新型ダイハツムーヴは2023年中にハイブリッドでスライドドア付か?
【2023年7月25日追記】
「本来であれば、『ムーヴ』のフルモデルチェンジは2023年6月に実施され、同年の7月から納車が開始される予定だった。だが、2023年4月に側面衝突試験の認証申請に関する不正行為が発覚したために、新型『ムーヴ』の正式発表も延期されている。2023年5月中旬には予約受注を開始していたのだが、これも現在では停止している」とダイハツ販売店のコメント。結局2023年末か2024年前半にずれ込むのではないでしょうか。<価格コムマガジン>
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現行の6代目ムーヴはすでに8年以上が経過しており、2023年中のフルモデルチェンジが予想されています。
いっぽうで、ムーヴは現行型で終了するという噂も流れています。
フルモデルチェンジするという予想では、新世代型のプラットフォーム「DNGA」を採用する可能性があり、これにより車両の重量軽減、高剛性化、操縦安定性向上などが期待されています。
また、新開発のシリーズ式ハイブリッドシステム「eスマートハイブリッド」の搭載や、最新の安全運転支援システムの導入も予想されています。
このページでは、いろんなメディアの予想をかき集めて新型ムーヴについて考えてみたいと思います。
シリーズハイブリッド化してスライドドアが付く?
現行型の6代目ムーヴは、2014年に発売され、今年で9年目になります。
これまでのモデルサイクルを考えると、フルモデルチェンジが近いと考えられます。
新型ムーヴについては、今年(2023年)の夏に発売されるとの情報があり、ディーラー向けの実車を使った勉強会もすでに実施されたというまことしやかな話も耳にします。
ダイハツは、ロッキーに採用したシリーズハイブリッドシステム「e-SMART HYBIRD」を軽自動車向けに改良して搭載することを目指していると報じるメディアもあります。
もしハイブリッドシステムが搭載されれば大きな注目を集めるでしょう。
ムーヴの派生車種でありながら、こちらの方が売れ筋になっているムーヴキャンバスは、2022年7月にフルモデルチェンジを実施し、ダイハツの新プラットフォームであるDNGAを採用しました。
新型ムーヴもこのDNGAを採用し、よりいっそうの軽量化と高剛性化を実現し、優れた走行性能と燃費性能を実現するかもしれません。
さらに、両側スライドドアを採用するとの情報もあります。現在の市場では、両側スライドドアの軽自動車が人気を博しており、ムーヴの派生モデルであるムーヴ キャンバスも好調です。
ですが、両側スライドアは使いやすさは向上するでしょうが、車両重量が増える要素でもあり、そうなると燃費性能にも悪影響を及ぼしますから、微妙なところかもしれません。
軽自動車のハイブリッド化について
ダイハツは、小型SUVのロッキーで1.3Lエンジンを発電に使い、モーターを駆動させるエクステンダー方式のシリーズハイブリッドを実用化しています。
これは日産のe-POWERと同じ手法で、もしも660ccユニットで実用化したら画期的です。
全国のダイハツの販売店では、ダイハツが電気自動車やハイブリッドで日産、三菱、スズキの各社に後れを取っていることが、ハイトワゴンやスーパーハイトワゴンのシェア争いで押され気味の一因になっていると感じているようです。
実際、日産と三菱には電気自動車のサクラとekクロスEVがあり、この2台の姉妹車は発売1年で合計5万台を超えています。
スズキは軽自動車にマイルドハイブリッドを導入済みで、燃費性能等で強みを発揮しています。
さらに、より一層の燃費向上を目指さなければならない要因があります。
「2030年度の新燃費基準」です。
「2030年度の新燃費基準」
経済産業省と国土交通省は、乗用車の2030年度燃費基準を25.4km/Lと設定しています。
これは2016年度実績値19.2km/L(WLTCモード)と比べると32.4%もの改善が必要な目標となっています。
これまで軽自動車は本格的なハイブリッド車の設定なしに燃費性能を向上させてきましたが、2030年度の新燃費基準をクリアするためには、さらなる技術革新が求められます。
その答えがEVであり本格的なハイブリッドです。
新型ムーヴは、ロッキーに採用されたシリーズハイブリッドシステム「e-SMART HYBIRD」を採用する噂だけでなく、一気にEVになるという話も一部にあります。
あるいは、ちょっと腰砕けになる話ですが、こうした電動車への取り組みが間に合わずに、最初は普通のガソリン車をだしてくるという気の抜けたビールのような噂もあります。※そうなら、ガックリですね。
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