【2024年2月29日】ブリヂストンがパンクしないタイヤ「エアフリー」の公道実証実験を開始しました。⇒⇒エアフリー |
【記事丸わかり】
筆者から ある日、私の代理店に常連のお客様から電話がありました。彼は通勤途中にタイヤがパンクしてしまい、初めてのことでどう対処していいか分からないと焦っていました。 私はすぐに「自動車保険のロードサービスを利用しましょう」と提案しました。お客様は「そんなサービスがあるんですか?」と驚かれましたが、すぐに保険会社に電話をかけました。 電話一本でロードサービスが手配され、約30分後にはレッカー車が到着。スペアタイヤに交換し、問題なく再び走行できるようになりました。しかも、これらのサービスは無料で提供されたため、お客様は安心して仕事に向かうことができました。 後日、お客様から「保険のロードサービスがこんなに便利だとは知りませんでした。本当に助かりました!」と感謝の言葉をいただきました。保険の内容をしっかり説明することの大切さを改めて感じた出来事でした。 (参考動画)⇒⇒JAFは必要か?!任意保険付帯のロードサービスとの違い |
タイヤのパンクで保険のロードサービスを呼ぶ|等級は?
自動車保険(任意保険)にはロードサービスが自動付帯しています。自動付帯とは、もれなく必ずついているという意味です。
損保ジャパンや三井住友はもちろん、ソニー損保やアクサダイレクト、JA共済やこくみん共済(旧全労済)の保険にもロードサービスは自動付帯しています。
タイヤがパンクして困ったら、自動車保険のロードサービスを呼べば、保険会社と提携契約している地元の修理工場などがレッカー車等でパンクした現場に駆けつけてくれます。24時間いつでも駆けつけてくれます。
現場では、パンクの修理は行いませんが、スペアタイヤに交換したり、スペアタイヤがなければ近くの修理工場やディーラーなどに車をレッカー搬送してくれます。
こうしたサービスは無料です。保険会社によっては、搬送距離が200キロとか300キロといった長距離の場合は追加料金が発生することがありますが、ほとんどのケースで無料です。
さて、こうやってロードサービスを利用した場合、翌年度の等級や保険料はどうなるのでしょう?
結論ですが、等級には影響しませんし、保険料も上がりません。
利用するのがロードサービスだけなら、保険上は、「何事もなかったこと」として扱われるのです。
ただし、まず事故が発生し、相手の車や人、そして自分の車に損害が発生し、その結果、対人・対物・車両保険等から支払いが発生する場合は、通常通り、翌年度の等級は3等級ダウンし、保険料も上がります。
しかし、ロードサービス単独の利用であれば、保険にはいっさい影響を与えません。
ロードサービスは積極的に利用してくださいね
保険会社の周知活動がまだ不十分なのかもしれませんが、自動車保険にはロードサービスが自動付帯していることや、ロードサービス単独の利用なら保険に影響を与えないことなど、多くの保険契約者にはまだしっかり伝わっていないのが現状です。
自動車保険のロードサービスは、タイヤのパンクだけでなく、以下のような様々なことに利用できます。
- ガス欠
- キーの閉じ込め
- 脱輪
- バッテリー上がり
- パンク
- 原因不明のエンジン不調
- その他走行不能となる各種トラブル
自動車保険は、事故が発生したら当然レッカー車が出動して車を搬送したりしますが、事故以外でも、上記のような原因で車を動かせない状況になった場合に、ロードサービスが使えるのです。
本当に、電話一本ですぐ駆けつけてくれます。
JAFも電話一本で駆けつけてくれますが、JAFと自動車保険のロードサービスと比較すると、サービス内容は「ほぼ同じ」です。
両者の違いですが、自動車保険のロードサービスの場合は、保険をつけているマイカーにトラブルがあった時だけ使えるのに対して、JAFは人が対象になるので、たとえばAさんがJAFに加入している場合なら、Aさんがマイカー、社用車、レンタカー、バイクなどに乗っていてトラブルになったら、どのケースでも使えます。
自動車保険のロードサービスは特定の「車」に付けるサービスであり、JAFは特定の「人」に付けるサービスです。これが違いです。
下記の記事も参考にしていただけると幸いでございます。
⇒⇒東京海上日動のロードサービス(ロードアシスト)とJAFの違い
⇒⇒スペアタイヤは車検で必要?トラックやジムニーは?制度廃止?
ご覧いただきありがとうございました。