【記事丸わかり】
⇒⇒【グレードによる装備の違い】トヨタ プロボックス ハイブリッドモデルを徹底比較! |
目次
プロボックスは公道最速で最強でとにかく速いの声が。商用車なのになぜ?
プロボックス:Wikipedia
トヨタの商用車プロボックスに関して、主にSNS上で「公道最速」「最強」「めっちゃ速い」といったコメントが飛び交っています。
たとえば、
「うちのクルマのほうがパワーも排気も大きいのに、プロボックスを離せなかった…」
「プロボックスにあっという間に抜かされた」
「プロボックス、速すぎて見えなかった」
「プロボックスがトヨタ最強マシン」
「悪魔の営業車」
「公道最速のクルマはプロボックスだと思っている」
といったぐあいです。
こんなコメントが飛び交うのは、たまたま速い速度で飛ばしているプロボックスに遭遇したからでしょうか?
それとも、プロボックスという車には、「速い」とか「最強」と呼ばれるそれ相応の要因があるからなのでしょうか?
このページでは、プロボックス最強伝説について深堀り調査していきます!
そもそもプロボックスとは?
トヨタの商用バン「プロボックス」の特徴を見ていきましょう。
プロボックスの人気と売れ行き
2002年に発売されて以来、プロボックスは改良を重ねながら売れ続けています。
たとえば、2019年の年間販売台数は30,000台を超え、2021年も48000台をキープしています。
商用車としては異例の販売台数です。
競合他社の商用バンの廃止
ホンダ、マツダ、三菱など多くの国産メーカーがワゴンタイプの商用バンを相次いで廃止している中、プロボックスは依然として支持されています。
プロボックスのライバル車は、日産のNV150 AD(以前のADバン&エキスパート)のみとなっています。
ハイブリッドモデルの追加
2018年の改良でプロボックスにハイブリッドモデルが追加されました。
商用車でハイブリッドを選べることがプロボックスの大きな特徴となっています。
ハイブリッドモデルはプロボックスの販売台数の約21%を占めています。
トヨタの他の車種では、ガソリン車とハイブリッド車の価格差がけっこうありますが、プロボックスのハイブリッドはわずか10万前後アップするだけです。
プロボックスの特徴
プロボックスは運転がしやすく、走行安定性が高いというイメージがありますし、実際その通りです。
また、車内でパソコンを使って仕事をしたり、食事をすることもあるため、プロボックスでは内装の設備を充実させています。
引き出して使えるテーブルなど、ユーザー満足度が高い装備が人気です。
「公道最速」「最強」「速い」と呼ばれる根拠
プロボックスのガソリン車には1.5リッターと1.3リッターの直列4気筒エンジンがラインナップされています。
特に1.5リッターエンジンは走行性能に優れています。
低中速域でのトルクが十分に確保されているため、街中での発進や低速走行にもストレスがなく、伸びやかな加速を実現しています。
また、車重は比較的軽めで(1090kg)、高性能なサスペンションも採用されています。
これらの要素が、プロボックスの「公道最速」のイメージを裏付けています。
とりわけ、車両重量は重要な要素です。
ガソリン車が1090kg、ハイブリッド車が1160kgと軽量で、これが速さにつながっています。
耐久性や強度を優先したボディ構造、高性能なサスペンション、そして重い荷物を載せても走れるように設計されていることが、「公道最速」「最強」「速い」と呼ばれる根拠でもあります。
「最強」には、速さだけでなく、使用目的を選ばないという意味も含まれています。
実際、プロボックスは、商用バンとしてだけでなく、自家用車としても活用されています。
車内で食事をとるときに重宝する引き出し式テーブルや、大きな書類を収納できるグローブボックスなど、ファミリーカーとしても営業車としても使えるアイデア装備が充実しています。
「公道最速」と呼ばれるもう1つの根拠
プロボックスが「公道最速」「最強」「速い」と呼ばれる根拠として、技術的・性能的な要因をご紹介しました。
しかし、これとはまた別の要因を指摘する声があります。とても面白くて説得力があります。
ドライバーの影響: プロボックスが速い本当の理由は、車ではなくドライバーにあります。プロボックスのドライバーは会社の従業員であることがほとんどで、ガソリン代は基本的には会社持ちです。これにより、燃費を気にせずにアクセルを踏むことが可能となります。
運転の頻度と知識: プロボックスのドライバーは運転する頻度が高いため、オービスや取締りポイントを熟知しています。これにより、安全に高速走行が可能となります。
仕事の要求: プロボックスのドライバーは「お客さんから緊急の依頼を受けて一刻も早く向かわなくてはいけない」「納品の時間に絶対に遅れないようにしないといけない」など、仕事で車を運転する場合はどうしても急ぐ理由が出てきてしまうものです。
このように、プロボックスが速い本当の理由は、ヴィッツRSと同じ動力性能を誇ることに加え、乗り手がプロボックスを速くさせているのです。
(orimalog)
まさに「目から鱗」です。
これぞ真説かもしれません。
もちろん、プロボックスがクルマとして高性能であることが前提ですが、しかし、高性能な車はプロボックス以外にもたくさんあります。
にもかかわらずプロボックスが「公道最速」と多くの人にイメージされている真の要因は、まさにorimalogさんの分析が最も勘所を突いていると私も思います。すごい!
まとめ
「プロボックスは公道最速で最強でとにかく速いの声が。商用車なのになぜ?」のテーマで解説しました。
意外な展開になりましたが、ストンッと納得できる落としどころを得られた思いです。
凄い分析をする方がいるものですね。
リスペクトです。
ご覧いただきありがとうございました。