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RAV4はでかすぎで狭い道運転しにくいって本当?
※トップ画像はWikipedia様より
2019年4月10日に日本で販売が開始されたトヨタのRAV4ですが、この新型に対して様々な声があります。
中でも「でかすぎ」「狭い道の運転がしにくい」「駐車場探しが大変」といった車の大きさに対するネガティブな声が多いようです。
RAV4は同じトヨタのライズやヤリスクロスに比べると大きいですが、ライバルと目されるエクストレイル、フォレスター、CR-V、CX-5などとはほぼ同等の大きさです。
ライバルと比較
下記の表をご覧ください。ライバル車との比較です。ここでは車の取り回しの際にキモとなる部分を比較しました。
車幅 | 最小回転半径 | 全長 | |
RAV4(2019年~) | 1855mm | 5.5m | 4600mm |
エクストレイル(2013年~) | 1820mm | 5.6m | 4640mm |
フォレスター(2018年~) | 1815mm | 5.4m | 4640mm |
CR-V(2018年~) | 1860mm | 5.5m | 4610mm |
CX-5(2017年~) | 1840mm | 5.5m | 4545mm |
※いずれもベーシックグレードの数値です
いかがでしょう?
RAV4のライバルと目される車と比較すると、「取り回し」に関係する数値についてRAV4が飛びぬけて大きい車などではないことがお判りでしょう。
要するに、RAV4に関して「でかすぎ」「狭い道の運転がしにくい」「駐車場探しが大変」といった声を上げている皆さんは、間違いなくライズやヤリスクロスといった小さい車と比較して発言しているのです。
「RAV4はかっこよくて乗ってみたいけれど、ちょっと大きくて運転しずらいかもしれないし、狭い道でこすったら困るし、うちの駐車場には厳しいかもしれないし、出先で駐車するときも苦労するかもしれないし、ああどうしよう。ライズにしておこうかな。ヤリスクロスもいいしな。」
おおよそこうしたことで迷っている皆さんが、「でかすぎ」「狭い道の運転がしにくい」「駐車場探しが大変」というコメントをあっちこっちで発しているのは確実です。
もしも直接のライバルとなるCX-5やフォレスターやエクストレイルやCR-Vを検討していたら、どれも大きさに関しては似たり寄ったりなのですから、上記のようなコメントが出てくるはずがありません。
とは言え、悩むお気持ちはよくわかります
RAV4がでかすぎで狭い道の運転がしにくいのではないかという心配は、今まで比較的小さな車に乗っていた人にとって、確かに切実な悩みであることは確かです。
とりわけ、車幅が1700mm以下といういわゆる「5ナンバー枠」の車に乗っていた人は、1700mmを超える車幅の車には一種の恐怖感が伴うはずです。
私の現在のマイカーの車幅は1800mmで、一つ前の車は1695mmでした。
一気に100mm(10cm)ちょっと増えたので、それまで平気で通っていた狭い橋を避けて遠回りするようになりましたし、立体駐車場に入れる際はドアミラーを必ず畳んでから入れます。
よく、「慣れれば大した問題ではないよ」という人がいますが、でも物理的に大きくなっている事実は変えようがなく、狭い道などではこの100mmの差が脅威になります。
したがって、いままで5ナンバー枠にお乗りだった方がRAV4にあこがれつつ、「でかすぎ」「狭い道の運転がしにくい」「駐車場探しが大変」と言いたくなる気持ちには、ちゃんとした物理的根拠があります。
さて、車幅以外はどうでしょう?
RAV4もライバルたちも、全長、つまり車の長さはほぼ同じで4600mm前後ですから、この点は助かりますね。
4600mmくらいならそれほど持て余すことはないと思います。
でも、最小回転半径がまたひとつの関門になります。
RAV4もライバルたちも5.5mほどですが、今まで乗っていた車が5m前後の車であったら、この差はけっこう大きいと思います。
具体的には駐車場での切り返しや、見知らぬ土地で道を間違えて引き返す際に苦労しそうです。
でも、RAV4に魅力を感じるのなら勝負に出るのもアリでしょう
小さい車から大きい車に乗り替えると、陰に陽に様々なマイナートラブルに出くわしますが、それでもRAV4に魅力を感じるのであれば、あれこれ考えずに思い切って買ってしまうのもアリでしょう。
こういう時こそ、「慣れれば大した問題ではないよ」という言葉が大きな力になります。
実際、いったん踏み出してしまえば、まさに大した問題ではなくなります。
ご覧いただきありがとうございました。
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