ランクル300はダサい?ディスるコメントを集めてみました。
(※)トップ画像はWikipediaより
2021年8月2日、14年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型ランドクルーザー(ランクル300)が販売開始されました。
するとどうでしょう。トヨタのランクル300のホームページのトップに、まるで何かの悪い冗談のような下記の記載が表示されたのです。
販売開始日から1週間後ほどのことです。
確かにある程度の予測は誰もがしていたことです。
でも、販売開始1週間ですよ。
ちなみに、この記事を書いているのは2021年8月26日ですが、現時点での納期は1年~4年と言われています。
※2023年8月10日追記:2023年7月のプラドと300系の合算となる「ランドクルーザー・ワゴン」の販売台数は、前年同月比70.5%プラス(5619台)という大幅増を達成し、乗用車部門の12位に入っています。ただし、この数値はすでに受注している分がこれだけ納車につながっているということであり、今現在もランクル300の受注は停止中です(ランクルのHPで確認済み)。
※2021年9月1日追記:納期5年という契約者の話が飛び込んできました。ネタでしょ?マジですか?
※2021年9月2日追記:販売開始直後に上記のような状態になったのは、業者や個人が複数台の予約をしたことが原因の1つとして指摘されています。もちろん転売目的です。1つの業者が複数台、1人の個人が複数台、という意味です。大好きなランクルに乗りたいという本物のランクルファンに対する重大な反逆行為だと思います。
※2021年10月30日追記:ランクル300の納期遅れの原因は上記転売系による要因の他に、半導体不足や部品を生産している東南アジアでの新型コロナの影響による生産工場停止等もあるようです。また、納期はますます不透明になっているので「つなぎ」としてプラドなど他の車を購入するようすすめる記事も出始めています。※ランクル300の完成工場は愛知県豊田市の吉原工場です
※2022年1月20日追記:トヨタ自動車は、新型「ランドクルーザー」の納期について、2022年1月19日時点の見通しとして、現時点からの注文で4年程度となる場合があることを公式Webサイトで公表した。⇒⇒ヤフーニュース:インプレス・ウォッチ
とにかく、意味不明な現象が巻き起こっている現状です。
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(ここから記事本文)
さて、気を取り直して本題に入りたいと思いますが、ランクル300は圧倒的な存在感を誇る日本を代表する世界の名車であり、このランクル300に「ダサい」などと罰当たりなコトバを投げつける人がいるとは思えません。
実際、ネットを見渡してみても、さすがに「ランクル300はダサい」などと言い募る不届き者はいないようです。
ただし、車全体の評価としてダサいという人はいないものの、部分的な評価としてダサいという人はいます。
そうしたランクル300をディスるコメントを発する人というのは、買いたいけれどとても買えないので捨て台詞のように「ダサい」と言っている側面があるように私には思えます。
ところで、ランクル300はその性能と存在感と歴史とネームバリューとリセールバリューと盗難率ナンバーワンの称号(?)などなどを考慮した場合、圧倒的に安価な車です。
ロールスロイス・カリナン、ランボルギーニ・ウルス、メルセデス・マイバッハGLS、ベントレー・ベンテイガ等のちょっと馬鹿馬鹿しくなるような超高級SUV勢力と比較すると、超超超割安な価格設定です。
ランクル300の上位モデルあるGRスポーツが1,000万以内で買えるのですから。
とは言え、それは糸が切れた凧みたいにどんどん値段が上昇している超高級SUV勢と比較した話であって、ランクル300もやはり高価であることに変わりはなく、「欲しくても買えない車」と感じる人は(私を含めて)大勢いると思います。
以下、ランクル300についてディスるコメントを集めていますが、どことなく重箱の隅を突っついている印象があるとしたら、それは上記のような理由からだと思います。
ランクル300がダサい車であるはずがありません。
でも、一部をとらえてついマイナスのコトバを投げかけたくなる気持ちもわからないこともなく、まあ、ちょっとそうしたコトバに耳を傾けていただければと思います。
ランクル300のこういうところがダサい
- 街乗りで4キロ~6キロという燃費はダサいぜ
- 助手席にランバーサポートが付かないらしい。ダメだよ。そりゃあダサいよ。
- V8エンジンが廃止されたらしい。V6でも性能的には上だというが、V8サウンドはV6では出ない。もともと贅沢な車なんだからV8のゴージャスなエンジン音がないなんて、それはダサいよ。
- エアサスは人を選ぶ。うちの家族はエアサスだと酔うんだ。ノーマルモードからスポーツモードに変えれば硬めになって多少いいかもしれないが、今度はゴツゴツ感が出てくる。この点がダサい。もっとしっとり感のあるエアサスを開発してくれ。
- 内装は最高にカッコいい。高級で上品で文句なし。文句があるのはドア部分の素材感だけ。ややチープな感じがするところがダサい。※どのグレードのことでしょうか
- ランクル300の10速ATは史上最高のトランスミッションだろう。これに乗ると6速だの8速のATはみんなダサい車に思えてくる。※これはランクルを褒めているコメントですね(笑)
- 普通のグレードもGRもフロントマスクは押し出しが強いのに上品だ。けれどわたしはオラオラ顔でもっと下品な奴が好きなので、こういう上品すぎる感じがダサいと思う。マイナーチェンジでは下品な奴を出してくれ。
- リヤのデザインは微妙に感じる。すっきりと落ち着いていていかにも頑丈な感じが伝わってきて大いに信頼感がある。ただもうちょっと弾けた感じがあってもいいんじゃないか。ダサいとまでは言わないが、うまくまとめ過ぎている感じがするのだが・・・。※この種のコメントこそまさに「欲しくても買えない車」と感じる人に特有のものですね
- ランクルにしてもレクサスにしてもトヨタの高級車に関しては、車そのものの魅力よりリセールバリューのことばかり気にかける転売系の人が群がっている雰囲気があって、そういうところはたまらなくダサいと思う。※これには私も大いに同意です
- ランクル300のテレビCMを見た。悪路をジャンプするところを地面から映すシーンがあって、プロペラシャフトがクルクル回っている映像に涙が出てしまった。ランクルを悪く言うやつは絶対許さない。ダサいなんて言うやつは極刑である。※こ、怖いんですけど・・・
- GRスポーツのフロントには「TOYOTA」のロゴが入っていて超かっこいいが、普通のグレードには例の楕円形のロゴが入っている。GRを見てしまうと普通のグレードがダサいと思ってしまった。いや、ダサいは言い過ぎかもしれないが、見劣りしてしまう・・・という感じかな。
- GRのフロントは派手過ぎる。これまでランクルとは静かに穏やかに付き合ってきたが、これからもそういうカーライフを送りたいので、AX、GX、ZXのいずれかを選ぶと思う。やはり素のランクルがいい。ゴテゴテと派手なのはダサい。AXやGXのフロントマスクは味わい深くて好きだ。
- ランクル300のフロントマスクは、トヨタが東南アジアで販売しているミニバン・イノーバ(INNOVA)に似ていてダサいと思う。いや、デザインがダサいという意味ではなくて、すでにある他の車と似ているところがダサいという意味。※そうですか?下記がイノーバですが、そんなに似てますか?
- ランクル300の契約時に誓約書を書かされた。「1年間は売却しません」という内容です。これは転売防止のためのようです。リセールバリュー日本一の車なので仕方がないのかもしれないけれど、私のように「ランクル命」で生きてきた者からするとかなり不愉快なことで、転売することばっかり考えているランクルのファンでもない人たちは本当にダサい人たちだと思います。ランクルの栄光に泥を塗る行為です。
- 「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」「世界中のどんな道でも疲れない走り」というキャッチフレーズのランクルですが、それは中東とかアフリカの話でしょう。日本で悪路を走るなんて超ダサいと思う。ランクルは子供の幼稚園の送迎とか近所のスーパーでお買い物、といった使い方をするのが似合っている。必要もないのにランクルで出かけるそういう「過剰さ」がカッコいいのですね。300メートル先のコンビニにガリガリ君を一本買いに出かける。こういうバカみたいなカーライフが尊いのですよ。※矢沢永吉さんみたいですね。「キャデラックで近所のたばこ屋さんに行く」というアレ。
- 営業さんに言われたこと。ランクルはガソリン車の方がリセールバリューは高い。でも、ガソリン車はガソリン代がかかって維持費が高い。そこでディーゼルにしようかと思ったら、ディーゼルは維持費は安いけど車両価格が高かった。ああ、もう混乱の極み。結局どっちやねんという感じになるところがダサいと思う。
- ランクルはでっかい車なので走る道路を選ぶし駐車する場所も事前に考えておく必要がある。走りそのものは安楽だけど、そういう先々のことを常に考える必要があって、これは慣れてもやはり疲れる。悪いけど、こういう点はダサいと言わせてもらいたい。
- アルファードのホイールベースは3,000mmだが最小回転半径は5.6m(GやX)。ところが2850mmのホイールベースのランクルは5.9mだ。ベンツは大きくても小回りがきくことで知られているが、それとは違うようだ。したがって、この点はダサいところかもしれない。※現行ベンツGクラスは最小回転半径6.3mでそれほど小回りがきくわけではない。セダンと勘違いしているのでは?
- ランクルは日本一の盗難率を誇る(いや誇ることはないが)車なので、日頃から神経を使わされる。家の駐車場はランクルのためにシャッター付にリフォームしたくらいだが、出先での心配はこれでは取り除けない。人の車をあの手この手で盗む悪党は本当にダサいと思う。一度盗難に遭い、車両保険を使ってランクルの新車に乗り替えたけれど、新しくなるからうれしいかと言うとそんなことはない。ピカピカの新車は愛着のある車とは微妙に違うのだ。車を盗まれると心の一部も盗まれた感じがする。新型ランクルの指紋認証はエンジンスタートボタンに組み込まれる方式だが、これも最初はいいけれど、そのうちまたイタチごっこになると専門家が予想している。CANインベーダーというやり方、またセキュリティーそのものの解析で指紋認証が効かなくなるらしい。とにかくダサい悪党を何とかして欲しい。
下記の記事も参考にしていただけると幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。