【記事丸わかり】
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目次
車はシートで激変!「疲れる」「腰痛」はレカロシートが救済します。
レカロシート:RECARO AUTOMOTIVE
レカロシートは、レース車両や高性能スポーツカーのためのものと思っていませんか?
たしかに、そうした車両に数多く採用されていることは確かです。
でも、そうじゃないんです。
そのへんを走っているごく普通のジムニーやプロボックスやエクストレイルやマークXやワゴンRなどに、ごく普通のドライバーがレカロシートを装着しているんです。
私もその一人で、スズキ・ワゴンRの一番下のグレード(5MT)に取り付けています。
なぜ普通の車にレカロシートを取り付けるのか?
それはですね、純正シートの多くは、特に長距離を走ると腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすからです。
いえ、純正シートがダメだと言っているのではなくて、私を含めて腰痛を発生しやすい体質の人、ロングドライブで疲れやすい人がいるのです。
このページでは、純正シートをレカロシートに替えることで、いかにクルマが激変するか、レカロシートがなぜこれほど知名度が高いシートなのか、その点を体験をまじえてお届けしたいと思います。
取り替えてわかるシートの重要性
まず、正しい姿勢でシートに座ることを大前提として話を進めます。
どんなに作りのいいシートでも、背もたれを大きく傾けたり、おしりを目いっぱい前にずらして座ったりすれば、運転していて疲れたり腰痛になったりするのは当たり前です。
第一、危険です。
あくまでも正しい姿勢で座ることを前提でお話ししますが、秀逸なシートに付け替えることで車の運転は大幅に変わります。
車をカスタマイズするとしたら、何はさておき、シートの交換を検討してみるべきだと思います。
もちろん、純正でいいシートが付いている場合は、別です。
私の場合、ワゴンRの純正シートはちょっと残念なものでした。
横方向に体を支える機能が弱くて、コーナーリング中に体が傾き、ちょっとした距離を走るだけで体が疲れてしまうのでした。
ワゴンR(現行モデル)は、ボディ強度やサスペンションの特性、エンジン性能、マニュアルミッションの操作性は1級品です。
でも、シートは、ちょっと・・・。
一方で、もう1台所有のフォルクスワーゲン・ゴルフ7のシートは、レカロと何ら変わりません。
純正品で一切不満なし。超1級のシートなので、交換の必要性はまったくありません。
ワゴンRのシートは、レカロのコンフォートタイプに付け替えました。オートバックスで13万円ほど。※2022年に購入
最初、やや硬質な感じがしましたが、やがて体が馴染み、今では地元山梨から新潟でも名古屋でも千葉でもどこへでも出かけたくなるほど、それほど長距離走行に不安感がなくなりました。
座っていて、快感なんです。
レカロシートはどんなシート?
レカロシートは、ドイツのレカロ社が製造・販売する自動車用シートです。
1906年に設立されたレカロ社は、当初は航空機用シートの製造を行っていましたが、1961年に自動車用シートの製造を開始しました。
レカロシートは、優れた安全性と快適性で知られていて、世界中の自動車メーカーに純正シートとして採用されています。
レカロシートは、モータースポーツでも広く使用されています。F1やWRCなどのレースで優勝した車両にもレカロシートが搭載されています。
レカロシートは、人間工学に基づいた設計により、長時間の運転でも疲れにくくなっています。
レカロシートには、スポーツシート、コンフォートシート、バケットシートなど、様々な種類のシートが用意されています。
レカロシートはなぜ疲れないのか
レカロシートは「立つように座る」という独自の哲学に基づいて設計されています。
これは、運転中の身体の負担を軽減するための重要な要素です。
なぜなら、人間の「頭の重さ」は体重の10%ほどであると言われていて、立っている姿勢ではそれほど負担とならないものの、座った姿勢になると腰に掛かる負担は、立っているときの3〜4倍とも言われています。
レカロシートは、骨盤の前滑りを抑制するようにデザインされており、座ったときにおしりがすっぽりと埋まってしまうように感じるのはそれが理由です。
骨盤がしっかり起きた状態で座ることができれば、骨盤から伸びる背骨は、椎間板や周囲の筋肉に負担がかからない姿勢を自然と保つことができます。
レカロシートはこうした作用を及ぼすので、運転中の身体に掛かる負担を軽減し、疲れを感じにくくすると言われています。
普通の人が普通の車にレカロシートを付けている
レカロシートは、F1やWRCの車両に使われていますが、実は多くの人がごく普通の車に取り付けています。
以下、普通の人が普通の車に取り付けている事例をご紹介します。
- TOYOTAのコースターにレカロシートを取り付けたオーナーさんは、「奥さんが座ってて疲れると言ったため」、レカロシートを選択しています。
- NISSANのエクストレイルにレカロシートを取り付けたオーナーさんは、長距離走行をすると疲れるので、レカロシートを選択しています。
- SUZUKIのジムニーにレカロシートを取り付けた方は、「シートポジションを運転される方に調整して取り付ければ疲れにくいレカロとなり、感動を体感できます」とコメントしています。
- TOYOTAのプロボックスにレカロシートを取り付けた例では、「純正シートとの比較で、ヒップポイントで-18mmダウンで取り付けし、そこから身長に合わせて調整して装着していますので疲れ知らずです」とのこと。
- TOYOTAのマークX G’sのオーナーさんの事例。「純正シートは見た目が豪華でカッコ良いんだけど長時間運転してると疲れるんですよ!実は昔乗ってた車にレカロを付けてたんだけどその時はかなり快適だったからマークXにも付けようと思いました。」とコメント。横に張り出した大きめのショルダーサポートや、高いサイドサポートと少し硬めの座り心地でスポーツカーオーナーから人気が高いRECARO SR-6 GK100Sを選択したとのこと。
特別なスポーツカーでもなく、レース車両でもない、ごく普通の車にレカロシートは採用されています。
レカロシートを取り付けたからと言って、峠を攻めるだとか、ジムカーナを楽しむだとか、そういうことのために交換したのではなく、普通にカーライフを送るうえで、シートがいかに重要かを知っているから、だからレカロに取り換えている人たちです。
私もその一人です。
13万円でこんなに車の性質が変わるなんて、コスパ最高のカスタマイズです。
取り外したワゴンRの純正シートは、2階の隅っこでポツンと寂しそうにしています。かわいそうです。ごめんなさい。
まとめ
「車はシートで激変!「疲れる」「腰痛」はレカロシートが救済します。」のテーマで解説しました。
車のカスタマイズには、すでにあるものはそのままに、そこに「付け加える」タイプのカスタマイズがあります。
ルーフラックとかサブウーファーとかリアウイングなどです。
もう1つのカスタマイズは、純正品と「取り替える」タイプのカスタマイズです。
取り替えるタイプのカスタマイズで、何はさておき最優先していただきたいのが、シートであり、タイヤです。
この2つは、車の性質を内側から大きく変えます。
周囲の人の目にはほとんどわからないカスタマイズで、とても地味なのですが、運転する本人には大きく影響するカスタマイズになります。
そこで、レカロですが、レカロにもいろいろあります。
フルバケットタイプもあれば、サイドサポートなどが控えめなタイプもあり、選ぶのが大変そうです。
ですが、ちょっと大きめのカー用品店なら、数種類のレカロを展示していて、店員さんに声をかければ実際に座らせてくれます。
タイヤは車と路面が接触する重要パーツ。シートはドライバーと車が接触する面積が最も広いパーツです。
回し者だとか怪しいとか何と言われようがかまいません。私はレカロをおすすめします!
ご覧いただきありがとうございました。
参照元・引用元:(Trial)(RECARO AUTOMOTIVE)(COCKPIT)(Change Your Seat)