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クラウンの中古車が安い理由とは?高級車を中古で購入する時の注意点
15代目クラウン(2018年~2022年):Wikipedia
トヨタ自動車の「クラウン」は、初代モデルの登場から半世紀以上が経過している今も根強い人気があります。
高級車であるにもかかわらず、中古市場では比較的安価に手に入ります。
こちらの記事では、クラウンの中古車が安い理由と高級車を中古で購入する時の注意点を解説します。
クラウンの中古車が安い理由とは?
クラウンの中古車が安い理由について、中古車市場の価格とともに解説します。
中古車市場の価格調査
大手2社の中古車サイトでクラウンの価格を調査しました。
中古車業者 | 登録台数 | 平均価格 | 価格帯 |
カーセンサー | 1748台 | 386.3万円 | 195~733万円 |
グーネット | 1975台 | 120.7万円 | 16~660万円 |
クラウンの新車価格が400万~600万円程度ですが、中古では100万以下で購入できる車種も存在します。
高級車は新車で購入する人が多い
高級車はブランドイメージやステータスの象徴として扱われるため、新車購入にこだわる人が多いのが特徴です。
中古車市場に多数の新車が流入し、旧型モデルの価格が安くなると考えられます。
所有期間が短い
高級車は必然的に高所得者の割合が多く、このような層は比較的所有期間が短く乗り換えが頻繁に行われる傾向があります。
中古市場の査定価格に固執せず、すぐに売却する人も少なくありません。
中古車市場では手が届きやすい一般層に向けて、クラウンの価格を下げて販売していることも安い理由と考えられます。
経済的な理由で手放す人もいる
高級車は維持費も非常に高額で、部品交換や修理費用、オイル、タイヤ交換などの日常的なメンテナンス費用がかかります。
そのため、所有者が経済的な理由で維持できずに車を手放すこともあります。
その結果、中古市場にはクラウンのような高級車が多く流通し、比較的安価に手に入る可能性が高いと言えるでしょう。
新しいモデルの登場
トヨタは2023年4月下旬、今秋以降に発売を予定している新型クラウンスポーツを先行公開しています。
独自の存在感を放つ「マットブラック」仕様のクラウンは、SNSでも注目が集まり反響の大きさがうかがえます。
中古車市場では、新しいモデルが登場するたびに旧モデルの価格は下落する傾向にあるので、今後大きな変動があるかもしれません。
年式や走行距離が影響している
クラウンのような高級車は、週末に乗るファミリー層よりもビジネス用途が高いため、必然的に走行距離が多くなります。
上記2社の中古車サイトで一番安いクラウンは、以下の通りです。
車種 | 年式 | 走行距離 | 中古車価格 |
クラウン「アスリート」 | 2005年式 | 12.5万km | 49万円 |
クラウン「ロイヤルエクストラ」 | 2002年式 | 15.1万km | 18万円 |
年式や走行距離は車両価格に大きく影響するため、安すぎるクラウンは注意が必要です。
高級車を中古で購入する時の注意点
高級車を中古で購入する時の注意点を解説します。
修復歴を確認しよう
中古車を購入する際には、修復歴についても注意が必要です。
修復歴のある車は安く販売されていますが、事故や大きな故障があった可能性があります。
修理箇所や修理内容をよく理解した上で判断しましょう。
オプション設定の有無も
クラウンには標準装備に加え、多数のオプションが用意されています。
オプションの有無は中古車の価格にも影響を与えます。
選ぶ車に必要なオプションが含まれているか、自分のライフスタイルに合ったものかを確認しましょう。
維持費がかかることも念頭に
クラウンなどの高級車は、保険や税金、メンテナンスなど維持費も高額です。
維持費がかかることを念頭に置いて、購入前にしっかりと予定を立てて将来的な費用の見通しを考えておきましょう。
まとめ
クラウンの中古車が安い理由と、高級車を中古で購入する時の注意点について解説しました。
中古のクラウンを購入する際には、車両の状態やオプション設定の有無、維持費などを考慮する必要があります。
なお、今販売されているクラウンは、「現行モデルをもって生産終了になるのでは?」という報道もちらほら見受けられています。
トヨタからは正式な発表はないものの、最新のクラウンを手に入れるなら今がチャンスかもしれません。
いずれにしても、新車でも中古車でも、クラウンはトヨタを代表する車であることに変わりはなく、満足度の高い車であることは間違いないところです。
ぜひお気に入りの1台を見つけてください。
【2023年6月17日追記】トヨタ新型「クラウンスポーツ」今秋登場へ(速報)
項目 | 内容 |
---|---|
モデル名 | 16代目新型「クラウン」シリーズ |
バリエーション | セダン、クロスオーバー、スポーツ、エステートの4タイプ |
初公開日 | 2022年7月15日 |
最初に登場したモデル | クラウンクロスオーバー(2022年9月) |
スポーツ、セダン、エステート登場予定 | 2023年秋から2024年 |
クラウンスポーツの特徴 | 5ドアボディのクロスオーバーSUV、赤アクセントの内装、スポーティな走りが楽しめる、ハッチバック形状、全長4710mm×全幅1880mm×全高1560mm(開発目標値) |
パワートレイン | HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド) |
駆動方式 | 四輪駆動 |
フロントデザイン | 「ハンマーヘッド」モチーフ |
リアデザイン | 4灯式 |
公開予定日 | 2023年秋 |
一部ユーザーからの反応 | 伝統からの脱却に戸惑う意見とデザインを評価する意見が混在 |
【2023年8月19日追記:中古車の価格表示は「支払総額」に!】
2023年10月1日より、中古車の価格表示が「支払総額」に変わります。
支払総額について | 中古車の支払総額は「車両本体価格」と「諸費用」の合計。クルマを乗り出すための全費用。 |
車両本体価格 | 店頭での引き渡し価格、消費税を含む。装備なども含む。 |
諸費用 | 保険料、税金、登録などの費用。これを含まない支払総額の表示は不可となる。 |
諸費用に含まれない費用 | 任意保険料、希望ナンバー申請費用、リサイクル料金、下取車諸手続代行費用、下取車査定料、管轄外登録(届出)費用、納車費用など |
不適切な費用(請求してはいけない費用) | 納車準備費用、通常仕上費用、納車点検費用、納車整備費用、土日祝納車費用、利益、販売手数料、オークション陸送費、広告掲載料等※こうした費用を請求する業者は悪徳業者である。 |
中古車販売の問題点 | 不当な価格表示や不適切な販売行為があった。これら規約違反となる行為が厳格化される。 |
規約・規則の改正 | 規約違反の業者に対しては、厳重警告、社名公表、違約金が発生するなど厳格化される。 |
(参照・引用:自動車公正取引協議会)
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