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車のエンブレムを外すのってダサいですよね?どう思います?
どのメーカーの車であれ、車には少なくとも前後に2か所エンブレムがついています。
ホンダならHのマーク、スズキならSのマーク、トヨタなら楕円で描いたTのマークですね。
また、これは厳密にはエンブレムとは呼ばないかもしれませんが、後ろの左下あるいは右下あたりにFITとかNOTEなどの車名がついていたりします。
これらを総称してエンブレムと呼ぶとすると、こうしたエンブレムをわざわざ取り外して、外した跡がわからないように手間暇かけて加工し、ちょっと見るとなんだかのっぺりした感じのルックスにしている車を時々見かけます。
こうした車についてみなさんはどうお感じですか?
「ダサい」
と思う方も多いでしょうし、私もダサいと思うことが多いです。
そもそも、このようにダサいと感じるにはちゃんとした理由があると私は思っています。
エンブレムにはシンパシーを感じるのが普通でしょ?
車は高価な商品です。
「50万円の中古車」であっても、車の値段としては格安ですが、一般的な商品の値段としてはとんでもなく高い金額です。
まして新車ならこの数倍はするのが普通です。
そういう高価な買い物をするのですから、どうしたって「ブランド性」は求めると思います。
日産の車を購入したら、誰だって日産という会社にシンパシーを寄せるものです。だから日産に何かしらマイナスの報道があったりすると日産の車に乗っている人は心を痛めます。
それは当然の反応です。
日産の車に乗っている人は、心の全部ではないにしても一部分は日産という会社に捧げているようなところがあるはずです。
これはトヨタに対してもスズキに対してもスバルに対しても三菱に対してもマツダに対してもダイハツに対してもフォルクスワーゲンに対してもアウディに対しても同じことです。
多くの人が自分が乗っている車のエンブレムに対してこうした気持ちを抱いているのが普通であるところに、それにもかかわらず、わざわざそのエンブレムを手間暇かけて外すなどという行為は、個人の自由ではあるけれど、法律にも違反しないけれど、ちょっと許しがたい気持ちになるのはある意味自然なことです。
「なんてダサいことをするんだ」
と感じるのはまっとうな感情だと思います。
もちろん、自由です。
エンブレムを外すことは、道路交通法にも道路運送車両法にも違反しません。
でも、何か大事なものを冒とくしているような感じは残ります。
とは言いつつ、けっこうカッコいいと思うこともある
本来そこにあるものがないと、何かがもぎ取られたような感じを抱くものですが、逆に、すっきりとシンプルですがすがしいものとして目に映ることもあります。
前の項目で散々エンブレム外しを非難しておきながら、それと正反対のことを言うようですが、前後のエンブレム、車名、グレード名などをことごとくボディーから取り去った、見るからに「のっぺりした」ミニバンなどを時々見かけると、
「これはこれでカッコいいなあ」
と思うこともあるのです。
わたし自身はとてもそんな思い切ったことはできませんが、ああいう車のオーナーさんはどういう心境であんなことをするのか、一度聞いてみたい気持ちになることがあります。
恐らく、メーカーが嫌いだとか、エンブレムの意匠が気に入らないとか、たぶんそういうことではないのだと思います。
どのメーカーのエンブレムであれ、とにかく大きな組織やブランドにつながるものを排除したい気持ち、まっさらなものを求める気持ち、プレーンであることの快感、そういった欲求に突き動かされてやっていることではないか、と思ったりするのです。
エンブレムを外すという行為は、いわば「マイナスのカスタマイズ」あるいは「引き算のカスタマイズ」とも呼べると思うのですが、現状ではごく少数の人しかやらない行為です。
もしもエンブレム外しが多数派になったら悲しい感じがしますが、少数の人がやっている分には、「必ずしも気持ちを理解できるとは言えないけれど、カッコいいと感じることもある」というのが私の感想です。
みなさんはどう感じますか?
ダサいと思いますか、カッコいいと思いますか?
下記の記事も参考にしていただけると幸いです。
⇒⇒車のツートンカラーはダサい?最近は軽に多いけど、どうなの?
⇒⇒車の木目調の内装はダサい?安っぽい?ウッドパネルと違う?
ご覧いただきありがとうございました。