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車のハンドルが動かない時の対処法|ハンドルロックの解除
車に乗り込んで運転を始めようとした際に、ハンドルが動かなくて焦ることがあります。ハンドルが動かないということはそもそもエンジンもかけられません。車が使えない状態です。
これはハンドルロックと呼ばれる現象です。ハンドルが完全に固まってしまい、車が使えないのです。
ハンドルロックは防犯防止のための装置です。車泥棒がドアをこじ開けて車を運転するあるいは移動して盗んでしまおうとするとき、ハンドルを動かすとハンドルが完全に固まって動かないようにする機構、これがハンドルロック機構です。
エンジンがかかっているときにハンドルを動かしても何の問題もありません。当たり前の話です。しかし、エンジンが停止しているときにハンドルを動かそうとすると、即座にハンドルが固定して動かなくなる、これがハンドルロックです。
ハンドルロックは防犯装置ですが、車のオーナーである私たちもついうっかりハンドルをロックさせてしまうことがあります。
次のようなシーンです。
- 車に乗り込む際にハンドルに手をかけて乗り込む:車に乗り込む動作は不安定なので体を支えるためにハンドルをつかむ人は多いと思います。その時につい力が入ってしまうとハンドルロックがかかります。
- エンジン停止後にハンドル位置を中央に持ってくる:タイヤが左右に曲がった状態で車を停止させるのは、場面によってはかっこいい時もありますが、パワーステアリング機構にとっては負荷をかけるよくないやり方です。また几帳面な性格の人はだらしないと感じてまっすぐな状態に戻したがるところがあります。エンジンがかかっているうちにハンドルを戻せばいいのですが、エンジン停止後にちょっとハンドルを動かしにかかると、とたんにハンドルロックしてしまいます。
- 子供がいたずらをする:親がトランクに荷物を積んでいるわずかな時間に子供が運転席でハンドルを握りエアードライブを楽しむ光景はよくあることです。子供にそれなりの力があればハンドルはすぐにロックされます。
ハンドルが動かない時の対処法
上記のような原因でハンドルロックされた場合、解除方法は2種類あります。
キーでエンジン始動する車種の解除方法
キーをキーシリンダーに刺しこんで右にひねることでエンジンがスタートするタイプの車の場合、キーをひねる動作と同時にハンドルを左右に動かせばハンドルロックは解除されます。
キーを使用しないでエンジン始動する車種の解除方法
キーを使用しないでエンジンスタートボタンでエンジンをスタートするタイプの車の場合、
- シフトレバーをP(パーキング)の位置にする※ATの場合
- スタートボタンを押しつつハンドルを左右に動かす
これでハンドルロックは解除されます。
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