【記事丸わかり】~ソニー損保の車両保険~
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ソニー損保の自動車保険に特約の車両保険を付ける場合、下記のいずれかに該当すると入れないことになっています。
- 初度登録から18年以上経過している車
- 車両保険金額が1000万円を超える車
- 車両クラスが9の車
これらの車には車両保険をつけられないことになっています。
引受不可です。
つけたくてもつけられない、拒絶、拒否という扱いです。
もっとも他の通販型に比べると間口が広い方だと思います。
このページではソニー損保の車両保険に入れない・つけられないケースについて詳しく解説しています。
しばらくお付き合いいただけると幸いです。
ソニー損保:車両保険の引受条件は徐々に緩和されてきている
ソニー損保では2010年以降、顧客の要望に応えるかたちで、車両保険の引受範囲を拡大してきています(ソニー損保:車両保険の引受範囲の拡大)。
以前は初度登録から数年経過した車は車両保険に入れない時期がありました。
しかし今のソニー損保はかなり古い車でも引受可能となっています。
ソニー損保の車両保険は、下記の3つの条件のいずれかに該当すると入れないのですが、逆に言うと、それ以外は入れるということです。
※上記以外にも車両保険をつけられない場合があります |
(2019年2月現在)
上記3つの条件を順次ご説明していきます。
①の初度登録から18年以上経過している車ですが、これは車検証の「初度登録年月」の欄に記載されている日付から18年経過しているかいないかで判断します。※初度登録年月とは新車時に初めて登録した年月日のことです
「引き受け不可」の扱いになります。
ちょっと調べてみたのですが、チャブ保険(CHUBB保険)という保険会社にクラシックカー保険という商品があります。
チャブ保険はスイス資本の損害保険会社で、2016年まではエース保険会社という社名でした。
このクラシックカー保険なら、一定の条件はありますが、旧車・クラシックカーでも車両保険に加入できます。※ホームページを覗いてみましたが、驚くほど保険料が高いということはないです
ただし、車両保険単独の加入ではなく、対人・対物などの基本的な補償とセットで加入することが条件です。※つまりいま他社に加入している場合は契約をそっくりチャブ保険に乗り換える必要があります。その際、現在加入している自動車保険のノンフリート等級・事故有係数適用期間も継承できます
②の車両保険金額が1000万円を超える車とは、保険会社が使用するデータブックの1つである車両価格表に1000万円を超える金額が記載されている車のことです。
平たく言えば、その車の時価額です。
新車時の価格が1000万円の車なら、その時点の車両保険金額も1000万円です。
しかし、この車が初度登録から5年経過した時点の車両保険金額は、たとえば200万円というように金額は落ちてきます。
いずれにしても、ソニー損保で車両保険に加入する時点で、車両価格表のその車の金額が1000万円を超えていれば、車両保険には入れないことになります。
超高級車、スーパーカーなどです。
③の車両クラスが9の車ですが、車両クラスというのは車の事故率の割合を1~9までランク分けしているもので、1が一番事故率が低く、9が一番事故率が高くなります。
つまり、事故率がもっとも高いクラスに分類されている車は、ソニー損保では車両保険に入れないということです。
これも、超高級車、超高性能スポーツカーなどが該当します。
車両クラス9の車は、日産GT-R(の一部)、メルセデス・ベンツ(の一部)、フェラーリ(の一部)、アウディ(の一部)、ポルシェ(の一部)、ランボルギーニ(の一部)などです。※車両クラスは毎年更新され、今年は9だが次年度は8というケースもあります
なお、車両クラス1の車と車両クラス9の車では、車両価格が同一として計算すると、保険料は4倍前後の差が付きます。
車両クラス9の車は車両保険の保険料が4倍程度高くなるということです。
ソニー損保では、たとえ高い保険料を取ったとしても、それでもそんな車を引き受けてしまうと「割が合わない」と判断していることになります。
ソニー損保:車両保険の引受範囲を他社と比較する
ソニー損保はダイレクト型自動車保険ですが、ライバルとなる他のダイレクト自動車保険の引受範囲はどうなのでしょう?
すべての保険会社ではありませんが、保険料一括見積サイトに参加している保険会社を中心に比較してみました。
参考になさってください。
ソニー損保:車両保険をつけられない条件とは? |
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おとなの自動車保険(セゾン損保):車両保険をつけられない条件とは? |
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三井ダイレクト:車両保険をつけられない条件とは? |
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チューリッヒ:車両保険をつけられない条件とは? |
<Q>他社では車両保険を付けて見積もりができるのに、チューリッヒでは車両保険が付けられないのはなぜですか? <A>せっかくお見積もりをいただきましたのに、ご期待に添えず申し訳ございません。車両保険の付帯条件は、車名・型式・初度登録年月・車両価額・車両料率クラスなどのお車の情報や、他のご契約の情報から総合的に判断して設定しております。 また、個々のお見積もりについてのお問合せには、残念ながらお答えいたしかねる場合がございます。 ご理解賜りますようお願いいたします。 |
アクサダイレクト:車両保険をつけられない条件とは? |
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SBI損保:車両保険をつけられない条件とは? |
<Q>見積画面で車両保険をつけることができません。 <A>申し訳ございませんが、初度登録年月から一定の年数を経過しているお車は、当Webサイトで車両保険がつけられない場合があります。お手数ですが、SBI損保サポートデスクまでお電話ください。 なお、以下のいずれかに当てはまるお車には車両保険を付帯できません。 ・ 市場販売価格相当額が高額なお車 ※弊社規定により、継続のご契約から車両保険をつけられなくなることがありますので、あらかじめご了承ください。 |
上記の内容は各保険会社がホームページ上に公開しているものですが、どの保険会社にも「内規」という社内だけで共有されている決め事があります。
この「内規」によって上記以外の場合でも車両保険の引受を拒否するケースがあります。
当たり前ですが「内規」は公表されていないので、具体的な事例はご紹介できません。
みなさんがウェブ見積もりの画面に必要事項を入力し、その結果車両保険の見積もりが出てこなければ、何らかの理由で引き受けできないということです。
なお、逆のケースもあって、上記でご紹介した条件に該当し、本来なら車両保険に入れないのだけれど、特別につけられるケースというのもあります。
たとえば、A社の自動車保険にそれまで数年間継続して加入していて、直近に事故で保険を使っていないようなケースでは、本来なら入れない高額車であっても車両保険に入れる、ということもあるようです。
しかしこれも具体的にどのようなケースなら入れるかは「内規」によるので、ここでみなさんに明示することはできません。
また、これは車両保険に入れる入れないの問題ではなく、自動車保険そのものに入れる入れないの問題ですが、たとえば直近の1年間に事故が2回連続し、その結果としてノンフリート等級が1等級や2等級になった場合、通販型自動車保険は、通常、どの会社であっても引き受け拒否すると思います。※1等級あるいは2等級でなくても1年間に事故が2回あったというだけで引受拒否される可能性大です
それまでその保険会社で継続してきた場合も拒否されるでしょうし、まして他社から乗り換えて新規で入ろうとする場合も拒否されると思います。
代理店型でも、新規の契約であれば、拒否されるでしょう。※過去数年間の継続実績がある場合は2等級までなら条件付きで引受してくれるかもしれません。1等級は拒否されるのでは
ソニー損保関連の下記の記事も参考になさってください。
ご覧いただきありがとうございました。