を身に着けていきます。
タイヤをパンクさせる場合、主にタイヤのサイドウォールと呼ばれる側面に攻撃を仕掛けます。なぜなら、地面と接するトレッド面が2センチ前後の厚みがあるのに比べて、サイドウォール部分はもっと薄いので(5ミリ~6ミリ程度)、小さな労力で大きなダメージを与えることができることを経験から身に付けていくからです。
そして、パンクさせるのに使う道具として、釘、キリ、アイスピック、千枚通しなど先端の尖ったものを使い、1度だけでなく数回刺します。手慣れてくればほんの数秒で犯行は完了します。
残念なことに・・・というか、腹立たしいことに、というべきかもしれませんが、タイヤのサイドウォールに空いた穴は修理が困難で、ここをやられたら新品タイヤに交換するしかないケースがほとんどです。いえ、修復不能と思って間違いないです。だから、いたずら犯はここを狙うのです。
防犯カメラ、ドライブレコーダーで対策
タイヤをパンクさせる犯行は繰り返されるケースが多いのも特徴の一つです。一度パンクさせられたら、そのうちにまたやられる確率は高いと思います。
身近なところでは、首都圏に住む私の兄も2019年の暮れに2度タイヤをパンクさせられました。一度サイドウォールに釘で穴をあけられ、新品タイヤに交換して間もないころに、またサイドウォールに穴を開けられました。
実際のところ、こうした悪意のある人物から車を守る完璧な対策法は存在しないと思います。ただ、完ぺきではないかもしれませんが、一定の効果が期待できる対策法はあると思います。
それは、駐車場に防犯カメラを設置すること。また、車にドライブレコーダーを設置することです。
これで完璧に犯行を防止できるとは限りませんが、一定程度の効果はあると思います。
ドライブレコーダーは、駐車監視機能をつける必要があります。駐車監視機能が働いている場合、ドライブレコーダーのパイロットランプが点滅などするので、特に夜間はけっこう目立ちます。
また、本物でなくても、ダミーのドライブレコーダーが1,000円~2,000円くらいで市販されていますから、まずこれを設置し、同時に「ドライブレコーダーで録画しています」といったステッカーを貼っておくと、やはり一定の抑止効果があると思います。
なお、ドライブレコーダーの映像は犯人検挙の証拠になります。犯人の映像が録画されていれば、これを元に犯人特定、犯人検挙に至る事例は数多くあります。
センサーライトも効果的
自宅の駐車場であれば、センサーライトも効果が期待できます。動くものを検知するとパッとライトが点灯するやつですね。
イタズラ犯の立場に立てば、いきなりライトが点けば相当びっくりするはずです。完ぺきではないかもしれませんが、これも一定の効果があると思います。
自動車保険は補償対象外だがパンク保証は役に立つ
自動車保険の特約である車両保険に加入している場合、車の様々な損害が補償されますが、ただし、補償されるのは事故などによる損害が発生した場合です。つまり、事故でフェンダーやバンパーなどが損傷を受け、なおかつタイヤにも損害を受けたようなケースでは、タイヤの損害に対しても保険金が支払われます。
しかし、イタズラによるパンクはタイヤ単体の損害なので、車両保険では補償対象外になってしまいます。
いっぽうで、タイヤショップ等でタイヤを購入した時に加入するパンク保証は、イタズラによるパンクも補償対象になります。しかも、損害を受けたのが1本であっても、4本交換できるのが一般的です。もちろん保証料を支払うのですが、いざというときに大いに役に立つありがたい方法です。
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下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒タイヤのパンク保証は必要?いらない?|メリット・デメリット
⇒⇒タイヤのひび割れ・亀裂|原因・防止・補修・交換|車検基準|高速でバーストが怖い
ご覧いただきありがとうございました。